最近の学生の即戦力を期待されるほどの優秀さ

なんだか見飽きたような内容のニュース記事ですが見るたびになんだかなぁ…と思います。

全部が全部じゃないんでしょうけどね、こういう企業の姿勢見るとどんだけパチンコ屋通っても勝てない、とか言ってる人を思い出しちゃうわけで。

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即戦力はバカには雇われない

<雇用推計>若者ミスマッチ鮮明 「即戦力」重視、構造的に

毎日新聞 3月20日(火)13時7分配信

内閣府が19日の雇用戦略対話で示した推計は、若年雇用の厳しい実態を裏付けた。就職難の背景には、企業が新人教育の余裕を失い、「即戦力」重視になっていることや、学生の就職希望が大企業に集中し、人手不足の中堅・中小企業に人材が集まらない雇用の「ミスマッチ(食い違い)」がある。若者が満足に仕事に就けず、経験を重ねられない現場は、日本経済の新たな不安定要因となりつつある。【赤間清広】

「予定の定員に達しなくても、希望するレベルの学生がいなければ採用を打ち切る『厳選採用』がここ数年、強まっている」。明治大就職キャリア支援部の担当者はこう語る。

明治大は11年春卒の就職内定率94%と「就職に強い大学」として知られる。3年時の就職希望先調査では有名企業ばかりに関心が集まるため、成長が期待できる中堅・中小企業や、企業間取引が主力のメーカーなどにも目を向けるよう指導する。企業の協力も得て、卒業間際まで面接などの機会を提供する努力をしているが、内定までこぎつけるのは年々厳しくなっている。

新卒者の雇用環境が悪化したのは、企業に人材育成の余裕がなくなっているのに加え、海外進出が進んだ大企業が外国人採用を加速させているためだ。大手機械メーカーの担当者は「コスト競争が激しくなり、簡単な作業の外注が増えた結果、新人にふさわしい作業が減った」と指摘する。他社で経験を積んだ人材を採用する方が「安上がり」のため、「企業は新卒採用を抑制し、中途採用を増やす傾向がある」(アナリスト)。就職しても、事前の希望にそぐわず不満があったり、管理職が多忙で若手社員の面倒を見きれなくなっていることが、早期離職に拍車をかけている。

経済同友会は2月、新卒採用に関する意見書をまとめ、「大規模なミスマッチは構造的な問題で、放置するわけにはいかない」と強い危機感を示した。伊藤忠経済研究所の三輪裕範所長は「退職への抵抗がなくなり、より良い条件を求めて、求職者は人気企業に集中する。企業の二極化が深刻化している」と指摘する。

古川元久国家戦略・経済財政担当相は「若者が安定した職につけないと結婚して家庭を持つことが難しくなり、少子化も進む。蓄えを持てずに高齢期を迎えることになる」と指摘、今年6月にまとめる日本再生戦略に雇用対策を盛り込む方針だ。

しかし、従来通りの政策で効果を上げるのは難しそうだ。さらに、年金の支給開始年齢引き上げに合わせて65歳までの再雇用義務付けを進めるなど、若年層と高齢層両にらみの雇用政策を迫られていることも、対策を難しくしている。

元記事はコチラ。

何年も同じような状況続いてるから今更な気もするんですが、学卒に戦力として会社を担うことを期待しちゃうような企業って本当にそんなに多いの?

多くの勤め人が、今の仕事について学校で覚えたことより仕事を始めてから覚えたことのほうが多いと実感することは、そうじゃない場合よりはるかに多いと思うんですけどね。

っていうか、仕事のことなんて仕事始めて覚えるのが当たり前じゃないの?基礎学力とか、専門学科であればそれだけの「専門教育を受けたなりの最低限の知識の有無」ってこともあるんでしょうけど、それと即戦力ってのは全然違うベクトルだろう、と。

この記事の中では「企業が新人教育の余裕を失い」なんて言っちゃってるんですけど、それは会社運営あるいは経営の問題であって、月日が経てば人が入れ替わるのなんて自明だし、各企業に最適化された人材なんて内部で育てるより他にないでしょう。

で、その辺の責任を横に置いて新人に戦力化を求めるなんていうのはなんかのジョークか?と思うのは、まぁ私だけじゃないと思いますけど。

何しに学校に行くかとかそういうことはどうでもいいらしい

学校なんて勉強しに行くところ以外の何ものでもないんだけど、4年制の大学で3年生になったとたん(早いヤツは1年でも2年でも企業にコネつくりとかしてんのか?)に全国あちこちに就活、就活って、いやそれ自体悪かぁないんでしょうが本当にキミら勉強する気あるの?時間的に大丈夫なの?そもそも学校いってるの?って気もするし。

そうなってくると、そういう人材に即戦力化を求めること自体なにか矛盾をはらんでるんですよね。 いやほんと学生さんも大変ね、就職が心配で心配で勉強疎かになっちゃうんだから。せっかく学校行ったなら就活より勉強頑張ったほうがたぶん価値のある人間になれると思うけど。選ばなきゃ仕事なんていくらでも有るからね。焼き鳥屋とか棒振り警備員とかね。

やっぱりアレな人事担当は「いや、勉強しながらでも就活出来るし、就活自体が自律した人間としての第一歩。そもそもそういったスケジュール管理、タスク管理が出来て立派な社会じ(ry」とか言っちゃうんでしょうけどね。その前にお前がまず有能な人材スカウトできるような立派な戦力になれよ、と。

そんなわけで終身雇用が良いか悪いかしらんし、そういった制度がこれから続いていくかどうかもわからないけど、人の育たない会社はこれからどんどん増えるのだけは間違いないでしょうな。

あ、あと全然関係ないですけど「終身雇用の時代は終わった、これからは実力主義・成果主義の時代だ!」と声高に叫んで給与を上げない理由を経営不振からすげ替えつつ、不況をいいことにそれなりの能力の従業員を安く飼い殺すブラック中小なら何件か心当たりがあるので興味のある方は…いやこっそり連絡もらっても教えないですよ。

以前からこのブログでも何度も言ってるような気もしますが、本当にデビュー戦で無失点完投できるようなスーパールーキーなら少なくともそんなあやしい企業には雇用されないし、本当に能力ある奴は人に雇われずにさっさと自分で商売するので、戦力になれないスカウト(人事担当)はそう遠くない、来るべき自分の戦力外通告に備えて頑張って第2の人生について今のうちから考えておきましょうね。焼き鳥屋とか棒振り警備員とかね。

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