宇宙一わかりやすいシリーズも最近はスイーツ系あんまりやってないんでたまには手の込んだのをやってみましょうか。
というわけでアップルパイの作り方なのですが「お手軽」とはいいません、それなりに手はかかります、時間もかかります。が難しくはないのですよ。サクサク生地も意外と自分で作れたりするんです。
材料
- 薄力粉:100g
- 強力粉:100g
- 有塩バター:100g
- 水:75cc(大さじ5)
- 林檎:2玉
- グラニュー糖:80g
- レモン汁:大さじ2
材料は以上でして、あと道具として幅広のヘラはぜひご用意していただきたいです(結構大事)。
作り方
作る前に簡単に解説しておきますと、パイ生地(クロワッサンなんかも同じ)のあのサクサク感は生地と生地に細かな隙間があって成立します。あの隙間は生地を焼くときにバターが溶けて膨らむことによって作られるんですね。
ですので、
- 生地作ってる時はできるかぎりバターが溶け出ず、
- かつバターが層状に生地に練りこまれており、
- 焼くときにはじめて溶ける。
というのがベストでありポイントなんですね。その辺をふまえまして。
薄力粉と強力粉は合わせて粉ふるいで篩っておきます。バターは全量を5mm~1cm角(2cm角とかでは大きすぎ)にカットして冷凍庫に入れてカッチカチに固めておきます。冷蔵庫に入れておいたものを角カットして1時間も冷凍庫に入れておけば良いかと思います。
冷凍庫から出したバターはバラけさせ(お互いくっつかないように)て篩った粉の中に入れます。粉まぶす感じでヘラで軽く混ぜ合わせます。ここでは決して練らないこと。あとできるだけ体温も伝わらないよう手混ぜじゃなくてヘラでやりましょうね。
お水(これもできるだけ冷えてる方がいい)を3~4回に分けて粉に合わせていきます。
最初はかなり粉っぽいのですがこれ以上水分は足さないように。全体に水が回って(それでもまだボソッとした感じ)きたら若干バターをつぶすような感じで全体をまとめます。ただし間違っても粉とバターが均一になったりしないように。バターの塊が目で見て明らかに残ってるくらいがちょうどいいです。
全体にひとまとまりになりかけてきたら、ラップにくるんでいったん冷蔵庫で冷やします。元の記事のバターの緩み具合次第なのですが30分も冷やせばいいかと思います。
平らなところで薄力粉の打ち粉(分量外)をたっぷり目にして冷やした生地を取り出し、のし棒で伸ばします。
最初は伸ばした周囲もひびが入ってバサっとした感じですけども、強引でいいので1cmほどの厚みにしたら左右を中にたたんで三つ折りにします。でまたこれをのし棒で伸ばします。あ、折って延ばすときはあらためて打ち粉をたっぷり。
延ばしたら90°向きを変えてまた左右を内側にたたんで3つ折りに…この工程を8回ほど繰り返します。繰り返すうちに生地はだんだん滑らかになりますが、バターは右の写真のようにそれと分かる塊のままになってるように。生地の温度が上がると均一に混ざってしまうので
ちょっとねばついてきたかなーと思ったらすぐに冷蔵庫に避難してまた15分~30分ほど待ちましょう。手際よくやれば8回折るくらいは避難無しでも出来るようにはなると思うのですが…この辺は慣れも必要ですね。
で、折ってはたたむ工程を8回繰り返し(これによって生地とバターが層状になる)たら、冷蔵庫に入れて保管します。ちなみにこの状態で薄く広げて冷凍保存しておけば、いつでも使えるパイシート、ということになりますので時間のある時はまとめて作りためておくのもいいかもしれません。
さて続いては中に入れる林檎です。先にひと玉を8等分の櫛切りにすると皮をむくのも芯の部分を取るのも楽チンですね。
で、櫛切りにした1つをさらに4等分くらいに。
お鍋にカットしたリンゴ2玉分とグラニュー糖全量、それとレモン汁を入れて火にかけます。最初は強火で、ジュウジュウと音がして林檎から水分が出始めたらすぐに弱火にしてください。
弱火にするとそうそう焦げることもないので、あまりしつこくかき回さずに林檎が鍋そこでヒタヒタになるようにだけしてあげましょう。実が崩れないほうが食感がいいですからね。実が半透明になって水分の出がほとんどなくなるまで煮詰めたら火からおろして冷ましておきます。
さて先ほどから冷やしておいた生地を取り出しまして半分に切り分けます。この一方を厚さ4,5mm程度まで均一に伸ばし広げます。これが土台になります。端っこの方が多少ガタガタになってもいいので
こんな感じで内側に織り込むか、もしくはカットして端に乗せて外周に「土手」を作ってやります。そしてその中に先ほどに詰めた林檎を敷き並べていきます。
残りの生地も同じくらいの厚さに広げたら短冊にカットして、土台の林檎の上に格子に並べていきましょう。
あとは210℃に予熱したオーブンで30分ほど焼けば出来上がりです。予熱に時間がかかりそうなときはパイを冷蔵庫で待機させておくのを忘れないように。
ちなみに写真のように上にもクッキングペーパーがかかるようにして焼くと焦げ目はほとんどつかず、逆になにも被せずにドリール(溶き卵、またはその水溶液)を塗ってあげるとくっきりと焦げ目が着きますので
この辺はお好みで加減してみてくださいね。
まとめ
生地の作り方はクロワッサンも同じなので、伸ばした生地を3角形にカットして巻いてドリール塗って焼くとできちゃいます。
あとまだ実食してないんですけどクロナツ
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などもできちゃいそうなのでそのうちチャレンジしてみたいと思います。ってかクロナツはレシピまだそんなに出回ってないのでだれか書いてくれないかなーなんて思ったりもしてるんですけどね。
いずれにしてもパイ生地冷凍しておくと使いまわしやすいので、作りためストックしておくといいんじゃないでしょうかね。
んじゃまた。
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