ちょっとネガな話っていうか「これどうなのよ?」って気になったので一言だけ書き残しておく。ウェブサイトを公開する意味とかなんとか。
誰に向けて何を発信しているのか
北海道も山間部ではだいぶ雪が降り積もり、早いところではスキー場のオープンも始まりまして。
で、先週末にかけてもオープンするところもボチボチあるよう(ローカルニュース情報)なので開いてるとこめがけて行こうと思ったんですけどね。いや思ったっていうか結果的には行ったんですけど。
道内の開いてそうなスキー場のウェブページあちこち見たらね、ないんですよ。情報が。
シーズン初めだからそりゃお客さんもまだ少ないですよ。でも好きな人は早くゲレンデ行きたいわけですよ。で、ネットで調べるじゃないですか。なのにね
- そもそもいつオープンなのか書いてない
- 稼動してるリフト、滑れるコースがどこなのかわからない(シーズン初めは積雪に応じてコース限定というところも多い)
- コースのマップがPDFなのでウェブで見れない(いやプラグインぐらい入ってるんだけどさ)
- ウェブに掲載しているコースマップ(の画像)の解像度が低すぎて字が読めない
- 積雪深情報が昨シーズン終了日で更新が止まってる
中途半端にライブカメラだけは有ったりしてさ。でもそれ見て滑れるかどうか個々のユーザーが勝手に判断しろってことなんでしょうか。
で関連企業のホテルの宿泊パックのバナーだけはデカデカと張ってあったりして「1日券と朝食・温泉券付きでこんなにお得ですよ」なんてアピール。いやいいんですよ。そりゃ高いより安いほうがいいに決まってるんだからさ。
でも泊る泊らん以前にスキー客なんだからゲレンデに出れるかどうかわからんことにはどうしようもないじゃない。
しょうがないんで私は各スキー場にお問合せ先って書いてある番号に電話してコースのオープン状況と積雪コンディションとか聞いたわけですよ。電話でですよ、電話。
でまぁこれもウェブに書いてる番号にかけたらゲレンデ管理事務所ではなく関連企業のホテルのフロントなんかに直通でね。フロントの人間に聞いてもわからないから担当に変わりますって。なんなの。
そういう「今必要な情報」をリアルタイムで流せるのがネットのいいところなんじゃないの。とりあえず見栄えの良いページ作ってサーバーにアップすりゃそれで良いんでしょうか。
これ私は怒ってるというより「なんだかね…」とあきれたというか。それもまた1件だけじゃないんでね。どことどこのスキー場がどうとかそういう具体名は出さないですけど。調べた数件全部がこんな感じでした。
ウェブが一般化して10年?15年?たぶん私が見たサイトも昔っからあるところですよ。「作る」ための技術はそりゃその間にどんどん進歩したかもしれない。でも運営は?なんのためにウェブサイト公開してるの?
顧客/ユーザー置いてけぼりじゃ制作でどんな先端技術放り込んでも意味ないよ(ちなみにホテルの予約システムが死んでるところも多数あった)。北海道のスキー場ということで黙ってても客は来るっていう殿様商売的な意識なんでしょうか。
サイト制作/維持管理運営で受発注者間でどんな話になってるかわからないですが、これではきっと進歩も未来もない。それが一ユーザーとしての本音。そんなことを思ってる人間がいるんだなーと製作者なり運営なり関係各位の1人にでも伝わればと思い愚痴ってみた次第。
んじゃまた。
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