ノートPCの発熱量が高くなってきたのでたまにはメンテナンスなどを

PC・デジタルデバイス

私の愛機、ヒューレットパッカード(HP)のnx6320-T5500。実は私は自分のPC、このノートしか持ってません。

確か発売開始が2006年の秋で、私はこれを2年前に中古で24,800円くらいで購入しました(新品登場時は定価128,000円くらいだったのかな?)。6年落ちのモデルですが、普通のPC作業していて困ることはないくらいのスペックではあります。

最近こいつの底面に随分熱がこもるようになってきまして、なんだかファンも全開です。膝の上に乗せてるとけっこうあっつあつなので、ちょっとファンの調子見るのに中をあけて清掃してみました。

ノートPCでもやってみれば案外簡単に中をいじれた

参考にしたのは「HP nx6120 分解 | PCマスターへの道」という記事です。型式違いですが兄弟機で筐体はほぼ同一のようです。

ではさっそく分解してみましょう。必要なものは小さめのプラスドライバーがあればOKでした。

まずは本体をひっくり返して底面を上に向けます。電源ケーブルは抜いて、バッテリーもはずしておきましょう。で、ほぼ中央にある蓋をはずします。ネジ1本で止まってるのでこれを抜いちゃいます。

蓋をはぐると基盤が見えます。次はキーボードをはずすために、開けたところの上隅2つにあるビスを抜きます。

余談ですがnx6320のはメモリスロットが2つあり、その内の1つが開けたところの写真左側で、デフォルト1枚目のメモリはここにあります(もう1箇所はキーボードはずした内側)。メモリの交換はここを開ければ良いのです。

次は本体をひっくり返してキーボード側を上に向けます。ファンクションキーの並びに、キーとキーの間に写真のようなスライドできる爪が4ヶ所あるので、これを手前側にスライドさせます。

するとこのとおり、キーボードの端をそっと持ち上げるとすっぽりとはずすことが出来ます。本体との接続ケーブルは短いので、勢い良く引張りあげるとケーブルを切ったり損傷したりするかもしれないので気をつけましょう。

はずしたキーボードはひっくり返して手前のトラックパッド側に置いておきます。ちなみに本体中央、光学ドライブのすぐ横にもうひとつのメモリスロットが見えてますね。

さて基盤が全部見えたところ、左上のほうに今回の熱問題の原因となっていそうなファンが見えました。ファンは左上・右下の対角2箇所をネジ止めしてありますのでこれを緩めます。ちなみにこのビスは裏側に抜け止めがついているようで、ファン自体からは完全に抜くことはできません。なのでファンがカタカタ動くくらいに2本とも緩めばそれでOKです。

そっと持ち上げるとファンは簡単に取り外せます。このときもケーブルにテンションかからないように気をつけましょう。中を覗いてみると…あれ?全然ゴミ詰まってないぞ?おかしいなぁ…ファンの冷却悪くて熱こもってるんじゃなかったの…?

と思ってふと本体のほうを見ると。なんだこりゃ、出口のヒートシンク側にフィルターみたいの付いてるぞ?と思って軽くいじってみたら…綿ボコリのかたまりでしたwすごいなー、環境にもよるんだろうけど、2年も放置しておくとこんなことになっちゃうのか、そりゃ熱も上がるわ。

丸めてとったゴミのかたまり。直径1cm弱くらいでしょうか。たまにこうしてメンテしてやんないと駄目ですね。

ゴミを取り除いてやるとようやくヒートシンクがきちんと開いて、側面の排気口に空気流れるようになりました。ちなみに底面の丸いのが吸気口ね。

ばらして気づいたのですがこのヒートシンクから銅のダクトみたいの通じてCPUに送風してるようです。写真の赤囲みのところがCPUソケットの位置です。

清掃が終わったら分解したのと逆順に組み立てていきます。写真撮りつつここまでの時間、20分ほどでしょうか。以外に簡単に出来ました。

たまにはお手入れしてあげましょう

最初に書いた通り私はこれ1台しかPC持ってないので、これに逝ってしまわれるとブログもかけなくなってしまいます。まぁ仕事で使ってるわけじゃないんで、最悪嫁さんのPC借りりゃいいんですがね。

デスクトップPCならちゃんと中の清掃してる人も多いと思いますがノートでもちゃんとメンテしてやんなきゃなんないってのが今回わかりました。

清掃前のCPU温度測るの忘れちゃったけど、清掃後はアイドリングで50℃くらいです。フォトショップ立ち上げて作業してても55℃前後です。2ch情報ですがこの辺みてると、90℃くらいまで上がる人もいるってんで、やっぱり清掃の効果はあるようです。

ちなみにCPU温度、測定するソフトがプリインストールされてない人はHWMonitorというフリーウェアを導入するといいです。温度以外にもCPU周りの情報が色々と確認できますので。

参考までにnx6320のスペックは以下を参照。

HP Compaq nx6320 Notebook PC

古い機械ですが一応デュアルコアCPUです。デフォルトのメモリが512MBしかないので、私は1GB×2枚=2GBに増設してます(最大2GB×2枚=4GBまで)。効果があるかどうかあまりよくわかりませんが、キャッシュ管理ソフトのeboostr3も導入してます。キャッシュに使ってるのは2GBのUSBフラッシュメモリ。

ディスプレイがXGA(1024×768px)なので、これは今ではちょっと不満。サブディスプレイ繋いで画面広げてますが、上位モデルにはSXGA+(1400×1050)のものもあったようなので、液晶パネルの中古でもオークションで手に入れば交換したいところです。

ストレージも60GB HDDなので、128GB SSDあたりに換えられるといいんですけど。2012年春でだいたい10,000円前後ですか?安いやつだと。

もっとも、最近は安くて性能のいいノートPCがいっぱいあるので、古いマシンに金かけるのと新しいの買うのどっちがいいんだって話ですけどね。

ちょっと話がそれました。nx6320はノートPCの中では比較的分解しやすいほうらしいので、他の製品が同じように簡単に内臓むき出しに出来るかどうかわかりませんが、できればマシントラブル防止のためにたまにお手入れしてあげたいところです。

ノートPCユーザーはたまに自分の持ってる機種名ググってみて、メンテナンス情報調べてみるのもいいかもしれませんね。

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