「ソーシャルネットワークを利用して利益を最大化しましょう」なんて今さら何言ってんのって話ですが、未だfacebookで利益を生み出す方法をご存じない方があまりに大勢いらっしゃるようなので、ここらへんできちんと書いておくべきと思い筆をとった次第。
【追記】記事末に今回の記事にかかわる大変重要なツールの情報を追記しましたので参考に。
SNSほど素晴らしいマネタイズツールはない
前置きダラダラ書いてもしょうがないのでさっそく説明します。
1.アカウントを取る
これ読んでる時点でfacebookアカウント持ってない人はいない…と思いますが、万一あなたがまだアカウントを取得していないなら今すぐfacebookにユーザー登録しましょう。必要なのはメールアドレス一つだけ。
あと職業欄は必ずコンサルティング業とします。公開設定は「全て公開」にしておきます。
2.スーツを仕立てる
ここでいったんネットをはなれて、紳士服屋さんに行きます。
あなたにピッタリのスーツを仕立ててもらいます。出来ればそれにあうシャツも選んでもらいましょう。
既製品のセミオーダー以下のものは絶対ダメです。必ずオーダーで1着仕立てます。
あとネクタイは必要ありません。
3.写真を撮ってもらう
仕立てたスーツを着て空港へ行きます。写真館ではありません。
適当にその辺にいる人を捕まえてカメラのシャッターを切ってもらいます。撮影の前にはそこら辺走り回って多少息が上がる感じになってるといいでしょう。
そして疲れたながらも笑顔を浮かべているところを撮影してもらいます。もちろんここが空港ロビーでわかるように上手に背景も入れて。
それをfacebookのプロフィール画像としてアップします。
4.自己啓発本を読む
さて近況に何を書き込もうか…という話ですがあなたの酒の肴や旅行先の素晴らしい景色の写真なんて載せてもしょうがありません。
いきなりウォールに何か書き込む前にまずは自己啓発本と経営本を数冊ずつ買ってきて読みます。
内容は全く理解できなくてかまいません。流し読みで十分です。なんだったら見出しだけ読んでもかまいません。
5.自分のウォールに書き込む
先ほど読んだ書籍の中から心に残ったフレーズを引用してそのままウォールに書き込みます。改変を加えてはいけません、そのままです。
フォトショップなどで画像の加工がちょこっとでも出来る人なら引用文を筆字フォントで画像化し、それをアップするのも効果的です。
その場合、画像化するのは本当に短い1フレーズで、それの前後の説明はテキストの添付文のほうに付け加えます。
6.友達を増やす
上のような格言やフレーズを数十書いたら、おもむろにお友達申請を出します。出す相手は中小企業の経営者です。
実際に知人でなくてもかまいません。むしろ全く知らない人のほうがいいでしょう。
それも出来るだけ自分の住んでいる地域に近い会社の経営者を。
逆にお友達申請が来たら、それが経営者であろうとなかろうと必ず承認します。
7.いいね!する
承認されたお友達のウォールを閲覧して、その人物の書き込みにどんどんいいね!を押していきます。
ウォールの書き込みの内容をいちいち見る必要はありません。とにかく沢山のいいね!を押します。数が大事です。
するとあら不思議、あなたのウォールの書き込みにもいいね!がチラホラと付いてきます。不思議ですね。
8.5~7を繰り返す
人間誰しもネガティブなことよりもポジティブなことに共感します。
立派な格言や心に響くフレーズにはいいね!が沢山付き、シェアされます(それがあなたの言葉でなくとも)。
そして経営者のお友達の多いあなたには信用も付きます。信用が高くなるとお友達申請も通りやすくなります。
そして新たにお友達になった経営者の皆さんのウォールにいいね!を押し、自分のウォールのいいね!も増え、さらにお友達を増やし…というのをしばらく繰り返します。
9.プレゼン資料を作る
パワポでもワードでも何でもいいんですが、プレゼンのための資料を作ります。
内容は「facebook」「ネットのリソース」「ソーシャルのつながり」「次世代」といった、単語またはごく短いフレーズをスライド1枚に付き一言だけ書いていきます。15枚ほど用意します。簡単ですね。
注意点は『絶対に文章を書かないこと』です。
あとスライドに書いた以外に自分の手元のメモ用に気に入ったフレーズを4,5個用意しておきます。
10.セミナーを開く
150人ほど経営者のお友達が出来たらおもむろに地元のホールなどを借りて1時間きっかり予定のセミナーを開きます。
受講料は余り安すぎないほうがいいです。安すぎるとあなたの価値が低く見られるからです。9,000円くらいが妥当なところでしょう。
一度に参加できる人数はお友達になった経営者の1/5、30人までを限度とします。
お題目は『ビジネスシーンでのfacebookの有効活用』といったものです。もちろん話すのはfacebookの基本的な使い方です。ビジネスの話はしません。
あとあなたのお友達の数といいね!の数はさりげなく、かつもれのないようにアピールしておきます。
用意したスライドは4分に1回、機械的に切り替えます。順序は適当でいいです。話している内容と全く関係なくていいです。これでぴったり1時間です。
11.質問は受け付ける
あなたのプレゼンが終了したらその場で質問を受け付けます。
質問への回答としてスライド以外にメモに用意したフレーズの紹介をします。紹介したら
「これが重要なヒントになるでしょう。少なくとも私ならそうします。そしてすぐに実行に移します」
と付け加えます。大事なのは質問と回答が全く噛合ってなくても堂々と、にこやかにしていることです。
そんな質疑応答を3,4つ繰り返したらセミナー終了、「すみません次の会場そろそろ移動しなければならないので…時間オーバーしましたがご清聴ありがとうございました!」と〆ます。これで1時間をオーバーしているはずです。お疲れさまでした。
12.記念写真を撮る
参加者全員と記念写真を撮ります。
会場をあとにしたらすぐにFBでその写真をアップします。こんなコメントを付します。
「時間がオーバーしてしまいましたが参加してくれた皆さんありがとうございます!このあと、次のセミナーでもがんばります!」
このあとにセミナーはないので一旦帰宅します。
13.お寿司を食べる
3時間ほど経ったらお寿司を食べに行きます。廻らないやつです。焼肉はダメです。
お寿司食べつつビールを飲みます。上着は脱いでおきます。笑顔を忘れずに。その写真を撮ってFBにアップします。
「2部終了後突発的に有志の皆さんが交流会やることになり、なんと私も参加させてもらってます。いや、みなさん実に熱い!1部の皆さんとも会場で意見交換しましたが私の方が勉強になったことが多いくらいです。今度は1部の皆さんとも交流会もやりたいですね!」
14.友達が増える
記念写真と交流会の写真にはいいね!がいっぱい付きます。そうすると参加できなかった経営者のお友達もセミナーに参加したくなります。
その評判を聞いてさらに友達申請が増えます。
15.またセミナーをやる
こんな感じで何度かセミナーをやります。
参加者は徐々に増やして最終的に80人くらいまでにします。
セミナーに受け入れる人も経営者から一般の人へと開放します。
2部のくだりとお寿司は毎回お忘れなく。
16.隣県でがんばる
だいたいセミナーへの参加がお友達で一巡したら、隣県でまたセミナーをやります。3県ほどまたいでやると1箇所でのセミナー間隔が2,3ヶ月になる様に調整します。
忘れられず、かつ待ち遠しいくらいの期間が理想的です。
セミナーの内容はfacebookで一巡したら今度はtwitterやTumblrへシフトしていきます。基本的な使い方の説明だけです。
お題目には必ず「経営者のための~」とつけます。もちろん経営に関わる内容のセミナーは絶対にやってはいけません。
17.個別コンサルティングを開始する
ここまで来ると特にあなたに興味をもってくれる経営者の方が数名~十数名できてると思います。
その方たちに月定額で経営ITコンサルティング契約を結びます。「経営コンサルティング」ではありません、念のため。
月に一回ぐらい訪問して経営者の愚痴を聞きます。「いや、~」「それは~」とは絶対に反論しないようにします。「そうですね」「間違いありません」「あなたの選択に自信を持っていいと思いますよ!」と肯定的なことだけ言います。
あと1訪問で1つ2つお得意のフレーズ紹介をやっておくとより効果的です。この段階ではすでに自己啓発・経営本を大人買いするくらいの資金力があなたには出来ているはずです。ネタ切れすることはないでしょう。
あと一応「ITコンサルティング」を称しているのでFB関係のニュースネタも1つ2つ投入しておきましょう。
18.お寿司以外も食べる
そんなこんなで月の定期的なコンサルティング料と不定期セミナーで十分生活していけるだけの収入になります。
そうなったら焼肉でもなんでも好きなものを食べてください。
まとめ
生活倉庫の堀之内九一郎氏はカンブリア宮殿に出演した際「私はその辺に落ちている石ころ一つにでも価値をつけて売ることが出来る」と言いました。
また「この縁が欠けて使えなくなった茶碗、あなたならどうやって売りますか?」と問いかけ「私ならこうします」と茶碗を割って見せ、セメントを塗った板切れにその破片を埋め込みました。「こうしてオブジェにすれば別のものになるんです。そしてそれに価値を見出して買うお客さんもいるんです」
これが重要なヒントになるでしょう。少なくとも私ならそうします。そしてすぐに実行に移しま…
本記事と堀之内九一郎氏はなんの関係もありませんよ、念のため。ちなみにこの記事が石ころか欠けた茶碗です。
んじゃまた。
【追記】これ書いた後にこんな記事見つけました。
Facebookのウォールに流れてくるすべての投稿に一括で『いいね!』できる拡張機能「どうでもいいね!」*二十歳街道まっしぐら
今回書いた内容にまさにピッタリのツールだと思います。ぜひお試しください。
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