ガンプラを模型映えするように撮影してみようと色々考えた結果

プラモデル

私が好きでちょいちょい見てるサイトに

模型・プラモデル投稿コミュニティ【MG-モデラーズギャラリー】ガンプラ|AFV|ジオラマ| –

というサイトがありまして、いわゆる模型の投稿サイトなんですが、頑張って作ってるっぽいのに写真で損してるなあという作品が時々ありまして。

モビルスーツをモビルスーツらしく

私もえらそーなこと言えたもんじゃないですけども、白とび黒つぶれピンボケの写真はつらいっすなあぁ。(以下模型の写真はクリックで拡大します)

これ同じISO感度100、絞りF4.5でシャッター速度変えて撮った3枚。蛍光灯光源のみ。シャッター解放時間が上から順に0.5秒/1秒/2秒です。真ん中のが多少ましな気もしますけどもどれも微妙な感じ…

明るきゃ影落ちちゃうし暗きゃでティールつぶれるし。スタンドライト見たいのとレフ版駆使すればきれいに撮れるんでしょうけどちょっと面倒よねぇ。

そんでいろいろ条件替えて撮影してみたら、ガンダムに限ってはこんなのもアリかな、と。照明環境光だけでかつそれもできるだけ光量を下げる。つまり

こんな感じの暗がりで撮影してみたらどうだろうと。あ、暗くてよくわかりませんね。

黒ペーパー背景にしてカメラは三脚で固定。直接照明はなしで環境光も最小限になるようにカーテンなどで養生します。

この環境光の加減にもよるんですけども、例えば先ほどと同じISO感度100、絞りF4.5でシャッターを13秒解放すると

はい、いかがなもんでしょうか。胸の暗色の部分が若干背景に溶けてしまってますが、モビルスーツ的にはそこそこの撮れ方なんじゃないでしょうか。かつデティールもそんなにつぶれずに。

以下同様の条件で撮影してみました。色んなアングルですが黒ペーパーに直接おいて向きを変えてるだけです。アクションベースなどは使っておりません。

全体に暗めに写っちゃってますが、この辺はちょっと解放時間延ばすともう少し明るく撮れますね。

参考までに写真撮影の基本要素3つなんですが

  • 絞り:レンズに入ってくる光量をどんだけにするか、というもの。絞り値(F値)が小さい=光の入り口が大きい=絞ってない=入ってくる光量が多い、絞り値が大きい=光の入り口が小さい=入ってくる光量が少ない、となります。また、絞り値が小さい(単位時間に入ってくる光量が多い)ほどピントの合う奥行きは狭く、絞り値が大きいと画面の手前から奥まで幅広くピントが合う、ということになります。
  • シャッタースピード:その名の通りレンズを解放してる時間。シャッターが開いて一瞬で閉じれば(=シャッタースピードが早ければ)それだけ入ってくる光量は少ない。逆にシャッターを開きっぱなしにすればどんどん光が入ってきて明るい画像になるわけですね。
  • ISO感度:同じ光量に対してどれ拾いやすいか、という値。値が大きいほど少ない光量でも画像に写りやすいです。ので、暗がりでの撮影は感度が高いほど被写体の像も写りやすいのですが、ノイズも拾いやすいのです。

こういうことを覚えておくと色々と役に立つかもしれません。まー今回の撮影方法などは邪道と言われそうな感じで

ガンプラ 撮影方法 about-GP

極まっとうな撮影方法についてはこういったところを読んでいただければいいのかと思いますが、自分で条件替えて工夫して撮影するのも案外面白いもんです。ちなみにカメラも今回はデジイチ使ってますがコンデジでも十分使えるんじゃないでしょうか、プログラム済みのモードだけじゃなくて手動で条件帰れさえすれば。

ちなみに今回使ったモデルは

塗装をしないRGガンダムmk-Ⅱ、でもこんだけかっこ良くなるんだぜ | 56docブログ

RGはやはり良ひ出来。ガンダムmk-Ⅱ買っちゃおうぜ | 56docブログ

ね、素組無塗装でもそれなりに見えちゃうもんでしょ?

というわけで今回の結論ですが、「照明落としてカメラがっちり固定してシャッター解放時間長くすればコントラストきつすぎないかつデティールもつぶれないそれなりの写真が撮れますよ」という至極当たり前のことなんですが、でもこういうのって実際に手を動かさないとわかんないのよね。

んじゃまた。

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