積丹ブルーに会いに行く。美国の海中散歩、そして島武意海岸の南国のような渚。

キャンプ・登山

盆休みで外に出ている間は天候に恵まれて本当に良かったです。鷹栖の夜空も地元民として胸を張れることですが、いかんせん海のない街。

北海道の美しい海と言えば積丹。恥ずかしながら北海道に住んでいるのに積丹半島はほとんど行ったことがありません。いや正確にはほんのちょっとだけ立ち寄ったり、仕事で行ったりはしてるんですけど、じっくり碧い海を眺めたことがなくて。

たまたまお休み前に妻と娘がテレビで積丹半島の特集見たようで「積丹ブルー見たい!うに丼食べたい!」というので積丹半島までぶらりと旅って参りました。

15日未明出発、16日夜半帰宅という、わりと強行スケジュールでしたがしっかり楽しんできましたよ。

美国港・水中展望船ニューしゃこたん号。そしてウニ

未明に出発したのは旅の一番の目的…

水中展望船「ニューしゃこたん号」に乗るため!夏休み時期の繁忙期は予約できないので、並んだ順に乗船です。最初の出港が8:30だったのでそれに間に合うように出発したのですが

3時過ぎに自宅を出たら6時過ぎに着いちゃいました。車の中で寝て待ってようか…とも思ったのですが、海を見るとついつい竿を出したくなっちゃう。

釣果のほうは…30cmのウグイちゃん。どうせなら食べられるものを釣りたかったぜ…

そうこうしているうちになんだか港に地元のおっちゃん、お兄ちゃんたちが集まってきてお店らしきものを開きだしました。

活ウニとかイカ焼きとかが食べられるようです。もちろんイカは

ここで獲れたものの一夜干し。ウニのほうは

水槽から取り出して…

その場で割って食べられるようにしてくれます。1つ400円です。他にミニうに丼が1杯1,000円で食べられるのですが車中で軽食も食べてきて飯には微妙にまだ早い感じでしたので

とりあえず活ウニを1ついただき。ぷるるん。ほおれほぉれ。

などとやっているうちに乗船時間に。

船長、海の男って感じですな。

水中展望船なのでもちろん海の中を見るのがメインではあるのですが

船の上から眺めても、透きとおるマリンブルーが美しすぎる…!

船下層の展望室はこのように船の左右に窓があってそこから海中が眺められるように。一度に30人ほど入れるので、60人くらい乗って混雑しているときは入れ替わりで、となります。

どうでしょう。完全に碧い海底。岩礁なのでより美しく見えます。

浮遊するクラゲもたくさんいました。神秘的です。

帰港前は海鳥に餌槍やりタイム。絶壁・青い海・カモメ。最高の夏の海です。

1周40分ほどのコースでした。帰港したらちょっとお腹が空いてきたのでミニうに丼をいただくことに。

「美国沖のうには積丹のうにの中でも最高級です(はーと)」注意書きワロタ。

ミニなのでお茶碗一膳くらいのサイズ。ここらの食事処いくと、うに丼一杯だいたい3,000~4,000円で、というのが相場ですがどんぶり一杯じゃちょっと重すぎるのね。

なので一杯1,000円でこれだけいただければ十分リーズナブルと言えるんじゃないですかね。

どーん。ミニっていってもそれなりに載っけてくれますよ。醤油も付けてくれるんですが、もったいないからもちろんそのまま頂きました。

水中展望船でムービーも取ったので写真とまとめてYouTubeに上げてみました。

島武意海岸・日本の渚百選

行き当たりばったりの旅で水中展望船以外行き先を決めてなかったから、次はとりあえず近いところで島武意海岸へ向かうことに。

奥さんとは結婚前に一度行ってるところです。その時は写真一枚撮っただけでそそくさと後にしたのであんまりどんなとこだったか記憶があやしい。

着いてみたけど周囲は山ばかり。なんでこんなところに海岸が?という感じなんですが

どうやらこのトンネルの向こうに海岸があるらしい(全然覚えてない)。これを抜けると…というのはムービーでご覧ください。

南国ですかここは。

ここだけ見ると完全に沖縄な風景ですねぇ。

ちなみにトンネル抜けたところも海面よりはずいぶん高いところなので

5分ほど階段を下りたところで海岸に出ます。

階段の途中から。碧いですねぇ。青じゃなくて碧。コチラの海岸は「日本の渚百選」にも選ばれているそうです。大変納得。これだけ綺麗なんだもの。

海岸に降りて波打ち際へ。ゴロタ石の浜です。秘境の湖沼なみに透きとおっています。

しばし波と戯れるお嬢さん。

しばらくするとシーカヤックがやってきました。後で分かったのですがこのおじさま、キャンプ場で隣になった人でした。私も隠居したらこうやってのんびりシーカヤックで海を満喫したい。

女人禁制・神威岬

島武意海岸の次はさらに西へ進んで神威岬へ。

北海道に源義経が落ち延びた伝説って結構道内あちこちにあって、ここ積丹にもそういう言い伝えがあったそう。

義経を慕っていたアイヌの女性が大陸へ渡った義経への思いを断ち切れず、ここで身投げして、それ以降この岬を女性が載った船が通過すると難破する呪いがかけられたとか。

そんなこともあって「女人禁制」って書いてあるんですが、まぁ今は観光地になって誰でも入っていくことができます。

岬の先端へは駐車場から15分くらい歩かないとならないです。我が家はちょっと疲れていたので岬の入り口までで。とはいえ

いやぁ、ここの海も碧いですねぇ。北海道の日本海岸はたいてい海藻が茂っていてこんなに綺麗に海底が見えるところってまずないんですよね。

ここでまた小腹がすいたので

獲れたてのイカ刺しさん。からの

ツブ焼きどーん。本州の人にはあまりなじみないというツブ貝。突起のないサザエみたいなものだと思っていただければ。2つで400円はお手頃ですね。

お嬢さんは積丹ブルーソフト。いや色だけなんですけどね。なんかあんまり景色の写真なくてすみません。神威岬は

積丹半島の神威岬で美しくもダイナミックな海の絶景を堪能してきたよ | ロプログ

ロプさんがまとめてるのでこちらもご覧になるとよろしいかと思います。

古平の丸八田中商店で食材調達

昼も過ぎたので野営地へ向かう前に夕食の食材調達。意外なことに積丹周辺では鮮魚店があまり多くありません。お食事処はいっぱいあるんですけど、直売所はだいたい加工品ばかりなんですよね。なので

東のほうの古平町へ逆戻り。丸八田中商店というお店へ。地元の小さな日用雑貨・食品店みたいなとこなんですが

ここには鮮魚コーナーがありまして

生干しイカ一杯80円ってめっちゃ安くない?他にも積丹や近海で獲れた魚介類がいろいろおいてあります。すぐ食べたいから、ってお願いしたら頭とかワタとかも取ってくれます。親切。

美国海水浴場で野営

この日の野営地は最初に訪れた美国へ戻り、漁港横の海水浴場に。写真撮り忘れましたが、テント泊無料なのでお客さんいっぱいでした。さて夕食ですが

調理が面倒なので焼き物に。現地調達できなかった時の保険でスペアリブとかも買ってたんですけど

生真イカちゃん焼き焼き。

そしてハッカクを頂きました。ハッカクってあんまり耳慣れない魚なんですが、ゴールデンウィークに小樽のお寿司屋さんで食べたのが美味しくて。北海道でも小樽~積丹辺りじゃないとあまり上がらないそうです。

元は結構グロテスクな魚なんですけどね。味は淡白な白身でありつつ脂がしっかり乗っていて最高でしたよ。

トクビレ – Wikipedia

岬の湯しゃこたんで夕日を眺めながら露天風呂に

夕食食べ終えたのが17時過ぎかな?結構早かったんですけど、理由がありまして。

岬の湯しゃこたんという温泉があって、ここは日本海に沈む夕日を見ながら露天風呂を眺めることができるという素晴らしいところ。

この日の日の入りが18:30くらいで、ちょうど良い時間だったからお客さんも混雑。お風呂の中ではさすがに写真撮れないので、代わりにロビーから日本海に沈む夕日をご覧ください。

若干雲がかかったのが残念。次はきっと真っ赤な夕日を見に来ますよ。

おまけ

鷹栖で夜空撮ったからついつい。夕方の雲もどこかへ行って、夜にはまた晴天に。北斗七星が輝いていました。

まとめ

以上、我が家の夏の思い出・積丹でした。小学生のうちに娘に綺麗なものをたくさん見せられてよかったです。

翌日は定山渓で足湯したり、豊平峡でカレー食べたり、支笏湖見に行ったり、あちこち寄りながら帰路につきました。

景勝地なので観光バスでツアーの方も数多くいらっしゃったようですが、一か所一か所がどこも素敵な場所なので、時間に縛られずのんびりドライブで来られるのが一番の楽しみ方ではないかと思います。

なお美国で食べたミニうに丼、展望船乗り場横の露天商売なので、この時期しか食べられないと思います。ネットでもほとんど情報無いようです(私も行ってみて初めて知りました)。狙っていきたい方はこの季節だけですので注意を。

あとなんといってもこの辺りの景色を満喫するには天気です。これはもう運以外の何ものでもないのです。最初にも書きましたがそういう意味で今回はとてもラッキーな旅になったと思います。

今回はさらに南西の神恵内村のほうまでは周れなかったので、また夏に来たいです。高台のキャンプ場から見る、夜の海に浮かぶ漁火が絶景だそうですよ。

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