インタレストのプッシュという発想 「Gunosy」でブログが変わる日

「ブログが変わる日」なんて大げさなタイトルですまない釣り下手なゴロドクさんですどうも。

今後も検索エンジンがブログ読者を呼ぶのはすぐには変わっていかないと思うけどユーザーの興味が知られる、いわば「みんなサトラレ」状態になったらたぶんしょーもないファームで生み出される無益なコンテンツや炎上至上主義ってのもきっとなくなっていくんだろうなぁ、という思いを馳せつつ。

【追記】iPhone版アプリの使い方記事化しました。

便利なニュースソースアプリGunosy for iPhone の使い方

あわせて参考に。

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Gunosyとは

Gunosy

まだお使いでない方のためにざっくりGunosyとは何かを説明すると、「twitterやfacebookからユーザーの興味にあった記事を自動でまとめてくれるキュレーションサービス」です。

RSSでの情報収集はあらかじめ登録されたブログ・サイトの新着記事を機械的に拾い出すだけです。ゆえに登録外からのニュースは当然拾えないです。

一方、GunosyではtwitterのTLやfacebookのリンクつき投稿から、あなたが興味を持ちそうな記事を独自のアルゴリズムで拾い出して、1日分まとめてお知らせしてくれます。ゆえにリアルタイムでソーシャルを眺めてなくても、あなたのアンテナに引っかかる記事をもらさずに伝えてくれます。

内部的にどういうアルゴリズムになっているか分かりませんが、使えば使うほど賢くなるそうで、最初の2,3日は全然興味ないニュースが配信されたりすることもありますが、次第にあなた好みの話題を届けてくれるようになるのです。うーん、すばらしい。

2013年1月にはiPhone版アプリも登場しまして

iTunes App Storeで見つかる iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、およびiPad 対応のGunosy 〜あなたにあったニュースを推薦するスマートなパーソナルマガジン〜

ウェブ版だとメール配信(もしくはサイトで直接閲覧)だったのが、アプリで1日分の新着をまとめてお知らせしてくれて、かつ


このようにアプリ内ブラウザで直接記事へジャンプできるのですこぶる便利です。

人の興味にあわせてパーソナライズされるということは、結果的に「読みたくない記事を退ける」効果もあります。限られた時間で情報収集するにはありがたいツールです。

まだ使ってない人はとりあえず1週間これ使ってもらいたい。いやホント便利なんですよ。

ちなみに2013年1月で45,000ユーザーだったのが2月で90,000ユーザーと、今まさにガンガン「使われる」サービスに成長しているところ。半年も経ったらきっと数十万ユーザーになっているんだろうなぁ。

で、ブログに何の影響があるの?

ここ1,2ヶ月の当ブログのリファラーで変化があったのがこのGunosyからの流入。1月の段階で決して「大ヒット」というほどのユーザー数でないにもかかわらず、すでにGunosyからの流入があるということは、ソーシャルで「書いたポスト」を直接見ていないユーザーも、あとから新着記事に気付いて時間差で訪問してくれている、ということ。

ブログでPV伸ばそうと思ったらはてブ狙いで、というのが結構今までは常套手段だったんじゃないかと思いますが、はてブで表に出てくるものはあくまで人気(というか瞬間的なブックマーク数増)ベースだったものでありそこに登場するのは一部の限られた情報でしませんでした。

一方Gunosyではあくまで記事の内容や方向性による取捨選択であり、火種となる瞬間的なバズりが必ずしも必要ない、というのが大きな違い。

つまり3はてブのハードルがない分、どんな記事でもヒットして読まれる可能性が増えた、ということです。

例えばこのまま100万ユーザーくらいまで増えたとき、仮にその中の0.1%の人のキュレートに自分のブログの記事が掲載されたとしたら、だまって1,000人くらいの人には少なくともタイトルを読んでもらえる。そして「インタレストベースのキュレーション」である以上、本文にたどり着いてもらう可能性はただ単にソーシャルで拡散されるよりもはるかに高い、ということが言えそうです。

またソーシャルでの爆発先行も必ずしも必要ではなく、Aさんがたまたまツイートした記事が興味を同じくするBさんやCさんのGunosyに届けられるということは過去記事の掘り起こしということにも繋がるでしょう。それが面白ければ逆にGunosy発進でソーシャルに逆輸入、なんてこともありえるので新着記事ばかりではなく古い記事もいつどこで拡散されるようになるかわかりませんね。

よって、はてブやソーシャルでの拡散が今ひとつだったブログでも、過去の記事資産が多ければ人の目に触れる機会がぐっと増える可能性は増えるのではないでしょうか。

Gunosyで掲載されるためには

まだまだ正体のわからないGunosyの内部アルゴリズムとはいえ「ユーザーの興味ベースでのキュレーション」ということはつまりコンテンツの有意性・有用性がより重要であること、タイトルと内容の一致、そして「わかりやすさ」がさらに求められる、ということではないでしょうか。ま、この辺はなかなか照査の難しいところではあるのですが。

なおかつキュレーションのベースとなるのがソーシャルであるということは「ブログのテーマや内容」がユーザーにとって食指の伸びるものであること、というのも大切ですね。アンテナの向きが一緒というか。

ソーシャルでブログ記事拡散というとフォロワーや友達の数が多ければRTされたりシェアされやすい(つまり単純に母数を増やせという話)、といった漠然としたものでありましたが、Gunosyのようなサービスを経由するということはより指向性が高くなるということです。

よって、単にフォロワーさんや友達が多ければ良いということでもなく(もちろん母数効果はあるけど)、ブロガー的には「いかに自分の書く内容に興味を持つつながりを作れるか」という「質」の部分の要素がより重要になっていきます。更に言えば「ブログを書いている中の人」への共感や好意というものも無視しえなくなるでしょう。

だからweb関連のTips書いている人が大工さんたちに大勢フォローしてもらってもしょうがないし、レシピブログ書いている人が料理を作らない既婚男性と沢山友達になっても、ブログの記事拡散という意味ではあまり効果がないのです。

「同じ興味の方向性の人にフォローしてもらう・友達になる」というのもなかなか難しいことですが、twitterのプロフィールや日頃のツイートの内容、facebookの職業や趣味からその人のアンテナの方向性を推し量った上でソーシャルでつながりを持つってのがより意味を持つようになるでしょう。

ですから下手な鉄砲も数撃ちゃあたる方式でやたらにフォロワーさんや友達を増やしてもあまり意味はない、というのは懸命なソーシャルユーザはもう何年も前に気付いているとは思いますが、ソーシャルでのつながりは「数」ではなく「つながる理由」にこそ価値があるのだ、ということがより鮮明になるのではないでしょうか。

まとめ

こういったインタレストベース・プッシュ型キュレーションの類似サービスはもしかしたらまだ今後増えていくかもしれません。

検索によるブログへの流入が主流を占めるのはまだ当面続くとは思います。ですからSEO的な面を意識したサイト・ブログ制作はこれまでどおりやらねばならないとして、今まで以上に記事タイトルや内容のわかりやすさ、文章の読みやすさといったHIO(human idea optimization、ネタ帳さんの造語…もう4年前の!)、つまり「機械ではなく読者たる人への優しさ・最適化」といったものがよりいっそう大事になってくるのではないでしょうか。

「この記事は一体誰のために書いているのか」。そういった視点を外してはもはやブログというものは成立していかなくなると思うのですが、いかがでしょうか。

んじゃまた。

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