パクリでも仕事をとったもんが勝ち、それがプロの世界というものです

Design

なんとなく他所様のブログの運営を模倣しながら日々ゴニョゴニョなんかを書いてます。どうも、僕です。

大変ローカルな話題で恐縮ですがFB経由でとあるイベントのポスターデザインがパクリだのなんだのとそういう話が流れてきたのでゴニョゴニョなんかを書きますよ。

似てるといえば似てるね

北海道は旭川市にて2年ほど前から秋に開催されてるイベント、旭川食べマルシェ。

どんなイベントかっつーのはまぁ適当に公式のウェブページあたりを見てもらうか、私の別ブログのレポを読んで頂ければなんとなくわかるかな、と。

ざくっと言えば田舎でよくありがちな近隣地域ひっくるめて地場産品売るイベントやっちゃおうという、安直と言えば安直ですが規模で勝負的なところもありまして、昨年、一昨年あたりはそれなりに集客があったようです。良かったですね。

私も一地元人としてのぞきに行きましてそれなりに楽しんではきましたが、同じこと毎年繰り返すだけならすぐに陳腐化して人来なくなるよねー…とか、イベントそのものに関する私の感想は今回の話とは関係ないので置いておくとして。

FBで流れてきた話ってのは、今年このイベント用に作製されたポスター/リーフレットが昨年のものとクリソツでパクリなんじゃね?と言うお話。

実際どういうデザインかと言うと、昨年(2011年)のものがコチラ

で、今年(2012年)のものがコチラ。

どうでしょう。

私の感想としては率直に言えば「サムい」。そしてよく似ている。ロゴと告知テキストの配置は別にして、どういうところが似ているかというと

  • 地の色が地面のアース色と空色でそれぞれ下上にあって
  • 通りをまっすぐ斜め俯瞰から眺めた構図で
  • 通りに面して視線方向に露店が並んで
  • 間に人がごちゃごちゃいて
  • 遠景に旭橋と大雪山がみえて
  • ご当地キャラが画面下方にどどんと構える

といったところでしょうか。

シェアされたネタのコメント見ると意見も人によって様々でパクリだと言う人もいるし「えっお前らこの違いが分からないのこれだから素人はフフン」的なことをおっしゃる方もいて考え方は様々で面白いですね。

さてこのデザインが採用にいたった経緯についてソースとかをネット上で見つけられなかったのですが、FBから流れてきた話によると

  • 2012年度はコンペ形式で公募
  • 採用されたデザインを作成した広告代理店(なのか個人デザイナーなのか印刷屋なのか知らんけど)は2012年と2011年ではまったく別のところ

らしいです、ハイ。ちなみにこの話のシェアの発信源はまた別の地元のデザイナーさんらしいです。

何がダメだったかっつーと

コンペ規定のソース自体、私から見えないところにあるのでどういった制約のもとデザインが行われたかもわからないんですが、誰がどうやってもこんな感じのデザインになる規定ならはなっからコンペなんてやらずに去年の使い回しゃ良いし、逆に言えばコンペが行われた以上そんな制約はきっとなかったはずですな。

で、問題がどこにあったかって言うと、2012年度のデザインが2011年度のもののパクリか否かということに白黒つけることにはあんまり意味がなくて、公募でありながらこんなもん採用すれば明らかに誰かにつつかれることがわかりきっているのになんで採用しちゃったかなー、と言う話。

で、「なんで」ってところに着目するとこんな邪推も可能だよね。以下私の脳内妄想から引用

出す人「今年のアレのポスターなんだけどさー」

受ける人「はいはい」

出す人「とりあえずデザイン印刷ひっくるめてオタクに頼もうかなーと思ってるんだけどねー」

受ける人「あざっすあざっす。デザインどうしまひょ?」

出す人「あんま考えると仕事増えるからさー。去年っぽいのでいいんじゃね?」

受ける人「じゃそっちの方向で。随契で行きます?」

出す人「あんまりあからさまだとアレだよねー。公募ってことにしとく?」

受ける人「あーその方が間違いないっすかね。あ、ウチ今そこそこ忙しいんで先段取りしときたいんですけど」

出す人「じゃもうデザイン決めちゃって。一回ゲラできたときに見せてくれればいいから」

受ける人「じゃ印刷ひっくるめて手配サクサク進めておきますわ。」

出す人「滞りなく進めたいからネーこれも仕事だからネー。さて今晩どうすんの」

受ける人「どうしましょうか」

出す人「ぐふふ」

受ける人「ぐふふ」

出す人「ガマ口は」

受ける人「まぁまぁ…」

夜の街ネオンキラ☆キラ★

はい妄想ここまで。

あくまで私の妄想ですから関係者の方がいきりたって凸って来たり名誉毀損で法廷闘争に訴えたりするの勘弁してください私小心者ですからガクガクブルブル。

まぁそんなことはおいといて、正しい選考過程を経たとしても、後になって同業者につつかれたり、私のような一小市民ブロガーにいじられたりするようでは、選考したほうもされたほうもプロの仕事としては考えが浅はかというか残念すぎる頭蓋内のお留守ぶりということだけは間違いないでしょう。

で、誰得かは別として規定はどうだったのかとか、どんなエントリあったのかとか、採用作品の選考理由くらいはネットで公表するぐらいのことはあっても良いんじゃないのかね、税金投入して行ってる市役所主導の事業なんだからさ。

客を呼ぶ気なら本気で客に伝えてみろ

そういやネットと役所で思い出したけど、一昨年の初開催のときは河川敷の臨時駐車場あったのに全然アナウンスされてなくて、私が行った後にそのことブログに書いたら「食べマルシェ 駐車場」でググられて瞬間最大風速的にアクセス伸びてました。

そのことをさらに昨年開催の前にこの辺で書いたんですけどそれでも結局ウェブ上でのアナウンスも全然なく…開催前1週間を切ってから新聞紙上でのみ告知される始末。

いやネットの深い深いところに告知されていて私が気付かなかっただけかもしれないけどね!本州あたりからくるお客さんはローカル新聞なんかわさわざ見ないしネットで情報探すと思うんだけどね!

実際粉もんずのしょうゆ焼きそばの列に並んでたら後のねーさん二人組は横浜あたりだかからわざわざこのイベントのために来たつってたし、道内でもドライブがてら遠方から来てた人もいたし。そういう人たちを客として迎え入れることに対して運営サイドはどう考えてるんでしょうか。

ちょっと脱線しちゃいましたが、ポスターの件然り、告知の件然りで結局運営側の本気度伝わってこないのね。とりあえず一回やって流れできたしなんとなく地元に金落ちたから、次からはそこのっかってそれなりにやりゃいいやーという感じ。これが旭川クオリティか。少なくとも私にはそう見えます。

こういう話を書くと色んな人に恨まれるんでしょうが、憎まれついでにもう一言言っておくと、元ネタ発信がFBだってのは最初に書いたとおりなんですが、その業界に身をおいて本気で問題ある行為だと思うんなら閉じた一ソーシャルサービスの中だけでやってないで(閲覧制限かけない設定にしてあるのかも知れんけど)ブログなり会社のウェブページの告知なり、もっと人目につくオープンなところでガッツリ批判してやりゃ良いのになんでやんねぃかなーとかちょっと思っておる次第。

と書いておくと、誰かがはてぶコメで炎上するようなすんばらしい何かを書いてくれるじゃねぃかなとちょっとだけ期待します。チラッチラッ。

まとめ

と言うようなことを市民として地元を憂うべく拳をかかげるフリをして実は旭川市民でもなんでもなく現在は1円たりとも旭川に納税していないゴロドクさんが隣町から吼えてみましたワオーン。

問題あるならあるで議論されればいいし、それで次に良い方向に行くならそれもいいし、逆にその程度でポシャるくらいのイベントならとっとと止めちまえヴァーカとかそういうことは全く思ってませんよ念のため。

パクリ問題については目先の金(と言うか仕事)に釣られてそっちに走るのも別に自由だし、結果後ろ指差されて後の仕事が細ることがあってもそりゃ自己責任だからしょうがないよね。好きにやったらよろしい。「キュレーション」という名のコンテンツ丸パクリまとめサービスがまかり通る時代ですからね。ま、そんなもん長続きしないと思うけど。

ちなみに当ブログのデザインはホームページを作る人のネタ帳のカラムの配置バランスとか見出しとか部分部分で見ると若干似てなくもないところがありますが、あくまで私の好きなブログとしてインスパイアされるものがあり良いところを見習い模倣したのであり絶対にパクリなんかではありませんよ!ぜたいにだ!

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