読了:ジョジョメノン 珍しく書評的なことを

地上波放送無しで1週遅れのTVアニメ版ジョジョの奇妙な冒険放送開始を心待ちにしているさんです、どうも。

JOJOmenon (集英社ムック)

先日発売されたムック本ジョジョメノン、読了しましたので感想などをほんのちょっとだけ。

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対談なんてSPURじゃなくてもできるけど…

一応タイトルが「ジョジョメノン」ってことでジョジョのムック本という体を取っていますが前半はほぼ作者である荒木飛呂彦と何人かのゲストとの対談です。

対談なんて別にほかでもいっぱいやってるじゃない…と思ったのですが一発目がいきなりクリント・イーストウッドとの対談でクリビツ。

荒木先生がマンガを描くに当たって西部劇ものの映画の影響を受けていることは有名な話ですが、「荒野の用心棒」のイーストウッドと対談するとは…で、対談中に話に登ったのはイーストウッドが承太郎のモデルになってるってこと。

荒木先生曰く、「派手なアクションやいかにもな演技がなくてもそこにいるだけで画になる」のがイーストウッドだと。たしかに承太郎も超能力(スタープラチナ)でこそ派手なドンパチやってますが本人はポケットに手を突っ込んでただ立ってる画がほとんどですもんね。

もうひとつのモデル・バビル二世の学ランとあわせて承太郎が生まれたってワケです。

対談写真の中にイーストウッドが荒木先生が送った承太郎のイラストを真似てジョジョ立ちっぽいポーズとってる写真もありましてそれも見ものです。

アトリエにアレが…

荒木先生のアトリエ紹介もありまして、画の資料やら作業中に聞くCDやらが書棚においてあります。意外なことに飛行機のプラモデルなんかもおいてあったり。これも画の資料にするんでしょうか。

あと本文中では言及されてないのですが写真の片隅にドラゴンボールのコミックスがずらっと並んでたりします。自分以外の人が書いたマンガが常備してあるなんて意外と言えば意外。鳥山明のファンなんでしょうか。

ファッション誌ならではの…

後半ではジョジョをテーマにした句会の特集があったりジョジョをあまり深く知らない人のための解説ページがあったりなんですが、もう一つおもしろい特集がありまして。

道を歩いてたら犬を連れた一人の少女が声をかけてきて…というで出しでその女のこのポートレイトと着ているものの紹介をするというページ。

モデルになっているのは第4部に登場した幽霊の杉本鈴美ちゃんとアーノルドですね。特集最後にはもちろん、誘われた少女の家から通りを抜けて帰るときは「決して後ろを振り返ってはならない」というお約束のアレも入ってます。

第1部第2部あたりをみたらわかりますが荒木先生はモード的な意匠もマンガの中に取り入れてたりします。amazonのレビュー見ると「女の子のファッション写真なんてジョジョのファンは興味ないよ!」なんて言ってる方もいらっしゃるようですが、ジョジョという作品とのつながりを考えると全然そんなことないと私は思います。

というかひとつの方向性としてジョジョをモチーフにしたファッション専門のムック本だってあり得るんじゃないかなとさえ思います。ファッション誌ならではの良いアイデアだと思います。

逆にファンにとって今更作品の内容解説も必要ないと思いますので普段やれないこういったものの方が面白いんじゃないでしょうか。

その他色々とまとめ

というわけで本編のほかに以前SPUR誌で荒木飛呂彦特集やってたときの「岸部露伴 グッチへ行く」の再録もあります。もちろんフルカラーです。

あと巻末のオマケにジョジョ展用書下ろしイラストや擬音ッ!のステッカーなんか付いてたりしますがこれは保存用と貼っちゃう用の2冊を買えっていうファン向けの作戦でしょうかwま1冊1,200円なのでそれもアリかなとは思いますけれども。

若干難を言えば表紙がペラペラ過ぎて読んでるうちにすぐクタクタになっちゃいそうなのがちょっと。まぁ値段が値段なのでしょうがないですけどね。

そんな感じでなかなか興味深く読ませてもらいました。全体としてはジョジョの、というより荒木飛呂彦という人に焦点を当てた内容になってます。対談ページのボリュームが結構大きく面白いので、ファンならば一度手に取ってみてはいかがでしょう。




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