境界型糖尿病ってご存知ですか?

昼に弁当を喰うと猛烈に眠気に襲われるゴロドクです、どうも。

成人病の代表格のひとつである糖尿病。血液中のブドウ糖濃度がブワーっと上がっちゃう皆さんご存知のアレです。実は糖尿病には「成りかけ」の状態ってのがありまして、昨年の健康診断で血糖値が引っかかって病院で再検査受けたら私がそれでした。それが「境界型糖尿病」です。

糖尿病いろいろ

糖尿病とは

血液中のブドウ糖濃度は普通はだいたい一定の幅におさまるよう体内で自動的に調整されています。膵(すい)臓から分泌されるホルモンの一種にインスリンというものがありまして、これのおかげで肝臓や筋肉に糖類を取り込むことが出来ます。この量が足りなくなったり働きが悪くなると血液中にブドウ糖が残ってしまい血糖値が上がってしまいます。これが糖尿病です。

糖尿病には2種類あって、インスリンを製造する膵臓のβ細胞が壊れることでインスリンそのものがほとんど作れなくなってしまう「1型糖尿病」と、血中にインスリンはあるけどその働き事態が悪くなるかあるいはβ細胞が壊れたわけではないのにインスリンの分泌量が減ってしまう「2型糖尿病」に分けられます。

どちらも血糖値が上がるという点で同じですが特に1型ではインスリンが絶対的に不足するため体を動かすエネルギー源となる糖類を取り込むことが出来ません。このとき別なエネルギー源として体内の脂肪を燃やしてエネルギーを得ようとする働きが体にはあるのですが、この脂肪燃焼の過程でケトン体というものが合成されることによって血液のpHが酸性に傾きます。これを「ケトアシドーシス」といいます。これが起こらないようにするためにはインスリンの投与が不可欠です。

ケトアシドーシスの症状として口の渇きや倦怠感などを覚えるほか、意識障害を引き起こすこともあり重篤な場合は生命に危険を及ぼすこともあると言われています。

2型では1型ほど急激な血糖値上昇はないので1型のようなケトアシドーシスはほとんど起こりませんが、放置しておくと網膜の機能低下で視力が低下したり腎臓の機能低下を引き起こしたり諸々の合併症があらわれるので、これらの予防のためインスリンの投与が必要であるということについては1型と同様のようです。

境界型糖尿病とは

さて前置きが長くなりましたが境界型糖尿病とは何でしょうか。

簡単に言うと「糖尿病になる一歩手前」です。血糖値の検査ではブドウ糖負荷試験というものを行いますがこのときの血糖値の指標である75gOGTT2時間値という数値が200mg/dlであると糖尿病であると診断されます。境界型糖尿病というのは血糖値はそこまで行かないが通常よりは高めの値(75gOGTT2時間値が140~199mg/dl)であるか、あるいは空腹時の血糖値が110~125mg/dlを指します。

これでお分かりになったと思いますが、血糖値にある一定の閾(しきい)値を設定してそこを超えるか超えないかで呼称が異なるということであって、病気そのものの本質は何も変わらないということなのです。

ブドウ糖負荷試験とは

実際のところブドウ糖負荷試験というのは何をするのかというと、空腹の状態でまず採血・採尿して糖の量をはかります。それが終わったら150cc~200cc程度のものっすごい濃いサイダー(このなかに75gのブドウ糖が入っているらしい)みたいのを一気に飲まされます。その後は安静にしてるのですが30分おきに4回ほど採血を、1時間おきに採尿を行います。

採血は最初のとあわせて都合5回もしなければなりませんが運が悪いと「あまり採血のお得意でない」看護士さんにあたって針指す数が倍くらいになったりします。もちろん私は運の悪い人でしたょ。ドヤァッ。

でこの血液から計った血糖値の変化の状態を見て糖尿病かどうかを診断されるわけです。

境界型糖尿病との付き合い方

境界型糖尿病は治るのか

そんな針の穴地獄を経て境界型糖尿病と診断されたわけですが、さてこれは治すことが出来るのでしょうか。

病院の先生によると糖尿病の原因というのは遺伝的な要因もあり必ずしも明確ではない、とのことです。原因が分からないということはつまり根本治療は出来ない、ということです。じゃぁ放っておいて良いかというとそんなことはありません。そのままだと本格的な糖尿病に移行してしまうからです。

じゃぁどうすれば良いの?

境界型糖尿病の段階ではまだ1・2型糖尿病ほどの血糖値上昇はないのでインスリンの投与など治療・投薬的なことは行いません。

根本治療はないので対処療法的なことにしかならないのですが通常の生活で次のようなことを気をつけるように指導されました。

  1. 食事はご飯・麺類など炭水化物はあまり多く取らない
  2. 果物やお菓子など糖の多いものも当然少なめに
  3. お酒についても控えめに(アルコールそのものではなく含まれる糖分が問題)
  4. 食事の際は野菜など繊維質を多めに摂る
  5. 食べる順序としては野菜を先に

血糖値が上がるのがダメなのだから1~3は当然ですね(炭水化物は胃で消化されて糖に分解されます)。かといって糖が体を動かすエネルギー源である以上、全く食べないわけにもいきません、ほどほどにってことです。元々私はそんなに食べるほうではない(3食とも一膳飯で十分)なのであまり苦痛ではないです。夜な夜なブログ書きながらおやつとか甘いもの食べるのは禁忌なのでそれはつらいですけど…水道水飲んで頑張ります、ハイ。

4,5はどういうことかというと、繊維質を先に胃に入れることで糖の吸収の速度が遅くなり、結果として血糖値の上昇も緩慢になる、ってことらしいです。

ちなみに食べる野菜の量は生野菜だと「両手のひらでお椀を作ったときくらいの量」以上を3食ごとに摂るのが理想だそうです。

まぁそういったことを気をつけることで急激に糖尿病への移行は防げるそうです。完全によくなることもないそうなので年に一回くらい検査受けつつ生活習慣を見直して予防をしましょう、というのが今の私の状態です。

このエントリの冒頭で「飯喰うと眠くなる」って言ったのはつまり血糖値上昇の自覚症状なのです。もう少し正確に言うと「若干の皮膚の火照(ほて)りと浮腫(むく)み」があって「意識がぼーっとして倦怠感を感じる」状態です。なので寝たからといって症状がなくなるわけではないのです(寝てる間に時間が経過して症状がなくなることはもちろんあります)。

いかがでしたでしょうか。境界型糖尿病、「ただちに生命に危険を及ぼす影響を与えるものではない(枝野風、ドヤァッ)」ですが油断は出来ませんね。若い頃は健康診断なんて「無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」と思ってましたがちゃんと役に立つ事もあるんですね。忙しい現代社会で常に健康状態をベストに保ち続けるのはなかなか難しいですが、検診を気に自分の生活習慣を今一度見直してみるのも悪くありませんね。

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