私も当ブログにGoogle AdSence広告を掲載していまして、掲載に当たっては規約違反の禁止コンテンツを取り扱わないように注意していますが、もしかしたらご存じない方もいるかもしれないのであらためてここで復習しておきましょう。自分自身にとっても自分で仕掛けた地雷踏まないための備忘録も兼ねて。
禁止コンテンツはここで確認できます
AdSence利用に当たって規約やヘルプはだいたいザッと目を通していると思いますが、ガイドラインなどは常にオンラインで確認できますので利用者は一度はガッチリ目を通しておくべきでしょう。
公式ソースを以下に挙げておきます。
下二つはPDFで無料でダウンロードできますので印刷して手元においておいても良いかもしれませんね。
ではヘルプのほうからAdSenceで禁止されている11のコンテンツを拾い上げてみましょう。
アダルト コンテンツ
ポルノ画像はもちろん、いわゆる出会い系サイトへのリンクも原則ダメですね。メインコンテンツがそれらを取り扱ってなくてもAdSence以外のアフィリエイト広告を併用してる場合は注意が必要です。
コンテンツがアダルトかどうかの線引きは難しいです。2chまとめなんかのサイドバーには本文と関係ないアダルト同人やフィギュアの広告載ってたりして微妙ですが、これもやらないほうが無難です。
個人、集団、組織を中傷するコンテンツ
中傷と意見、批判の境界の判断は難しいところもありますが
人種、宗教、障害、性別、年齢、従軍経験、性的志向、性同一性、政治的所属などに基づいて個人、集団、または組織に対する偏見が示されていると見られる可能性のあるコンテンツ
ということですので、ブログで持論を展開するときにはあまりにエキセントリックな方向性になっていないか気にしておいたほうが良いです。
著作権で保護されているコンテンツ
いわゆるパクリコンテンツです。ニュース記事引用だけのブログとかたまに見かけして普通にAdSence広告掲載してたりしますけどあれはかなりグレーですなぁ…
あとどう考えてもTVや映画から切り出したムービーがyoutubeなんかにはゴロゴロ転がってたりしますが、ああいうのをコンテンツに埋め込んだりリンクしたりするのもダメです。
薬物、アルコール、タバコに関連したコンテンツ
法律で年齢規制のあるアルコールとタバコは当然のこと、医師の処方の必要な薬物の販売や宣伝もしてはいけません(その薬物自体が合法であっても。)
で、アルコールに関してはなぜか例外的にワイン(発泡性含む)だけは許されるみたいです。不思議ですね。
ですからビールや焼酎のレビュー書いてその広告張るのはアウトですが、ワインだったらOKなのです。だれか理由を知っている人がいたら教えてくださいまし。
ギャンブルに関連したコンテンツ
これはちょっと勘違いしそうなのですが、ギャンブル全般が絶対ダメということではなくて、パチンコや競馬・競艇、競輪といった公営のものの情報ならば問題ないそうです。
ダメなのは非合法の賭場やカジノの情報、またネット上でそういったギャンブルサイトを直接的に開場することだそうです。まぁ普通の人はやらないでしょうし、やるような人はAdSence貼ったりしないですよね。
ハッキング、クラッキングに関連したコンテンツ
これもまた線引きの難しいところでIT関連のTipsとクラック・ハックの境界は…という話ですが、公式ヘルプ上の例としては
許可される
- 携帯電話の「ロック解除」や「ジェイルブレーク」に関する情報を提供するサイト
- DVD、CD、ゲーム リッピング、MP3 音楽ダウンロードの情報やソフトウェア(著作物のダウンロードを可能にしたり、このようなコンテンツのサイトにトラフィックを誘導したりて、著作権に関するポリシーに違反することは許可されません)
- 無料衛星放送チャンネルに関する情報を提供するサイト
許可されない
- 携帯電話やその他の通信機器、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信機器への違法なアクセスを可能にする商品またはサイト
- デジタル著作権管理技術の迂回など、著作権保護を回避する商品やサービス
- 無料受信を目的としてケーブル信号や衛星信号を違法にスクランブル解除する商品
- YouTube や Google ビデオに登録されている動画など、コンテンツ プロバイダによりダウンロードが禁止されているストリーミング動画のダウンロードを補助または可能にするサイト
のようなものが挙げられています。これはあくまで例であって全てではないんですが、特に著作権が関わるようなコンテンツの違法送受信またはそれを助長するような内容であってはいけません。
あ、例には挙がってないですが不正アクセスやネットコンテンツの違法な改ざんの方法を公開したりするのはもちろんアウトです。
報酬プログラムを提供するサイト(「報酬提供」サイト)
これは他のアフィリエイトプログラムとAdSenceとのの同居がダメということではなくて、サイト運営者ではなくクリックしたユーザー自身に利益が還元する(またはそれを約束する)ような広告やリンクを置いてはいけませんよ、という意味です。あとポイント還元型メルマガの紹介とかも。
AdSenceがクリック保障型広告である以上、紛らわしい表示やGoogleの広告主にとって不利益となる無効なクリックを発生させないための処置ということです。
Google ブランドを使用しているサイト
Googleの公式コンテンツでもないのにさもそうであるかのように装っているコンテンツ。
Googleの提供するサービスについての情報やTips自体が禁止されているわけではありません。
ですからまさにこの記事のように「AdSenceについての解説」を書いたからといって即アボセンスされるわけではありません。
また大手ブログでもDoodleネタは結構拾われてるのであまりそのへんは神経質にならないでも大丈夫だと思います。
暴力的なコンテンツ
テキストの内容もそうですがもっと直接的に映像コンテンツを扱っている場合には注意したい点です。
虐殺、戦闘シーン、悲惨な事故や異常な事故などの残酷な映像や画像を含むコンテンツで Google 広告を掲載することは認められません。
となっていますので、例えば交通安全を啓発するサイトでもあまりに酷い事故映像(特に怪我人などが直接的に映っている場合)なんかは控えておいたほうが無難です。許可されないサイトについては
- 骨折を引き起こす行為を含む場面
- 電車/車にひかれる場面
- その他の重傷を負う場面
- 格闘の動画を主に扱うサイト
- 残酷な動画や画像を含むサイト
などが挙げられています。
武器および兵器に関連したコンテンツ
通常兵器類を商売として取り扱うことなんてまず無いと思いますが、武器・兵器とみなされる範囲は意外に多くて
弾薬、銃の部品、ピストル、ライフル、BB ガン、スポーツ銃、エアーガン、ブローガン、スタンガンの販売が含まれ
(中略)
花火を含む爆発物を販売するサイトへの広告掲載も禁止されています。
と、花火の販売やいわゆるBB弾を発射可能なモデルガンの類も含まれるということなのでホビー系のサイトでも注意が必要かもしれません。
その他の違法なコンテンツ
こりゃもうAdSence云々じゃなくて法治国家に生きている以上当然のこと。法律違反はいけません。
広告配信停止にならないよう気をつけるべき点は
で、プログラムポリシーガイドブックのほうでこんなことに気をつけると良いよ、ってことが書いてあるのでリスト化しておきます。
ポリシー7箇条
- 自分が広告主だったら?という立場でコンテンツを見直してみましょう
- 自分で広告をクリックしたり人に依頼するのは絶対にやめましょう
- 訪れたユーザーが快適にサイトを閲覧できるレイアウトを意識しましょう
- 子供が見ても問題のないコンテンツか、見直してみましょう
- 登録時のメールアドレスはいつも受信できるようにしましょう
- ポリシーチームから警告のメールが来たら内容をよく確認しましょう
- 同じ違反を繰り返さないようにしましょう
禁止コンテンツ以外にも自己クリックや閲覧ユーザーへのクリック誘導のメッセージなども不正クリック・ポリシー違反とみなされるので気をつけておきたいところです。ま、皆さん後存知とは思いますが。
まとめ
多くのAdSenceユーザーはあまり神経質にならなくてもアブないところには触れたりはしないとは思いますが、アルコール・ホビー・著作権絡みのコンテンツなどは若干かすめる可能性も無きにしも非ずですので、いま一度自分の運営しているサイトがポリシー違反でないか確認してみると良いですね。
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