前回に引き続いてパチネタです。
前回は「打ち手じゃなくて胴元をやれば勝てる」って話で釣りにしてもたいしたもんじゃなかったんですが、【書いた】ポストしたらRT拡散されて瞬間的にPV伸びたので軽くびっくりしました。
今回は「おそらくこの人はパチンコでうまいこと稼いでいるだろう」という例を発見したのでその方のサイトなどをご紹介。
おそらくかなり少ない投資額で…
あ、未読の方は以下のエントリを先に読んでもらえるといろんな意味で納得できると思います。
【前回の記事】[極秘情報]とにかくただ現金を飲まれるだけだった人でもパチンコで絶対に勝てるただ1つの方法
【その前の関連記事】あなたがパチンコで勝てない理由をここだけの秘密でコッソリ教えます
打ち手でも胴元でもない第三者という選択
感心したというか、「あー、やっぱりこういうこと考えてる人いたんだ」と妙に納得したのが以下のサイト。
パチンコシミュレーター with パチンコ情報 最新機種情報 スペック
ご覧いただければわかりますが、パチンコ台のスペック情報とその台を打ったときのシミュレーションが出来るサイトです。なるほどね。
当然ながらこのサイト上のシミュレーションでは現金の出入はありません。結果が画面に表示されるだけです。数値の表示だけで、実機のイメージなども一切表示しないから著作権的な問題も発生しません。また、怪しげな情報商材サイトへの誘導もありません。運営者が行っているのは単なる情報提供である、ということです。
例えばグーグルアドセンスの規約では基本的にギャンブルサイトへの広告挿入はアウトなんですが、(宝くじなど)公営である場合については認められています。また、パチンコ自体は(実体はともあれ)少なくとも法律上ギャンブルではなくあくまで「遊戯」なので…
テーマがテーマだけにグレーではあるのですが、かなり白に近いグレーと、とりあえずは言っていいと思います。
全国のパチンカー人口を考えるとこういうサイトならかなりのユーザーを集めることが出来ますね。クリック率と広告単価がどれくらいなのかはわかりませんが、誘導されるユーザーの母数を考えるとそれなりに収益は得ているでしょう。
運営側では1度シミュレーションシステムを作ってしまうと、あとは新台が出たときにデータを追加するのみです。あとはだまっててもアフィリエイトなりアドセンス広告なりで収益がある…というわけです。
興味のある方は実際にそちらのサイトでシミュレートしてみてください。ここに使い方載せようかと思いましたけど、この記事の趣旨とは外れるのでやめておきます。
参考までに、以下も同じようなサイトでした。運営者同じなのかな?よくわかんないけど…
人と同じことをしても利益は出ない
おそらくこの運営者が投資したのはサーバーのレンタル代のみです。そのほかにかかるものはサイトの製作時間だけです。外注にすればある程度の経費は発生しますが…
以前の記事にも書いた通りパチンコのシミュレーションは単なる確率計算で、出玉に係数かければ勝ち負けがわかるという単純なものです。HTMLかじってJavascriptなりphpなり多少のスクリプト書ける人ならおそらく自作できるレベルです。
運営者の思考順序がこの通りかどうかわかりませんが、例えばそのプロセスを極めて細分化すればこんな感じなんじゃないでしょうか。私の想像ですけど。
- パチンコに行く
- 負ける
- 負けを取り返したい
- またパチンコに行く
- また負ける
- 何度か繰り返す
- たまに(その日の収支だけで見れば)勝つ
- また負ける
- トータルでは負けている
- なぜ負けているのか
- 単純に確率計算をしてみた
- 明らかに理論上勝てないゲームだと知った
- 勝つためにはどうすればいいか
- 利益の上がる側(遊技場経営)にまわればよい
- 遊技場経営には莫大な初期投資が必要
- 別の方法はないか
- 他のパチンカーも同じように負けている
- 負けると取り返したくなるのが人情である
- 負ける人=勝ちたい人はたくさんいる
- 勝ちたい人は勝つための情報をとても知りたがっている
- 理論上必勝法は存在しない
- 詐欺以外で必勝法(情報商材)を提供することは出来ない
- パチンコを長くやっているとある期間に限ってみると勝つこともある
- 「必勝」法は提供できないが、勝つかどうかという試行なら提供できる
- 試行の中では勝つこともある
- 試行で利益は出せないが、試行に広告をつけることはできる
- シミュレーションサイトを作る
- 広告収入はいる
- 広告収入がサイト制作費用を上回った時点で勝ち確定
まぁ実際にこんな単純なフローじゃないでしょうし、そもそも運営者が業界の中の人という可能性もあるんですけど。
いずれにしても負け続ける人と何が違うかといえば「なぜ○○」「別の方法」「次善の代案」を考えられたかどうかってとこじゃぁないでしょうか。
特に「なぜ」という部分。同じ状態でただ思考停止し無限ループするか、脱却するために理由を考えられるかというのは大きな違いだと思います。これによって(言い方は悪いですが)「騙されるマヌケ」か「カモって儲ける人」の分岐点となっているのです。「パチンコで勝つ」ことが幻想であることに気付けるかそうでないか、ということです。
普通に考えると客と店という2択しかないところから別の可能性を見出した、というところがポイントかもしれません。
第三者視点でもう少し広げて考えると、パチンコ依存の客と店以外に「家族がパチンコ依存で困ってる」という人もたぶんパチンコ依存の人と同じくらいいますしね。そういう人向けのサービスなんていうのも考えて見られてはいかがでしょうか。
ここでは特に深く掘り下げはしませんが同様の思考方法は「なぜ煙草をやめられないか」「なぜ貯金がたまらないのか」「なぜ毎日残業するのか」なんていうテーマにも適用できそうです。ここから人と違った思考を導け出せたら、あるいはあなたも明日から(実につまらない、単純な)ウェブサービスを立ち上げて、収益を上げることが出来るかもしれませんね。
まとめ:「なぜ」私がこのようなことを書くのか
答えるまでもないようなことなので割愛します。ご想像ください。強いて言うならば「検索してわざわざたどりついてくれた方ありがとう」ということですね。
【追記】
パチンコの勝ち方を検索してここにたどり着いてしまったどうしようもないあなたのために、数字を持って如何にパチンコが勝てないかを淡々と説明するブログサイトを作成しました。
それでもまだ負け続けるのですか? – 誰も教えてくれない、パチンコの『本当』の数字
有りもしない必勝法を探すのはやめましょう、頑張りどころを間違えています。あなたがたった一つ頑張れること、それはパチンコをやめることです。
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