意識の高いジョギング親子

スポーツ

今日の出勤時見かけたジョギングする親子。ちょっと爽やかな気分になったのでブログに書き残しておきます。

「意識高い」ってポーズだけじゃダメなんだよね

地域のマラソン大会に向けて我が家でも朝ジョギング始めたのは以前に書いたとおりです。

時間はまばらですが同じように親子で朝ジョギングしてる人たちを近所でも何組か見かけます。

今朝も私が出勤するとき車の窓越しにちょっと離れたところを走ってたお父さんと少年を見かけました。おそらく小学校1年生か未就学児くらいだと思います。

走ってる途中おもむろに少年がしゃがみました。

まだ小さい子なので父さんのペースについていけず疲れて座り込んだのかな、と思ったらそうではなく少年は何かを見つけてそれを拾い上げたのです。

距離があったのではっきり見えなかったのですが、おそらく空き缶だと思います。そのあと少年は父さんに追いつくためすぐに走り出しました。

あー、あの子気がついてすぐゴミ拾うなんて感心だなと思ったんですが、少年が追いついたあとの父さんがさらに爽やかでした。

少年と父さんが一言二言言葉を交わした後、父さんは少年の頭を手のひらでチョチョンとなでてやりました。二人ともニコリとしていました。

私は車で通り過ぎたのでどんな会話を交わしたのかはもちろんわかりませんが、きっと少年の行動を父さんがすぐ褒めてあげたんでしょうね。

折りしも先日我が家の娘が学校からもらってきた学校通信に書いてあった「どんな子供も褒められればやる気が出る。やる気が出るから伸びるんだ」という趣旨の話を校長先生のコラムで読んだばかり。

そのコラムでは習字の時間に児童が書いた、斜めに歪んで半紙からはみ出した「炎」と言う文字を例に挙げていました。こういうときに「はみ出さないように書こうね」とか「字はまっすぐ綺麗に書きましょう」と直すべきところを指摘するのではなく、「勢いがあって火が空に広がるみたいだね」とか「炎の揺らいでる感じがわかるよ」とまず良いところを見つけて褒めてあげましょう、と。

そんな話を読んでたもんですから、さっきの親子を見たとき少年がゴミを拾った行為そのものよりも、すかさずそれを褒めてあげたお父さんに関心しました。

「ゴミを拾う」なんて、人によってはそんなの当たり前だろって言うかもしれないですけど、それが当たり前と思えるようになるには小さい頃から周りの大人が「それは良いことなんだよ」と褒めて教えてあげる必要があるのかもしれません。

さて我が家のジョギングですが、走る距離を1kmから本番と同じ1.5kmに伸ばしました。娘はあまり運動の得意なほうではありません。なかなかタイムも伸びません。

そんな感じなので私はつい叱咤ばかりしてしまいますが、それよりも毎朝ちゃんと早く起きてサボらずジョギングしてることそのものを褒めてあげなきゃダメなんだなぁ、と思いました。反省。そうだ、明日はちゃんと褒めてあげよう。

世間では「意識の高いナントカ(就活生とか)」って言葉が流行ってるみたいですが、きっと付け焼刃で良いポーズとるのではなく、こうやって小さい頃から意識の高い、やる気の出せる人間になるように周りの大人が褒めてある種の方向付けしてあげるってのはすごく大事なことなんだな、と感じた次第です。みなさんはどう考えますか?

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