こないだ「宇宙一わかりやすくレアチーズケーキの作り方を解説しますょ」って記事書いたらなんだかそれなりに読んでくれたり、それ見て実際に作ってくれた人がいたりで、それなりに需要があるみたいなので今回はアイスボックスクッキーの作り方なんかを書いてみようかなと思います。
ってか、この程度の内容ならクックパッドいっても同じような内容のことは書いてるんですが(しかもバリエーション豊富)、やっぱり「俺スウィーツなんか作ったことねーよ」って人にとっては端折った説明じゃなかなか伝わんないんですよね…そんなわけで出来るだけ工程ごとの中途写真入れて初めての方向けに書いてみたいと思います。
材料とか準備とか
それではさっそく準備…のまえにアイスボックスクッキーとはなんぞや、という話なんですが。
出来上がるのはいたって普通のクッキーです、名前関係ありませんw作る途中で冷蔵庫で生地を寝かす工程があるのでこう呼ばれるんですって。調べて私もひとつ勉強になりました。
ではまず材料から。必要なものはコチラ。
- 薄力粉【A】:160g
- 薄力粉【B】:120g
- ココアパウダー:大さじ3
- バター:160g
- 砂糖:100g
- 卵:1個
- バニラエッセンス:少々
今回のはただのバニラ生地とココア生地を作り分けてマーブル状にしようと思ったので小麦粉を分けました。単色で作るときは合計の分量でいいです。
今回必要な道具類は以下の通り。
- 粉篩(ふるい)
- 泡立て器
- ゴムベラ
- 計量さじ
- 大ボール2、小ボール1
あまり特殊なものはないですが、粉篩は使わない人は使わないでしょうからこれを機に1つご購入を。
ではさっそく作業開始です。
製作工程
まずは粉をふるいます。
薄力粉【A】を粉篩でふるって小ボールに入れておきます。それとは別の大ボールに薄力粉【B】とココアパウダーを混ぜたものを一緒にふるっておきます。上の写真は薄力粉【B】とココアパウダーをふるっている様子です。
続いて生地のつなぎになるペーストを作っていきます。
バターを室温に戻しておいて泡だて器で軟らかくなるまで広げ潰していきます。
室温に戻さず冷蔵庫から出したてのを使う場合には電子レンジでちょっとチンしてもいいです。目安としては600Wで20秒~30秒ほど。やりすぎて液体の油になっちゃわないように注意しましょう。
で、軟らかく伸ばしたバターに砂糖全量を入れて混ぜます。
砂糖が混ざると最初は写真左のようにまとまってしまいますが、軽く叩いて落とし、練るのを続けると右の写真のよう軟らかいクリーム状にになります。
続いて溶いた卵とバニラエッセンスを加えます。バニラエッセンスの量は好み次第なんですが、最初は3滴くらいにしておくと無難でしょう。
これらを加えて混ぜていくと再び粘土のあるまとまったペースト状になってきます。
出来上がったペーストの半分をココアパウダー入りの薄力粉のボールに移しゴムベラでよく混ぜます。
混ぜはじめは左写真のようにかなり粉っぽいですが、ヘラのハラで押しつぶして返すのを繰り返すと右写真のようにきちんとペースト状の生地になるので、根気よく混ぜましょう
つづいて、先ほどのバターペーストの残りが入っているボールに薄力粉【A】を投入します。
薄力粉のボールにバターペーストを入れても同じなんですが、この方が油汚れのボールが少なくて済むので洗い物のときに少し楽できます。
そして上と同じように均一になるまで練り混ぜます。
2種類の生地が出来上がったら、どちらか一方のボールに生地を集めます。
ゴムベラでざっくりと切るようにマーブル上になるように混ぜます。やりすぎるとせっかくのマーブルがただの薄茶色になってしまうのでやりすぎ注意です。
これでクッキー生地の出来上がりです。
出来上がった生地を2等分し、それぞれ直径3cmほどの棒状に伸ばします。長さは大体30~40cmくらいになると思います。
なので、軽く手で太い棒状に伸ばした後、50cmほどに切ったサランラップの上に乗せ、ラップ全面に小麦粉で軽く打ち粉をし、両手でコロコロ伸ばすと比較的やりやすいかと思います。
半量ずつなのでこの生地の棒が2本出来上がります。ちなみに今回は1本はそのまま、1本には伸ばす前にレーズンをきざんで混ぜて見ました。チョコが好きな人はチョコチップを混ぜてアレンジしてもいいでしょう。
で、これが出来たら冷蔵庫で1時間ほど寝かせて起きます。
1時間ほど寝かすとどうでしょう、先ほどまでかなり軟らかかった生地がけっこう固くなってると思います。
固く扱いやすくなったのでこれを包丁で7~9mm厚くらいに輪切りにしていきます。適切に出来ていればけっこうサクサク切れます。
生地の棒1本で約50枚、全量で約100枚分のクッキーが出来ます。
切った生地をオーブンレンジの角皿に並べていきます。1皿に50枚くらいは乗ると思うので、2段焼なら1度で全て焼くことが出来ますね。
角皿に油を塗って生地を並べてもいいのですが、写真のようにクッキングシートを敷いておくと、油を塗らなくてもいいしあとで角皿から降ろすときに楽になります。
今回の材料にはベーキングパウダー(膨らし粉)は一切入っていません。なので焼いても大きく広がりません。生地と生地がくっつかないくらいの間隔で並べて大丈夫です。
そして焼きます。クッキーを焼くオートメニューがあるならそれを使ってもいいです。なければ170℃くらいに余熱し、20~25分ほど焼きます。
後は焼きあがるのを待つだけなのですが、焼加減はレンジの特性にもよるので、初めての方は焦げてしまわないか時々レンジの中を確認しましょう。
無事に焼きあるとこんな感じです。
焼けたばかりのクッキーはまだ軟らかいです。初めての方は火傷しないように注意しながら触ってみるといいでしょう。
角皿からクッキーをおろしてしばらく冷まします。冷えて固くなったら完成です!
まとめなど
100枚分のクッキーというとかなりの量です。忙しい皆さんはお腹空いたときの緊急食代わりに作り置きしておいてもいいかもしれませんね。あるいは焼きたてにこだわるなら棒状に伸ばした生地を冷凍で保存しておくのもアリです。包丁で切れるくらいのかたさに冷蔵庫で戻せば焼き立てを楽しめます。
途中にも書きましたが、これができれば色々アレンジも出来ます。チョコチップやドライフルーツ混ぜたり、アラザン(仁丹みたいな銀色の甘いツブのヤツ)まぶしてみたり。ココアパウダーの代わりに抹茶混ぜてみるのもいいかもしれません。元が簡単なので自分流のアレンジを色々開発して楽しんでくださいね。
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