studygiftについてはちょっと前に
『studygift』に思う-金さえ集まれば何でもOKだと思うなよバカ野郎!
結局救われないという絶望感-『studygift』に思う、その後。
と2本ほど思うところを書いた(1本目ネタだけど)わけですがなんだか再々炎上くらいの感じにもなってるような、なってないような。
お金を稼ぎたいのか、新たな世界を作りたいのか
studygiftの件に関しては、その後もやはりネット上の各所で様々な取り上げられ方をされまして、なんとなく私の目に留まったものを挙げておきます。
僕秩ヨシナガさん、自身が想いを寄せる女性への寄付を募る目的でStudygiftを立ち上げたということでFA: やまもといちろうBLOG(ブログ)
山本一郎氏、 #studygift 騒動のソフトランディングを迫る。 – Togetter
惚れた女(坂口綾優)のために皆からカネを集めたヨシナガ氏は男の鑑だね! #Studygift|【がらくたチップス】
坂口綾優さん、studygiftの炎上について思ったこと | ezeroms
クラウドファウンディングの説明責任 #studygift (美谷広海) – BLOGOS(ブロゴス)
家入さん、坂口さんあたりのラインからいきなりヨシナガ(@dfnt)さん(ブログ「僕の見た秩序。」管理人)なる名前が挙がり、色恋沙汰の様相を呈して(ただし真偽の程はわからんよ、わかるのは本人たちだけ)かつそこに出資を募るに当たっての欺瞞性が云々とか絡んで、もうとんでもなくカオス。
(外野の野次も含めては#studygift参照。)
余談ですが、「僕の見た秩序。」知らなくてはじめて読んだんですけど
「僕の見た秩序。」というブログ、恥ずかしながらはじめて読んだ。面白さが全く伝わらなかった。
— (`・毒|ゴロドク|毒・´)さん (@gorodoku) 5月 23, 2012
というツイートしたら、特にメンション飛ばしたわけでもないのにあっという間にご本人にふぁぼられて、あぁエゴサーチに熱心な方なんだなー(棒)と思いました。どうでもいいですね。
あまりに話が広がりすぎてどこからどこまでが本当の話でどれが尾ひれはひれなのかもよくわかりません。そのあたりの真相はご当人たちからの直接のコメント(それがあればの話ですが)を待たざるを得ない状況です。
で、あくまで私に聞こえてくる範囲のことで私なりに色々思うところもあるのですが、上手いこと文書でまとめられそうに無いのでちょっとこんなものを引用したうえで結論だけ端的に述べたいと思います。
以上、集英社ジャンプコミックス「ジョジョの奇妙な冒険24巻」より引用。クリックで拡大、じっくり読んでみてくださいな。
基本的に私は職業に貴賎は無いと思ってます。お金やお金の稼ぎ方には綺麗も汚いもないとも。
ただ貴賎以上に「納得」と言うものはもの凄く大事だと思ってます。本人の納得もそうだし、周囲の納得も。
乞食が賎しいというのは私の住むごく限られた狭い世界の話であって、違う世界に行けば決してそうではない。そこにはそれなりのルールがあって職業として立派に成立してわけです。
アラブ世界(上の例ではカイロ)では喜捨の思想が根付いているから物乞いが組織として収益を出し、施しを与えるほうがそのような組織があることを知ったうえで喜捨することについて「十分納得」している、ということ。だから職業として成立するわけですよね。
支援を申し出た人のその後の反応、外野の反応含めてstudygiftギフトの件がこれだけ炎上する根幹にあるのは結局そのあたりなんじゃないかな、と。少なくともこの件の現状に関して「納得」してる人はほとんどいないでしょう(もちろん志そのものは悪くない、という人も大勢いるのですが)。
livertyみたいな活動が新しいルールを作り出していく。多分こういうのは歴史の中で何度も繰り返されてきたことであって、そうやって徐々に世界は形を変えていくわけですが、生み出した新しいルールが単なる同志内の熱狂だけで周囲に「納得されない」ものであったり、ルールを適用したら以前より悪い世の中になった、というのでは本末転倒です。
で、やまもといちろう(@kirik)さんあたりは助け舟を出してくれている(ように少なくとも私には見える)のですから、これだけの騒ぎになってしまって後始末は大変だろうとは思いますが、無事沈没せずに接岸できるよう当事者・関係者・外野の野次含めて「納得できる」運営側の行動、そして仕切りなおした上で新たな活動の発展を期待する所存。
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