前回のランナーレビューに引き続き今回は組立レビューです。
効率よく組み立てる方法など
レビューの前にちょっと補足…というかTipsを。
これ前にもどっかで書いたことあると思うんですけど、HGUC程度の部品点数と形状なら一括で全部ランナーからパーツ切り出してゲート処理してしまうと大変作業効率が上がります。REVIVEガンダムだけではないので覚えておくといいと思います。
作業は基本通り二度切りです。パーツ側にランナーを長めに残してカットします。これでパーツ本体の白化が防げます。スチロール樹脂は力が集中したところがどうしても白化してしまうので、ニッパー切断位置ををパーツ本体から外すということです。
そのうえで再度余しておいたランナーをカットします。根っこでズバッとカットしてもたいてい大丈夫ですが、念のためここでもほんのちょっと残しておいてデザインナイフで最後まで切り取ると安心です。
パーツを平面に置いたときにランナーが置いた面に出てるところは、こうして二度切りの二度目を省略して直接ナイフでカットしてもOK。
こういう平面に置けない位置にランナーが出てるものは先ほどのように
ニッパー→ニッパー→ナイフで処理していきます。
こんな感じで全部ランナーから外す→全部二度目のカット、とすると一気に組立完了が見えてきます。ちなみにこのキットだとのんびりカットしてても90分前後でここまでの作業が完了しました。
時間効率もさることながら、ゲート処理前に仮組立しちゃうと後の処理の時に萎えちゃいますので、モチベーション維持のためにも意義深いと思います。この後はペーパー当てだけすれば良いわけですし、組んで完全に見えなくなるところ、かつ可動に干渉しないところがわかればペーパー省略しちゃってもいいですからね。
バンダイのインストは相当丁寧に書いてあるので全部パーツ外しても識別つかないことはないと思います。どうしても心配な人は紛らわしそうなパーツの裏にサインペンでパーツNo転記しておくといいでしょう。
というわけで以下やっとレビュー本編です。前置き長くてすみません。
胸・胴
肩間接はポリキャップ(以下PC)が軸付きで引出可能です。ダクトフィンは胸パーツの裏側から差し込みなので胸の前後を接着して後ハメにするのはちょっと厄介です。基部とダクトフィン部を切り離してフィンだけ正面から差し込むのが一番悩まなくていいと思います。
赤の胴上部はフックでひっかかるタイプなのでひっかかりの高さ調整することで容易に後ハメにできると思います。
ダクトフィンは例によってただの三角のギザギザなのでシャープ化するよいと思います。
首回りの襟(黄色いところ)は胸を組んだ後に上からかぶせるので特に問題なし。赤い胴下部もPC接続ですのでこれもいいでしょう。襟は先端エッヂ出すだけで印象が大きく変わると思います。デザインナイフでカンナ掛けするだけなのでこれはやっておきたいところです。
ちょっとしたことなんですが、コックピットブロックの上部に設定上開閉可動するであろう部分の分割モールド線が初めから入ってます。旧HGUCガンダムにはなかったところです。こういう定番で行うであろうスジボリが反映されててちょっとうれしいです。
肩・腕部
肩アーマーが前後2分割ですが段差部で接合になっているので接着ラインの処理しなくていいです。
肘関節の形状。しっかり二重関節になってます。ちなみに旋回部分にはPC入ってません。若干へたれて甘くなるのが心配な気がしないでもないですが、ややきつめのはめあいなので普通に飾っておく分には問題ない範囲かと思います。モノが小さいので変にPC化してこじらせるよりはそのままのほうがいいと思います。
肩関節から下腕間接辺りまで。肩アーマーの内部はご覧のようにPC丸出しじゃないのでご心配なく。肩と上腕の軸でももちろん旋回できますので可動範囲は相当広くとれるはずです。
下腕の外装は左右の二分割で、これも肩アーマー同様段差部で接合となってますので組立後は目立たないように配慮されています。
前回のランナーレビューでもちらっと書きましたが下腕とシールドの接続部。蓋パーツはありませんので気に入らない人は自作となります。この辺は旧HGUCガンダムでも同様だったかと思います。PCと同径のプラ棒(ランナーでも十分)に板貼って成形するだけの簡単なお仕事です。
周辺にいくらかパネルラインが掘られており、以前のものより違和感は軽減されていますますから、スジボリを若干増やしてあえて蓋を付けないのもアリだと思います。ただくどすぎず、あまりに嘘くさくない、そしてきれいなラインを配置するのにもそれなりにセンスが要りますよね…私などは蓋作るよりはこっちのほうがずっと難しいと思うんですけどどうでしょう?
脚部・足
足はスリッパとその上の部分、アンクルアーマーが別パーツ。アンクルアーマーの分割ラインは肩や下腕同様段差処理です。
アンクルアーマーはPCなしの一軸可動。まついてればいい程度なのでこのままで特に問題ないでしょう。脚との接続PCはボールタイプでポージングをしても安定して設置面稼げますね。
膝下は左右に分割です。膝アーマーを後で被せる形になりますから正面の分割線は見えなくなります。
膝関節は肘同様二重関節に。PCレスなのも同じです。このグレーのパーツ(ランナーのC枠)、普通のスチロール樹脂より柔い気がするんですけど気のせいですかね?
というわけで膝の可動は十分(素組レビューで書きたいと思いますが写真はまだ曲げきってません、まだ曲がります)。あとさっき肘のとこで書き忘れましたけど間接中央の丸い白パーツが別パーツになってまして塗装が楽ですごくいいと思います。
そして太もも付け根は軸貫通で別パーツになってますので旋回もできます。
腰まわり
腰回りは間接と外装、そして外装も色毎別パーツ化。最近のスタンダードではあると思いますけどやっぱりこういうのありがたいです。真ん中の連邦Vマークの黄色だけは塗装かシールの貼付が必要です。単純な形状なのでマスキングは問題なし。もし塗装するとしてもわざわざ削り取って新造しなくてもVマーク外周をナイフでなぞるだけで十分ではないでしょうか。
股関節左右太もも軸接続のほか中央でスイング可能です。
腰後ろのバズーカラックは選択式。可動に改造するのはちょっと難しそうです。バズーカ挟むリングがでかくてたぶんそのままでは腰パーツの中に納まんないんですよね…
フロントアーマーは左右いったいですけど切り離して独立可動もできます。ボール部分がついてますからただ切るだけでいいです。
サイドアーマーも二軸で可動。PCの収まり深いのでポロリもないと思います。そういえばRGのRX-78はポロリがかなり不評でしたね…私はMark-Ⅱしか作ってないですけど。
というわけで本体完成。頭ははしょっちゃいました、すみません。また別の記事で書きますので…
こうして見ると全体のバランスに破綻がないです。最近のガンダム系はどうしても胴が短く足が長過ぎというパターンが多い気がします。好みでしかないんですが、私は胴にも手足長すぎるの気になるもので。
ライフル・シールド
ライフル本体は左右モナカ割り。銃口のみ別パーツです。スコープとフロントグリップは挟み込んで可動です。握り手(トリガーに指かけてるやつ)はバズーカと共用ですのでキットオンリーで楽しむ方は間違って接着しないように。
シールドは本体・表面(正面?)・連邦十字で色毎別パーツです。本体と表面が4点ダボ接続です。あとでばらす必要がある人はちょっとダボ外周削るかはまりの高さを低くしてゆる接続にしておいた方がいいです。ダボがわりと中央付近にあるので端からめくると破損しそうなので。
正面はあっさりですが裏はそれなりにモールドあり。スミ入れだけでそれなりに見栄えします。ライン沿いマーカーでなぞるだけでなくウォッシングすると改造なしでもかなりいい雰囲気出ると思うんですけど。
で、ピン接続でシールド背負いもできます。ランドセル側が穴になってます。当然蓋はありませんので気になる向きはカバーパーツ自作ということで。
まとめ
ブロック単位で組立レビューしてみました。塗装派の後ハメで改造しそうなのは胸ダクトと胴の差し込みくらいですかね?マスキングでなんとでもなる範囲だと思うのであえてやらなくてもいいかもしれません。
分割ラインが目立つのもヘルメットと武装のモナカ割りくらいです。「むにゅ」で対処できる程度だと思います。
ほぼほぼ素組と部分塗装でも勝負できそうです。が、白の成形色が若干青緑がかってるんですよね。HGUC ジム 程じゃないですけど。私の感覚だとかなり気になります。スタイルは抜群なのに。非常に惜しいです。たぶん全塗装することになると思います。
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上記のランナーレビューと合わせて皆さんの製作方針の参考になれば幸いです。んじゃまた。
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