時給1,500円でみんな仲良く心中だ

何Advent Calendarの何日目でもない普通の記事を書きます。ごろどくですどうも。

東京では先週最低賃金時給1,500円を要求するデモですって。面白いですね。

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なぜ時給が上がるのか考えてみるべき

最低賃金 | 「全国一律1500円に」バイト生活綱渡り – 毎日新聞

「父は寝たきりで祖母も高齢。高校時代、家族で唯一働ける僕のバイト代は時給850円だった」。非正規雇用が労働者の4割を占める中、そうした人々の生活に直結する最低賃金を現在の平均798円から全国一律で1500円に引き上げるよう求めるデモが13日、東京・新宿であった。

えーとですね、これは時給の問題じゃなくて社会保障整備の問題であるという指摘がありまして

最低賃金1500円を要求する人たちが勘違いしていること。~アメリカが時給15ドルを実現出来る理由~(中嶋よしふみ) – 個人 – Yahoo!ニュース

これはまったくその通りでして、また根本的に「賃金は労働の対価である」という大原則を捻じ曲げて時給を上げたところで労働する側には何の得もないんですよ?

考えてもごらんなさい。雇用にかかる経費の総原資が変わらない場合、生産性の低い人間に高い賃金を渡すためには、生産性の高い人間に低い賃金で我慢させるって事ですよ?これ、短期的に目先の収入が増えても、自分の生産性が向上しても一切増収しないってことですよ?一生その論理を曲げずに納得して生きていけますか、あなた?

これどこかで見たことありますね。はい、共産主義の理想形です。みんなが働いてみんなで等しく再分配を受けるという。ご存知の通りソビエト連邦は倒産しました。中華なんとかも早くに改革開放路線に舵を切りました。対価を得られない労働に人は力を発揮しないということははるか昔に証明されているはず。

時給1,500円欲しけりゃそれなりの働きをすればいい。それだけのことです。単純作業や技術を問わない肉体労働は誰でも出来るのです。誰でもできることに高い賃金など望んではいけないのです。

ちなみにいくら安い安い時っても東京の最低賃金907円だかんね。改正前でさえ888円だかんね。

東京都最低賃金を907円に引上げ | 東京労働局

これ改正前の水準でも月20日の日4時間で7万以上稼げるからね。その程度の緩い労働で7万稼げるんだよ?もっと言えば学部生にもなれば単純労働などしなくとも家教バイトなど単価の高い仕事は選べ得るようになるじゃない。北海道のどことは言わないけど某世界遺産近くのクソド田舎でも20年以上前で時給1,500円とか2,000円とかだ。兄弟まとめて面倒見たらもっと時間単価を上げられた。時代背景的にはバブル崩壊直後で景気がどん底まで冷え込んでいた時だ。

つまりこの学生が稼げていないとすれば、「それなりに稼ぐ機会を探す」努力すらしない、ということにほかならないのです。

父の介護や祖母の生活で支援制度や年金の拡充の必要性については間違いなく改善の余地はあると思うけど、それは冒頭で述べた通り社会保障制度の問題であって労働問題とは全く別の話なのです。使用者と被用者は少なくとも法律上は対等な関係であって、賃上げを求めるならば世間に訴える前に使用者に訴えるべきなのです。本当に賃金に見合わない価値のある労働を提供していれば、の話だけど。

時給1,500円を皆が得られる世界と言うのは企業が儲けられない世界、儲けようとしたら商品単価に反映せざるを得なく、それはつまり通貨価値が下がった世界でしかないわけであって誰も幸せにならないのです。最低賃金上昇を求めるデモンストレーションは、使用・被用の関係から意味がないどころが害でしかないのです。

まとめ

確かにブラック企業と呼ばれるものは存在します。私自身も具体例を知っていて、決して短くない期間そこに身を置いたこともあります。しかし結局自分の実を守るのは自分でしかありません。

労働者は資本家に「雇ってもらっている」わけではありません。労働の提供が労使双方に利をもたらすかぎりにおいては協力は惜しみませんが、そうでなければ労働力の提供をバッサリ斬る必要があります。っていうか皆がそうしないとブラック企業と言うものはなくなりません。

ですのでまっとうな労働者たるもの労働生産性の向上のため自己研鑽に励みつつ(高い意識は要らねぇよ!)、いつでも企業を斬るだけの刀を磨いておくのもお忘れなきよう。せめて労働三法ざっと目を通す程度のことくらいはしておきましょう(それだけでも結構喧嘩できるもんですョ)。

ちなみにこのデモの動員手当ては当然時給換算で1,500円以上なんですよね?ね?みたいなことを動員側にも聞いてみたいので共s…おっと誰か来たようだ。

んじゃまた。

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