結局救われないという絶望感-『studygift』に思う、その後。

インターネット一般

一つ前に『studygift』に思う-金さえ集まれば何でもOKだと思うなよバカ野郎!なんて記事を書いて、まあオチはネタだったわけでアレですが、その後この件の推移を見守っていたら、なぜか知らずひどくどんよりした気分になってしまいまして。

そんなわけで昨日は更新サボっちゃいましたゴロドクです、どうも。

少し気持ちを整理したいのでちょっとだけ書いておく。ちょっとだけね。

その後の経緯など

全体の流れについてはTwitter / 検索 – #studygift – 全ツイートあたりを参照。その中から参考テキストいくつかあげるとこんなのがありまして。

「えっ?退学済みだったの?」StudyGift学費支援者からクレーム続く。 #studygift – NAVER まとめ

Study giftは詐欺にあたるかもしれない


他にも色々あるのでハッシュ追っかけてみてください。

で、流れ的には「出資募るに当たって虚偽記載があったんじゃないか」で再炎上臭い。

サービスローンチ後あれよあれよと言う間に騒ぎだけは広がる。一週間ほど経とうとしているがstudygift側から特に対策は無い。少なくとも批判派の多くを納得させるだけのものは何もない。

一方で、それでもサービスそのものやその精神(ウソか本当か知らんけど)について

もふもふさんブログ 手を伸ばせば、ほら

と、擁護派もいます。ここ数日こんな感じで混沌とした状況は変わらず。

ネット上の叩きあいなんてこの件に限らずいくらでもあるんでそれはそれとして、じゃあこの件から何か得るものがあったかなぁというと…思いつかないなぁ。

「事業の失敗例」ととらえるならばそこから教訓云々ってのはまぁ無くもないんでしょうけど。

現実的に今救うべき対象、「苦学生」(あるいはそこを目指す人)には結局何にも光は当たってないもの。

批判でも擁護でもどっちでも良いんだけど、私も含めて結局外野も真に考えるべき対象のことにはほとんど目が行ってないのね。

あるいは個人単位で具体的に何か行動を考えている人はもしかしたらいるのかもしれないけど、そういったものは見えてこない。少なくとも大きなムーブメントにはなっていない。

家入さんあたりは「目前に救える人がいるなら救いたい、何もしないより良い」といった趣旨のことは言ってるけど。たぶん本当に救うべき人には、そもそもこの件が耳に入ってすらいないんだろうな。本当に声をあげたい人は今も声をあげられないままいる。きっと。

そしてこのまま大きな動きが無ければ、あと1週間もしないうちに今回の件があったことすら忘れてくよみんな。多分。私も。

結果的に「金は集まった」という事実だけは残ってる。それが正しいとか間違いとかどうでもいい。そしてそれは誰にでも、たやすくできることではない。ごく一部の、力ある人間にだけできること。結局今までと何も変わりがない。

なんだろうね、この絶望感。知らなきゃ知らないで済んだこと。

願わくば金銭的な理由で苦学している人たちには、今後もこの話が伝わらないようにと切に願う。以上。

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