片道40kmの峠道を通勤で毎日往復しているゴロドクです、どうも。昨冬などは凍結路面でスリップして峠の麓で路外転落なども経験しました。法に沿って2mほどすべり落ちたので怪我もなく左フロントのサスが逝ったくらいで済みましたけど。北海道の冬は怖いですね、積雪地域の皆さんツルツル路面には十分気をつけましょうね。
さてここ数日通勤で運転しながら「はて、夏ほど飛ばしてないのに通勤にかかる時間てそんなに大きくかわらんなぁ」とふと思いまして、実際のところ走行速度を変えたらどれくらい時間に影響するのか計算してみました。
計算例A:部分的に速度を上昇はそれが大きいほど効果が薄い
計算するための設定ですが、一般道の制限速度は60km/hなので基準となる平均速度を50km/h、これで計算しやすいように始終点間距離を50kmとしました。
全区間に渡ってこの平均速度だと、所要時間は単純計算で50km÷50km/h=1時間となります。簡単ですね。それでは途中で速度を上げてみるとどうなるでしょうか。
全区間の70%つまり35kmを平均速度50km/hで走行し、残りの15kmで速度を上げたとすると結果は以下のようになります。
パターン①をみると「おお10km/hしかスピード上がってないのに3分も得した!なんだやっぱりガンガンアクセル踏んだほうがいいジャマイカ」と思いきや…速度を早いほどその効果が速度を上げたほどではない、というのが分かるでしょうか?
パターン④⑤を見てください。上げた速度を80km/hや90km/hにしても10分も稼げていないんですねぇ。部分的にアフォみたいにスピード上げてもあんまり意味ないってことが分かりました。
ちなみに区間の平均速度で80km/hを超えるってことは区間途中での加減速を考えると瞬間では90km/h以上出ている可能性はかなり高いです。法定速度より30km/hオーバー、累積違反点数が0でも捕まったら一発免停ですね。
計算例B:元の速度が遅かったらどうなるか
では例えば市街地走行などがあって元の速度が50km/hではなく40km/hでしか走行できないという場合を想定とするとどうでしょう。元が遅くなった代わりに早く走る区間を40%(20km)まで増やしてみます。
パターン④の早く走る区間が80km/hになったところでようやく先ほどの全区間50km/hで走った場合と同じ時間になります。パターン⑤90km/hまで速度を上げても2分弱しか稼げていません。
一方パターン①はどうでしょう。かなり遅くなってはいますがそれでも10分も増えていません。もっと遅くなるのかと思ってましたが。
ちなみに速度と力の関係は
力=質量×速度の二乗÷2
です。速度が50km/hの場合と90km/hの場合を比べると(90÷50)×(90÷50)=3.24、つまり衝突した場合には3倍以上の力が作用する、ということになります。おそロシア。
10分の余裕を見ることでリスクヘッジ
以上が計算結果でした。時間について着目すれば計算例Aの場合、速度90km/hまで上げても得をする時間は10分以下、計算例Bの場合、50km/hくらいでゆったり走行しても損するのは10分以下。要するにコレくらいの距離なら「10分早くスタートすれば確実に免停にもならないし電柱やガードロープとケンカしてもケンシロウに殺られたごとき無残な肉片にならない」ということなんですね。
そんな訳で自動車通勤をしてる皆さん、朝がんばって10分早起きしてつまらないリスクを回避しましょう。うん、よし、良いこと言った、俺。
ついでなのでここで北海道警察殿にお願いを一つ。私の通勤時に毎日ブラインドカーブでたぶん100km/h以上出して私の車をブチ抜いてくアフォをはやいとこ検挙してください。別にそいつがどうなってもどうでも良いですけど巻き込まれるのは御免ですので。日暮れ後に田舎の集会所のかげにこっそり隠れてネズミ捕りして11km/h超過検挙ウマーッ、とかそんなセコい小銭稼ぎはどうでもいいですから。
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