無料素材集サイト以外に自分独自の引き出しを増やしておく。素材を撮りためるときに注意すべきこと

一つ前のエントリで無料で利用できる素材サイトを紹介したばかりですが、良い素材はやっぱり皆さん使いたいわけで「かっちょええサイトでけたーおれ天才やー」と思ってたらよそのサイトと一番目立つアイキャッチがガッツリ被ってたリとか、ちょっと切ないですね。

素材集を利用して生産性を上げるというのも仕事においては重要ですが、他と違う画作りをしたいと思ったら自分で素材の引き出しを増やしておく、ということも重要です。

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撮って撮って撮りまくれ

引き出しを増やす為にはどうするか?簡単です。ひたすらシャッターを押しまくることです。ここ数年で携帯電話のカメラ機能も飛躍的に上昇し、印刷目的ならまだしもWeb用素材としては十分な解像度をもって撮影できるようになりました。わざわざデジカメを携行しなくても撮影したいと思ったときにはいつでも撮影できるはずです。

重要なのは撮影するときにあまり考えすぎないことです。「これ撮影してもあまり使い道ないかな?」「こんな写真は好感をもたれないかな?」考え出すと手が止まってしまいます。芸術的な写真を撮るわけではありません、目的はあくまで素材収集です。はじめからあまりいろんなことを考え過ぎないほうがいいでしょう。

そして撮影対象を絞らないこと。ビル街、山、青い空、夕暮れの川…ただそこにいるというだけで撮影できるものは沢山あります。もっと身近なものでもいいのです。スニーカー、マグカップ、ボールペンとノート、スーパーで買ってきた野菜…ちょっと見回せばいろんなものがありますよね。

先入観でアングルを決めない

感性面で注意すべきことをひとつ。「山の画像は空とのバランスを考えて構図を決める」「マグカップは斜め上から眺めるもの」という先入観を捨てましょう。画面いっぱいに山肌を撮影してもいいのです。マグカップはひっくり返して並べて真上から撮影してもいいのです。あなたの背中は普通自分で見ることはないですが、鏡越しに撮影すると意外にダンディな、あるいはセクシーな姿かもしれません。できれば一つの対象をいろんな角度から複数撮影するのがいいでしょう。あなたの頭の中では想像もつかなかったほど意外に使い勝手の広がる写真が撮れるかもしれません。

ただしここで言っているのはあくまで素材収集のための話であって、あらためて媒体のビジュアルデザインを行うときには読み手にきちんと意図の伝わる設計をする、という基本は外さないように…何でもかんでも奇をてらえばいいというものではありませんね。

フォトレタッチソフトでどうにもならない3つの要素に気をつける

一方技術的側面で注意すべきことは、素材の時点で正しい情報を残しておかないと後でフォトレタッチソフトでもどうにもならないこと、「白とび」「黒つぶれ」「ピンボケ」だけはないように注意しましょう。

「白とび」とは強い光が入ることでその周囲も含めて露出オーバーとなり、生成された画像ではその一角がほぼ白一色になってしまうこと、「黒つぶれ」とは白とびとは逆に光量が不足して周辺含めて真っ黒になってしまうことです。白とび、黒つぶれ、いずれもそれが発生してしまった箇所は階調の情報を失い(データ上はその一角は#ffffffあるいは#000000となる)、フォトレタッチソフトでトーンカーブで調整しても復元が不可能となります。

ピンボケ写真は物体の輪郭の周囲の情報が背景と同化してしまっているわけで、軽度ならばフォトレタッチのシャープネス(輪郭強調)フィルタである程度は補正可能ですが、基本的には撮影時に失われた情報ですのでコレも厳密には復元不能となります。逆に被フォトレタッチソフトで任意の場所にブラー(ぼかし)をかけるのは容易ですので、被写界深度(ピントの合う奥行きの範囲)を広めにとって輪郭のはっきりした撮影を行うように心がけましょう。

いかがでしょうか。これなら日常の中でもちょっとずつ素材を蓄えていけそうじゃないですか?ちなみにこのブログのヘッダとフッタの画像も私が撮りためてた素材から加工したものです。札幌のモエレ沼公園行ったときにガラスのピラミッドの基礎壁面を撮影したもので、これにカラーグラデーションのレイヤーかぶせて透過調整したものなんですよ。

そんな画像に関するエントリを一切画像ナシで書いてしまったわけですが、うまく伝わったでしょうか。皆さんの参考になれば幸いです。

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