日本でも過去数ヶ月、公式表明はないものの検索順位の変動があるたびに米国で先行して実施されていたパンダアップデートが秘密裏に日本でも適用されたのではないかと特に根拠のない憶測が一部で流れたりしていましたが、いよいよ公式にその適用がなされたようです。
Google日本語ブログで公式声明
と言うわけでこちらがその内容。
Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました
2012年7月18日水曜日 | 11:43
Google はこれまで 良質なサイトをユーザーに届けること に力を注いできました。その一環として、2011 年には、通称”Panda アップデート”と呼ばれる アルゴリズムの変更を 英語 や その他多くの言語 において実施しています。この”Panda アップデート”はこれまで日本語や韓国語など一部の言語では実施されていませんでしたが、本日 Google は、日本語、韓国語でも実施したことをお知らせします。
このアルゴリズムの変更では、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイトの掲載順位をより適切に評価します。例えば、ユーザーにとってあまり価値のないサイト、利便性の低いサイト、他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトの掲載順位は下がります。一方、独自の研究や報告、分析など、ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイトの掲載順位はより適切に評価されるようになります。この変更は、日本語、韓国語ともに約 4% の検索結果に影響する見込みです。
このアルゴリズムの変更が多くの検索ユーザーにとって有益なものとなれば幸いです。
Posted by サーチクオリティチーム
元記事はコチラ。
パンダアップデートってなにさ?っていうと
Googleのパンダアップデートとは:海外速報部ログ:ITmedia オルタナティブ・ブログ
この辺や上記公式ブログにもあるように無意味で低品質なサイトを排除し有益なコンテンツが検索順位の上位に来る(=検索ユーザーにとって必要な情報にたどり着きやすい)ようにするための検索アルゴリズムの改変であります。
巷に言われるコンテンツファームやワードサラダといった狙いたいワードの詰め込んだ、人間にとってはほとんど意味のない文章や文字の羅列、リンクファームなどいわゆるSEOスパム的な手法で作られた価値の低いコンテンツを排除して、より有益な情報価値を持つサイトを検索上位に表示させましょうよ、ということです。
パンダアップデートと名づけられ大々的な検索アルゴリズム更新っぽい話に聞こえますが、おそらく今までだって(いちいち取り上げられない)小さな改変を積み重ねはやってきたでしょうしSEOスパム排除の方向性は同じでしょうからあらためて驚くほどのことではないと思われ。
これを受けてウェブサイトやブログ運営者は何をすれば良いのかということですが。
『読む人にとって楽しい、あるいは役立つ独自のコンテンツを作る』ことに何も変わりはないと思います。ようするに真面目に(というか普通に)やってる人は今までどおり、ってことですね。特に怯える必要はないんじゃないでしょうか。
ま、結論としてはそんだけなんですが、SEOスパムもさることながら単なるニュースコピペの羅列ブログも当然価値が低いと判断されるみたいなので、速報ニュース系の記事ばかりコピペで取り扱ってる人は要注意ですね。
ただ排除されるのがページ単位なのかサイト単位なのかはよくわからないので様子みなきゃいけないところもあるんでしょうが。記事単位で見ればニュース記事などの引用は当ブログでも良くありますからね。
もしかしたらその辺の絡みでSEOスパムやってないのに今日以降大々的に検索順位の下がるサイトもまれにはあるかもしれません。
その場合はゴゴル先生を恨まずに自分のコンテンツがあまり有益でなかったのかなぁ、と前向きに自サイトの方向性を考え直す機会とするのが良いかと思います。ではまた。
【注記】この記事は次で『ゴゴルのパンダめ、やりやがったな畜生!』っていうタイトルの記事を書く前フリではありません。多分。
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