これからウェブページの勉強を始めたい人に向いてるかもしれない無料レンタルサーバーが登場

インターネット一般

廉価で使い勝手もいいレンタルサーバーといえばロリポップさくらインターネットなどが有名ですが、2012年1月17日よりネットオウルから新たに広告無しの無料レンタルサーバーウェブクロウの提供が開始されました。

無料で広告無しSSI可、有料プランでphpやMySQLも可

2012年01月17日

ネットオウル株式会社

ネットオウル、無料レンタルサーバー『ウェブクロウ』の提供を開始

~広告表示なしで容量1GBが無料、高機能な格安有料プランも~

ホスティングサービス事業を提供するネットオウル株式会社(所在地:京都市中京区、代表取締役:根来 千賀子)は、2012年1月17日より、無料でホームページスペースが利用できるレンタルサーバー『ウェブクロウ』の提供を開始しました。

ウェブクロウは、広告表示なし、無料で利用できる1GBのレンタルサーバーサービスです。SSL暗号化通信に対応したFTP接続(FTP over SSL)や、SSI、.htaccessにも対応するなど、便利な機能を豊富に取り揃えている上、独自ドメイン利用にも対応、オリジナルサイトの作成・運用に十分にご利用いただけます。

また、無料の『ウェブクロウ』とともに、ディスク容量3GB、マルチドメイン対応、PHP&MySQL、メールアドレスの作成が可能な月額132円の格安有料プラン『ウェブクロウプラス』をご用意いたしました。『ウェブクロウプラス』をご利用いただくことで、よりパワフルで本格的なホームページの運営が可能です。

■サービスの特徴

基本となるサービスはすべて無料でお使いいただけ、主に以下のような特徴があります。

  • 独自ドメインの利用が可能
  • 広告表示なし
  • ディスク容量1GBまでご利用可能な大容量サーバースペース
  • SSL暗号化通信に対応したFTP(FTP over SSL)を用いたセキュアなファイル転送
  • 商用での利用が可能
  • 広告表示することにより、最大2GBまで容量追加ができるオプション
  • コマンド(exec)の実行を除くSSIに対応

■有料プラン(ウェブクロウプラス)について

月額132円と格安料金で、ウェブクロウでできることに加えてPHP&MySQLをはじめとした多数の機能をご利用いただけ、主に以下のような特徴があります。

  • ディスク容量3GBまでご利用可能な大容量サーバースペース
  • 独自プログラムも導入可能なPHP、MySQLの利用が可能
  • 最大20個までのマルチドメイン対応
  • 最大200個までメールアドレスが作成可能
  • 気の高性能ブログシステム、Wordpressの簡単インストールに対応
  • 簡単に自分だけのドメインが作成できるオリジナルドメインサービス
  • 独自ドメインでGmailが簡単に使用できるGoogleApps簡単設定機能搭載

■オープニングキャンペーンについて

サービス開始にあわせて2012年3月31日18時まで、オープニング記念キャンペーンとして、有料プラン(ウェブクロウプラス)の初期設定費用を含めた12ヶ月の利用料金が500円(※)になるキャンペーンを実施いたします。 (※初期費用1,050円が無料、12ヶ月間のご利用料金1,584円が500円となります。)

参考URL:http://www.webcrow.jp/news_detail.php?view_id=481

■ネットオウルサービスについて

ネットオウルでは、この度の『ウェブクロウ』をはじめ、様々なインターネットサービスを提供しています。 最初に会員登録(無料)を1度行っていただくだけで、ネットオウル全サービスのご利用が可能です。

(以下略)

全文はコチラの元記事で確認くださいませ。

さて、国内のレンタルサーバーでユーザー募集に制限をかけながら個人が細々と運営しているものを除くと、無料で広告表示がないものは今ではまず見かけません。いくら習作のサイトであれ、広告の自動挿入によってレイアウトが崩れるようではビジュアルデザインの勉強というか実践にはなりにくいですからこれはかなりありがたいんじゃないでしょうか。

容量1GBはロリポップやさくらの廉価なプランと比べても今の時代では相当少ないように見えますが、無数に画像を使うサイト(画像そのものがコンテンツなど)でない限り、HTMLとCSSでこれだけの量が埋まることもないと思うので、全然心配はないでしょう。万が一足りなくなったらそのときに別の有料プランへの変更を考えればよいのです。

SSIってのは聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、これは「Server Side Include」の略でHTMLファイルのなかに別のファイルの内容やファイルの情報を挿入するサーバーの機能の一つです。同じヘッダーやフッターのデザインで内容が異なるページを複数作成するときなどは、この共通部分のみを別ファイルに書いておいてコンテンツページに簡単な記述で挿入することができる、といった具合です。共通部分を別ファイルで一元管理することでデザイン変更など管理面の手間がphpやCGIなしに大幅に省けるのがよい所です。

ちょっと前のエントリでも書きましたが、これからはじめてHTMLを覚えようという方はHTML5の構文ルールからおぼえ始めてもいいと思います。sectionやheader, footer、navといった新たなセクショニング要素の採用でいよいよ文章の論理構造を意識しながらのコーディングとなると思うので、SSIの利用で「ただ表示されれば良いだけでなく文章構造をきちんと管理する」意識付けをするのはいいことだと思います。

ちなみにHTML5のセクショニングについては酒井優(@glatyou)さんのブログWEBCRE8[HTML5]アウトラインで迷わない! sectionと見出しについて がわかりやすいと思うので参考にしてみてください。

上位のウェブクロウの有料プランも今だと初年500円、ネットオウルの関連サービススタードメインで今だと.infoドメイン取得が初年480円、あわせて1,000円以内ですので、独自ドメインで動的な構造のページやウェブサービスの習作作りたい人もおこずかいで悠々とphpとMySQLが1年間いじり放題なのでこれを機にチャレンジしてみるのもいいんじゃないでしょうか。私もちょっとなにかしてみようかな、と検討しているところです。

ウェブサービスを立ち上げたい人向けにはロプロス(@ropross)さんが1年ほど前に今年はWebサービスを作りたいと思っている人にお勧めのエントリーまとめというエントリを残してくれているのでこちらを読んでみるといいでしょう。

なにぶん立ち上がったばかりのサービスですからサーバーレスポンスや障害関係、サポートの体制などについてはレビューはまだ全然ない状態ですけど、どっちにしてもそこは自分で考えてどうにかなる部分ではないのでエイヤッと行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

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