自衛隊による炊き出しはボランティアではない、任務だ | 56DOC BLOG

自衛隊による炊き出しはボランティアではない、任務だ

今回の熊本地震で被災された方におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

熊本県知事がamazonでほしい物リストをうpしていただけるといろんなことがうまく回るんじゃないかと思ってるごろどくですどうも。みなさん義援金詐欺には気を付けましょう。さて

被災者の疑問「そういえば自衛隊員がご飯を食べているのを見たことがない…」→衝撃の真実が明らかに | netgeek

本日のほってんとりに挙がってて、昨日もSNSで回ってきた話なので。さすがnetgeek、拡散できそうなネタなら何でもありという姿勢はある意味潔いです(褒めてない)。が、これは「衝撃の真実」であってはならないのですよ。

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私たちの当たり前と自衛官の当たり前は違う

東日本大震災の時もそうだし、今回の熊本でも同じですが自衛隊各部隊が救助救援に派遣されるのは任務だからですよ。

誰かが命令して、行くべき者が行き、やるべきことをやる。そのやるべきことが今回は被災者救助・支援だったというだけです。炊き出しももちろん任務の一部。

そして、どのような任務であろうと本来任務に差し支えない最小の労力で必要十分な食事を行えるように携行食というものは考えられているのです。

戦闘糧食 I型 – Wikipedia

戦闘糧食 II型 – Wikipedia

携行食=粗末な食事、ということではありません。内容は隊員へのアンケートで決まるものもあるし、量が少ないわけでもないし、主催副菜もそれなりに種類があります。士気を維持できないと本来任務に差し支えますからね。

今あるかどうかわかりませんが、昔喰った缶メシのウィンナーの油漬けやレトルトの混ぜご飯みたいのは温めなくても美味かったです(私自身は元自ではありません、念のため。官給品隠匿でもありません)。

かように携行品が用意されているというだけでなく、どのような自衛官、曹士幹部であろうと日常から演習等を通じた運用習熟を行っているからこそ本来任務に専念できるのです。決して遠慮で温かいメシを食わないわけではないのです。

つまり食事一つとってすら練度を要するものであり、またこれが大変なこと、苦痛なこととではなく普通のこととしてできるように運用を検討され、また日々訓練を重ねているのです。

それゆえマスゴミ叩きのための対照として自衛隊員の食事の話を持ち出すというのは甚だ筋違いであって、そもそも対比などしなくてもダメなやつはダメなのです。被災地滞在するなら自分の尻ぐらいは自分で拭けるようにしていこうぜ。報道自体は公益性のある業務だから否定はしないからさ。

ちなみに自衛隊の携行食と言えば…なんですが、これの動画、冬季遊撃レンジャー 2/2の1:45位をご覧ください。

陸上自衛隊レンジャー訓練の動画まとめ | 56docブログ

行軍中は凍ったレーションバリバリかじって食てます。あと雪溶かして水分補給に使ってます。

もちろん指導官の嫌がらせでそうしているわけではありません。動画中の解説にもありますが火気の使用は、こと積雪した山中においては敵に発見される危険を伴うから禁止されているのです。

ということで、自衛隊のお世話になった時にはこういったことを踏まえて余計な尾ひれを付けずに素直に「ありがとう」だけ言うことにしましょう。隊員個々人にはそれで十分感謝の意は伝わります。任務を完遂し生きて帰ることが彼らにとってもっとも大事なことなのです。

被災者支援がひと段落しても、おそらく施設部隊あたりは復興支援が続くんじゃないかと思います、ご苦労様です。元気でかわりなく原隊復帰されることを祈念いたしまして。

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