こないだBBQのネタ書いたので今回はそのグッズを販売しているメーカーのブランドイメージのことなどを。
ここに書いてるのはほぼ8割私見と2割くらい私の周りのごく限られた人から聞く話ですので、賛同しない人はしないと思いますが、わりと最大公約数的な感じなんじゃないかなぁ、と思います。
よく目にする7大ブランド
そんなわけで一般的にキャンプ系アウトドアブランドでよく目にする7つはこちら。他にもいろいろあるけど今回はとりあえずこれだけで。
コールマン
米国発、量販ブランドの最大手。流通量で勝負のお殿様。
キャンプ場へ足を運ぶと「石を投げたらコールマンテントにぶつかる」というくらいみんな持ってる。
出自がランタンレンタル/製造メーカーなのでランタンやバーナーなどガソリン燃焼機器はそれなりにいいと思う。
だからテントやスクリーンが特別良い品質かというと…必ずしもそうではない。フラッグシップのマスターシリーズはそれなりだと思うけど。
定価売りは基本されず値下げ販売が当たり前だし「みんな持ってるから…」程度の理由で普及率が高まっているのだと思われ。ま、安くてそれなりのものが手に入るし、普及率高ければ保守部品の在庫切れも比較的少なそうでその辺はありがたい。私もテント類持ってるし。
じゃぁこの先ずっとコールマンかというと、そんなことはないなぁ。
スノーピーク
熱狂的信者の多いブランド。それだけブランディング戦略が成功している、ともいえる。ややピンクがかった赤とベージュがイメージカラー。
信者は俗に「ピーカー」「ピカ」「*」などと呼ばれ(あるいは表記され)、所有グッズをスノーピーク製品で統一していることが多い。が、本人に「あなたピーカーですよね?」などといったらもの凄い目でにらまれると思う。多分。
どのショップでも定価販売なのはブランドイメージの自信の表れか。ランタンスタンドの「パイルドライバー」はいい製品だと思うよ。ステンレスVer.までは要らないけどね。
あと、アメニティドームってテントシリーズが3製品とも2012年から軒並み5,000円定価を下げた。個人的に欲しいと思ってるけどニューモデル登場で廃盤コースか。保守部品在庫切れると泣ける。
ロゴス
廉価販売のイメージ定着率No.1ブランド?コールマンに次いで量販店ではよく見かける。カエデの葉っぱのあのブランド。
定価があってないようなものなので安かろう悪かろうイメージを抱いてる人も少なからずいるが、テントも小物も品質自体はコールマンとどっこいどっこいだと思う。
コールマンだって燃焼機器以外は本業じゃないしどうせOEMだろうから、同等製品ならロゴス買ったほうが、品質的にも価格的にもお得な場合も多々ある。
テントのカラーリングが独特すぎてイメージで損してるところはあると思う。ダークグリーンとグレーとビビッドなオレンジの組み合わせとか、そりゃコールマンの緑-ベージュと並べたら一般人はどっち選ぶかっていう…その辺もうちょっと考慮したらブランドとしての伸び代はあると思うのだが。がんがれ。
キャプテンスタッグ
ロゴスと似たり寄ったりでこちらも廉価イメージが定着してしまってるB級オーラ満開と言われる鹿船長。
ものの善し悪しはたぶんロゴスと変わらない。ということはやっぱりコールマンに比べてお得感がなくもない。
元は金属製品製造業なので、繊維系大物グッズよりも金属製の小物類のほうが安心感はあるかも。
ちなみに他のメジャーブランドではあまり見かけないカヌーや自転車なんかも扱ってるよ。
モンベル
フレンチな響きのブランド名だが立派な和製ブランド。だがスイスアルプスの麓に直営ショップを構えるくらいの力の入れよう。
ギア(道具類)よりはウェア(衣料)に力を入れてる感じ。そしてレジャーというよりはあくまで山岳系という感じ。ウェアメインとはいえテント「ムーンライト」シリーズはモデルチェンジをせず、長年にわたって市場を去らない人気商品。
カンブリア宮殿でみたが、地方支店・ショップスタッフが本社会議に出向くときは食料持参、会議室で各自自炊ってのがすげぇ。
でもそんなマニアックぶり、キライじゃないよ。
小川キャンパル
小川テントといえば日本の有数のテントメーカー。
テントと言っても運動会とかで使う集会テントや製造業の工場ヤードに建築するような大型テント倉庫みたいなほうのテント。
レジャーのキャンパルはオマケ…というわけではないと思うけど、売上的には「本業」ではないんでしょうな。
専門メーカーだけあってものは良い。耐水性能とか抜きん出て高いものもある。最近あまり見かけなくなったロッジ型テントだがミネルバというモデルは今でもラインナップに残り続けている(写真はミネルバじゃなくてティエラというロッジドームテントのシリーズ)。
品質も良い分、値段も良い。「ちょっと、小川のテント買っちゃおうかなー」なんておいそれと口に出せる感じではない。それでも固定ファンは少なからずいる。一点特化ブランディングの成功例とでも言うべきか。実売価格はショップ次第?
ユニフレーム
何が特色なのかよくわからない微妙さ加減No.1ブランド(オレ調べ)。
ファイアースタータの「チャコスタ」、焚き火台兼用のレジャーコンロ「ファイアグリル」、卓上炭火コンロ「ユニセラ」米炊き専用鍋「fan5」など、アウトドア初心者に優しいいい製品がピンポイントであるが、目玉商品がない。
テント。タープも「おぉこれはすげぇ!」ってほどではない。タープもってるけどね。比較的大型でその割には安かったので購入した。
スノーピーク同様値引き販売は通常行われない。でも目玉がないからなかなかブランドイメージは定着しない。この微妙さ加減がユニフレームクオリティ。価格もだいたい微妙。
まとめ
つらつらと書き綴りましたが、万能ブランドなんてないのが実情で特定ブランドのコアなファンが何ちゃんねるか辺りで他ブランドを叩き合う構図なんかもたまに見かけたりする(そして知人にファンブランドをグイグイ推すのでウザがられる)のですが、その辺はあまりこだわらないで単品ごとに気に入ったものを購入すれば良いんじゃないでしょうか。
一応参考までに私が比較的ほしいなぁと思うのは
- テント・タープ類:スノーピーク、小川キャンパル
- ガソリン燃焼機器:コールマン
- 炭火コンロ関係:ユニフレーム、ロゴス
- 鍋釜カトラリー:ロゴス、キャプスタ
- ファニチャ関係:ノースイーグル、サウスフィールド(いずれも今回登場せず)ロゴス
- ウェア:モンベル
半分願望含まれてますがだいたいこんな感じですかね。でもニューモデルで良いものあればこれに関係なく買っちゃうことも多々あります。
変にこだわりを持つと、本人も気付かぬうちにキャンプサイトで目つきの怪しい変なオーラを出す恐い人になってしまうので気をつけましょう。
せっかくのアウトドアなのでまたーり、またーりとね。
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