組織として仕事を行うということは「人」という資源を如何に活用して効率よく動くよう業務に割り当てるか、ということです。
しかし個人が資源たり得るかは個人の中で自己完結できる性質のものではないのです。
そんなわけで管理・監督職(あるいはマネージャやディレクターと呼ばれるかもしれない)人向けのショートメッセージ。
マネージメントは自己責任を包括する
こちらの記事を読んで「ハッ」とする管理・監督職にある人はまだまだ望みがあります。
能力が低い事は個人の問題であって社会や人に責められるべきでは無い。 / Maka-Veli .com
ちょっと仕事が出来る(様な気がする)人が自分より出来ない(様に見える)人をなじるのはしばしば目にすることです。
ではあなたの部下や後輩がなぜ仕事の出来ないのか、列挙してみることにしましょう。
- 知識不足
- 技量不足
- これらの当事者の不自覚
- 資料の不足
- 機器・用具の不足
- 教育/学習レベルおよび内容が不連続
- 過剰仕事量(「処理」最優先)
- 過小仕事量(知識・技能吸収の機会損失)
- 報告・連絡・相談が出来ない
- 体調不良
- モチベーション低下
- ルールの不備
- ルールの不徹底
以上の13に加え「これらが管理・監督職の管理下にあることの不自覚」を挙げておきます。
会社組織は学校でも仲良しクラブでもありません。だから感情論的に「部下のため、後輩のため」などと考える必要はありませんが、だからといって何ごとも自己責任に帰結するようではあなた自身の管理能力の低さが浮き彫りになるだけです。Maca-Veliで言及されている「ダサい」がまさにこうしたことではないでしょうか。
上に挙げたものの個別の解説は…必要ないでしょう。書いてあるとおりです。意味がわからないようでしたら、今後の身の振り方についてあなたの上長に相談すべきです。
それがあなたも会社も上司も部下も、みながハッピーになれる唯一の解決方法ですから。
自分自身もまた資源たり得るか常に問われていることをお忘れなきよう。組織ピラミッドの最底辺だけが資源ではないのです。
コメント