「ブランドSEO」、始まらずして終わる

「コンテンツ イズ キング」の終焉。コンテンツSEOの次は「ブランドSEO」が来る

昨今は「コンテンツSEO」なる手法があるそうです。つまり「リンクが集まるような良いコンテンツを投入する」ということらしいです。

もっともらしく聞こえますが、よく考えれば、当たり前の話です。裏を返せば、以前は、質の悪コンテンツでも、リンクを捏造したりすれば上位表示ができたということです。恐ろしい話です。

良いコンテンツを投入し続ければ、効果的なSEOになるのでしょうか? 誰が「良いコンテンツ」を決めるのでしょうか?

人々に愛され、信用される「ブランド」がないコンテンツは、いくら投入してもドブに捨てるようなものです。

「Webを経由して何らかの方法で儲ける」という文脈では間違っていないのかもしれない。ここで言う「儲ける」とは金銭的収益もさることながら自己実現とかそういうことも含めて。

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実業家は虚業家の庭を羨んではならない

大筋で間違ってと思われるだけに「ブランドSEO」などというバズワードを発明してしまった瞬間にそれ自身自己目的化され、未だ死なないSEO界隈でもてはやされ、教祖界隈で利用され、炎上界隈では居直りさえされ、ひたすら「これからはブランドSEO!」みたいな中身のないうんこコンテンツが量産されるであろう未来が容易に想像できてしまってなんだかなーと思ってしまいます。うんこンテンツ。

なにより長いことWebメディアに携わっている方が書いているだけに、残念でならない。こういうこと書けば書くほど良いコンテンツを産み出す人間が減ってしまうのでは?と考えるのは杞憂でしょうか。良い子ンテンツ。

だいたい世間でSEO言われてるの、ほとんどGOじゃん?Google Optimization。三昔くらい前にオーサーランクでWebメディアのブランディング大事とか言われてて、ソーシャルでの拡散も結局そこに紐付けて、二昔くらい前にオーサーシップ廃止になって右往左往して、一昔前にコンテンツ大事みたいなこと(今更)言われて、いやいや、お前今まで何書いてきたんだよ?みたいな。

そんでここへ来てまたブランディング回帰言われてもなもにょり感ハンパないじゃないですか。縮小再生産もうお腹いっぱいじゃないですか。ブランドなど結果でしかないんですよ。「コンテンツ論」自身をコンテンテンツにし、ここを何周もするのはコスト少なくて楽なんでしょうけど。影響されてる方もこんなことに振り回されながらコンテンツ作るの、楽しいですか?

デザインがパッとしなくても有名じゃなくても多少語り口が乱雑でも、圧倒的な熱量を感じる良い子ンテンツに昔はしばしば出会えた。今ではほとんど見かけなくなった。私のアンテナの感度が落ちていることもあろうが、GO礼賛の風潮が結局良い子ンテンツの親を退場させるか、もしくはうんこンテンツの深い深い地層の下に埋没させる結果になったという側面は否定できないと思うのです。これは前の記事でも書いた通りです。良い子ンテンツを作ることと、良い子ンテンツを真似たうんこンテンツを作ることは全然違うのです。実業家が虚業家を目指す流れを作るべきではないのです。

ということでブランドSEOはここで終了です。終了しました。私が終了させました。終了なんだってば。

誤解のないように言っておきますが、件の記事の筆者に何ら悪意を抱いているわけではありません。ただこういったことが結果的に自分たちのフィールドをどんどん狭めていって、なんら進歩の無いつまらないものになってしまうかもしれない可能性について存じおいていただきたいのです。

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