アイ キャント スピーク イングリッシュ!

雑談ログ

昨日ツイッターで流れてきた外国人に「日本人が英語を話せない理由」について訊かれたら答えていること。 | SAMURAI BACKPACKER PROJECT サムライバックパッカー 〜世界一周プロジェクト〜というブログエントリが面白かったので日本における英語のことについてなど。

私も英語はからっきししゃべれないのですが、ちょっとだけね。

日本人はどうして英語がしゃべれないかという前に

日本人はどうして日本語がしゃべれるのでしょう?

馬鹿げた質問っぽいですかね?私たちが日本語をしゃべれるのは、生まれたときから周りの言語環境が日本語だったからです。

赤ん坊だった私達の面倒を見てくれた両親が日本語を話すからです。

食べること、飲むこと、遊ぶこと、言語以外のことを覚えるときに一緒に日本語を覚えたからです。

幼稚園や学校に行っても同じです。身の回りに日本語を使う人がいるからコミュニケーションをとるためには日本語が必要なのです。当たり前ですね。

そう考えると日本人のほとんどが英語をしゃべれないのはなぜか?英語を使ってないから、ただそれだけです。なんてシンプルな答え!

確かにビジネスでも必要なんでしょうけど

件のエントリでは「仕事で必要になったらしゃべれるようになる」って話ですが、これはこれで一理あるんじゃないでしょうか。ただ、日本語環境で育っていきなり他人から要求された、ビジネス上のものとして英語をしゃべるってのはなかなか難しいというかハードル高いですよねぇ。

言語というのはコミニュケーションツールであり、それ自体を自己目的化するとなかなかモチベーションもあがらないものです。

理想としてはやっぱり子供のころから言語以外のものとセットで覚える、というかまさに「身につける」のが良いんですけどね。今の日本の環境ではなかなか難しいかもしれない。

日本語覚えてから次に英語…となると、言語の理解にやっぱり日本語というものが介在してしまいますからね。たとえば

こんな風に比べるとわかると思うんですが、聞いたり見たりしたものがそのまま理解できるのと、日本語に翻訳してから理解するのとでは、格段にツールとしての言語の有用性も効率も違います。あ、これさくらんぼじゃないですよ、リンゴですよリンゴ!

そもそもビジネスで後付けするのと子供が生きるのに親とコミニュケーション取るのとではその必要度が全然違いすぎます。ハラ減った、ウンコしたい、頭が痛い、生命に直結することなんだからそりゃ子供だって必死に言葉を吸収しますよね。

学校教育の英語

じゃあ学校教育の英語が不要かというと必ずしもそうじゃぁないと思います。

日本人も学校へ行かなくたって日本語はしゃべれるようになりますが、国語の授業のなかで語彙を増やしたり、より多くの文法を知ることで表現の幅を広げるのは間違いないですから。英語圏の国の教育でも英語の授業くらいはあるでしょう?

「学校教育の英語では英語をしゃべれるようになることは出来ない」というのはしゃべれない理由としてはもっともですが、イコール用不要論と直結、というのはちょっと短絡的過ぎると思うのです。

どうしても英語を身に付けたかったら

それでもネイティブで英語がしゃべれない人が英語を身につけるためにはどうすれば良いか?

結論を言っちゃえば英語環境に飛び込む、もうこれしかないんでしょうね。社会環境が変わって、日本でも日常的に英語が使われない限りは…

冒頭にも言ったとおり私も英語はからっきしです。海外経験もほとんどないです。観光でホノルルに2度行ったくらいで…

ホノルルの街も大きなショップやホテルはわりと日本語が中途半端に通用しちゃうので不便は感じないですけど、ちょっとワイキキから離れた、地元民が行くような飯屋とか洋服屋に行くとあんまり日本語が通用しなかったりします。

そんな感じなのでこっちもカタコトでもなんとか英語をしゃべらなきゃなりません。美味い飯を食うためには。あるいはシャレオツなTシャツを手に入れるためには。

アイ キャント スピーク イングリッシュ、プリーズ スピーク モア スロウリー とか、もう無茶苦茶な英語ですw

半分現金、半分トラベラーズチェックとか持っていったので支払いのときも困るんですよ。チェック使える店なのかどうか聞くのに

キャナイ ユース トラベラーズ チェック?

とか

(チェックを指差しながら)キャナイ ユース ディス?

とか、うそ臭いし文法とか語彙とか正しいのか知らないけど、まぁ通用してよかった。商売してる人たちは日本語わからなくてもそれなりに愛想いいので助かりましたよ。

ベビーカーの娘を連れてエッグズン・シングスってパンケーキ屋に行ったときも、特にお願いしてないのにバイトのねーさんが気を利かせて「アイル デポジット ディス カート(そのカート預かりましょかい?)」とかなんとか言ってくれたりしてちょっと嬉しかったです。いや、混んでて邪魔だからちょっとどけておけみたいなニュアンスをニコニコ言われたのかもしれないですけどwそれなりに意味はわかりましたよ。

あー、そんな話してたらまたハワイ行きたくなってきた…

結論らしい結論もないですが

そんなわけで自信なくて尻込みしてる人も、英語習得を主目的にしないで、なんかの楽しみのついでに英語使う環境に飛び込んでみるのが良いんじゃないでしょうか。

「好きこそものの上手なれ」という言葉もありますからね。私の場合は「カラッとした南国の風に吹かれながら美味いもの喰いつつダラダラしたい」という感じです。

将来の目標を「ワイキキでダラダラ過ごすアフィブロガー」に設定するのも悪くないかもしれない、北国の窓から溶けつつある雪を眺めながらそんなことを想う平日の午前でした。ではまた。

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