スマートフォンが一般的になって使ってる人には当たり前な液晶タッチパネルの操作方法、しかし触れたことのない人とってはなんのことやら…はじめて触る人のためにiPhone操作の基本のまとめです。
私の手持ちの機種がiPhone4S、iOS5ですのでそれを元に説明します。
液晶タッチスクリーン独特の操作
独特、といっても今までPCに触れてきた人にとってはそんなに違和感なくなじめるところもあると思います。用語は独特ですが実際に操作してみればすぐに理解できることでしょう。勘のいい人なら説明無しでも使えるかもしれませんね。そんなわけで基本操作をリストアップします。
タップ
画面を軽く1度だけ触ってすぐはなす操作です。ホーム画面からアプリの起動をするときはアイコンをタップします。アプリのインターフェースのボタンなどを操作する、ブラウザでリンクを移動するのも通常はこれ。PCでいうクリックです。基本中の基本ですね。
ロングタップ
画面に一定時間触れ続ける操作です。ホーム画面でアイコンをロングタップするとアイコンの左上にバッテンマークが表示されて、そのマークをタップするとアプリの削除などができます。
ブラウザ閲覧中や文字入力中に画面上でロングタップすると「コピー」「カット」などのコンテキストメニューが表示されます。PCでいう右クリックに近い感じです。
またテキスト入力中にロングタップし続けはなさないでいるとルーペが表示されて文字が拡大されて見え、カーソルの移動などがしやすくなります。
ダブルタップ
タップをすばやくチョチョンと2回繰り返す操作です。使用頻度はそんなに多くないですが、グーグルマップなどで地図上をダブルタップするとそこを中心に地図が拡大されたりします。
ドラッグ/ドロップ
アイコンをタップしたら指をはなさずに上下左右にずらす操作です。上で説明したホーム画面のアイコン上でロングタップしてバッテンマーク出した後に、任意のアイコンをドラッグして別のアイコンの上ではなす(ドロップ)と新しいフォルダが生成されてアイコンがグループ化されます。アプリが増えてきたらこうして整理すると使いやすくなりますね。PCのドラッグ&ドロップとほぼ同じと思えばいいでしょう。
スワイプ
動作としてはドラッグと同じで画面をタップしたら指をはなさずに上下左右にスライドする操作。iPhoneをスリープ状態から目覚めさせるとロックがかかってますが、このロックのスライダーを動かす操作がスワイプです。またブラウザ閲覧中などで画面をスクロールさせるときにも使います。
フリック
これも画面をタッチしたまま指を上下左右にスライドさせる動作ですがスワイプに比べるとズルズルとずらすというより指で弾く感じ、といえば伝わりやすいでしょうか。画面のスクロールなどにも使いますし、写真などの閲覧画面でページを移動するときなんかにも使ったりします。
また日本語入力時にテンキー入力にしておくとフリックで文字入力ができます。50音の各行がテンキーに割り当てられており、単なるタップなら「あ」の段、左・上・右・下がそれぞれ「い」「う」「え」「お」の段の入力となります(例:「し」を入力するには「さ」のキーを触って左へフリック、など)。
ピンチ
2本の指で画面に触れ、そのまま指の間隔を広げたり縮めたりする操作です。間隔を広げることを「ピンチアウト」、縮めることを「ピンチイン」といいます。
ブラウザや写真などの表示中にピンチアウトすると画面に表示されてるものが拡大(表示される範囲は狭くなる)され、ピンチインすると縮小(表示される範囲が広くなる)されます。
PCにはない、液晶のマルチタッチ機能を利用した独特の操作ですね。感覚的にはコントロールキーを押しながらマウスのスクロールホイール回す感じに近いと思います。
感覚的に使えるのがアップル製品
簡単にまとめてみました。こうして説明するとちょっと小難しく感じるかもしれませんが実際に触ってみるとあまり悩まずに使えるんじゃないかと思います。
恥ずかしながらアップル製品を自分で買って使うのは初めてなんですが、Macから連綿と続くアップル製品の設計思想「専門知識を持たなくても誰でも気軽につかえる」という考えかたはiPhoneにも受け継がれているんじゃないでしょうか。
こうして説明はして見ましたが、独特のストレスのない操作感は言葉で表現するのはなかなか難しいです。百聞は一見にしかず、なので「興味はあるけど新しいこと覚えるのが億劫だなぁ…」と思ってる方はアップルストアや家電屋さんの店頭、あるいは知人にユーザーがいればちょっと借りてみて実際に操作してみることをお勧めします。
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