宇宙一わかりやすくイクラ丼の作り方を解説しますょ

レシピ

アキアジの生筋子って北海道以外の地域でもスーパーに並んだりするんですかね?ともあれこの時期北海道に住んでてわざわざ飯屋でイクラ丼喰うのってなんか抵抗あるじゃないですか。そんな時はもう自分で作っちゃうのが一番なんですよやっぱり。

イクラ丼言いながら海鮮親子丼になってしまったけども

イクラ丼イクラ丼言うて喰ってる、ご飯の上に載ってるあれ、イクラの醤油漬けなんですね。なんだあたりまえじゃないか、とおっしゃる方もいるかもしれませんが塩筋子にして食べる人も決して少なくないですからねぇ。

材料の生筋子はこの時期だと400円/100gで買えます。漁最盛期だと300円ちょいくらいまでは下がるような気がします。アキアジメス一匹分の卵(一腹)で600g前後2,000~3,000円くらいですかね?小さめの半腹が1,000円以下で売ってたりもするのでそういうのが食べきるのにはお手頃だと思います。

今回買ったのは200gほどのもの800円で。少ないっつっても200gちょいあったら、飯屋で出てくるような並盛イクラ丼3~4杯分くらいの量にはなりますのでそれはもうコスパ比べるとかいうレベルのもんじゃありません。

ちなみにそれ300円/100g下回るやつは鮮度落ちや成熟しすぎの卵だったりするかもしれないので買うときにはよく観察してみましょう。

筋子の鮮度の見分け方は簡単で白っぽい(というか明るい)赤の方が鮮度良くて、活きが下がるとだんだん茶色くっぽくなります。あと、大粒のものの方が立派そうに見えますが、大粒は成熟進み過ぎて固いので食感はあまりよくありません。

醤油漬けなので醤油にドボン、と行きたいとこですが、筋子って袋に入ってるからそこからほぐしてやらんとならんのです。何事も段取りが肝心。

そんなわけで下処理なんですが

大きいボウルに塩大さじ4~5くらい入れ、40~50℃弱くらいのお湯1Lほどを作ります。お風呂かそれよりちょい熱いくらいの感じで手を入れて確認すればすぐわかりますな。で、おもむろに筋子を湯につけます。これくらいの温度なら卵には火が通らないので安心。

しばらく湯に泳がせると薄皮が白くなって縮みます…写真でもわかりますかね?そうなったら卵と薄皮の間に指を入れてちょっとづずこそいでいきます。

皮が取れるとこんな感じです、若干グロ写真で申し訳ない。でもこういう行程丁寧にやるから美味い物が食えるんですよ!一旦湯をきり、再度同じくらいの塩分の湯を作って残った皮やかすを取り除くよう洗っていくと

輝く紅い宝石のようなイクラに。ここまでできたらあとは漬け汁につければオーケー。

漬け汁は醤油6酒2みりん2の割合のがスタンダードなんじゃないでしょうか(みりんの甘味嫌って醤油だけで漬ける人もいるけど)。酒はよく煮きってアルコールとばして、とかいうけどこれくらいの割合ならそのままでも大丈夫。200gのイクラなら200ccくらい用意すればいいです。夜漬けて一晩冷蔵庫で寝かせたら翌朝くらいには食べられるようになってます。

これはオマケなんですが親の方です。アキアジの生切り身。100g100円くらいです。鮭って身が赤っぽいですけどれっきとした白身魚です。食べてる餌の色素で身が赤くなるんですって。

なので寄生虫いる可能性があるので生をそのまま刺身とかでは食べられません。刺身で食べたい時はいったん冷凍して食べるいわゆる「ルイベ」というやつにします。今日は焼いちゃいますけどね。

イクラと一緒に食べるの前提なので、塩を、ごく薄くだけパラリと。

焼き立ては皮からの身離れもいいしほぐしも簡単。

で、出来上がったほぐし鮭とイクラちゃん。

ご飯は地元のお米、ななつぼし。特別高級品というわけですよ。

というわけでめでたく完成した海鮮親子丼、たぶん原価で言うと一杯300円もしないと思います。それくらいでもものっすごい美味しいのが食べれちゃうのです。

っていうか今さらながら、こういうの食べたくなったらスーパー行けばすぐ準備できるのって結構贅沢なんですかね?「試される大地」もこういうところだけは「どーんとかかってこいや!」と言えますね。北海道さんえらい、ちょっとだけ見直したぞ。

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