ダイソーメタルジグの魅力に取りつかれてしまって朝から晩まで釣りのことしか考えてないごろどくですどうも。仕事はまじめにしております。
ジグベイト・ジグロックの有能さについては
ダイソーのメタルジグ「ジグベイト/ジグロック」が有能すぎるので、軽くチューンの仕方を紹介するよ | 56DOC BLOG
にて書いた通り。とはいえこの記事にも書いた通り欠点はあります。付属のトレブルフックです。全然刺さりません。ですので私自身は全く使ってないし、使ったことのあるかたのレポ読んだら、ヒットした後引き揚げたらトリプルがシングルになってた(要するに折れた)、なんて話も聞きます。
ダイソーメタルジグユーザーでもほとんどの方はフックだけは別物に交換しているようです。アシストフックもさほど高いものでもないですが、なんせダイソーメタルジグでロスト前提で使ってるわけですから、フックの単価もできる限り最低ラインに近づけたいな、と。
そんなことでジグベイト・ジグロックのメインの使いかたであるであろうライトショアジギング用のアシストフックの作り方をメモっておきます。
まずはフックとラインの準備
どのフック使ったらいいの?って話ですが、最終的にはお好みで…ってことになっちゃうんですが、単価的には13号~18号くらいのパック売りしてる丸セイゴ針とかチヌ針なんかがお手頃良いと思います。チモトはアイ付のじゃなくてT字ので大丈夫です。
15号くらいのだと30本ひとパックで350~400円くらいで買えますね。単価十数円。あとこれ余談ですがサクラマス用とかって売ってるカラー針も結構割高なので
シルバーの針買ってきて塗装するのもありだと思います。私は手元にエアブラシあるのでそれで。
あんまり分厚く吹くと刺さり悪くなるでしょうから針先だけマスクするか、薄吹きにするかって感じで。
ここで使っているのはクレオスのアクリジョンって新水性塗料です。ラッカーほどではないですが昔の水性塗料なんかよりはるかに塗膜が丈夫です。といっても使っているうちにだんだんハゲてくるとは思いますけどね。
あとライン。PEアシストラインの100lb前後の使っておけばライトショアでは十分でしょう。
これは芯線なしの12号で120lb。芯線なしでもありでもどっちでもいいですが、この後紹介するシングルフックの作り方の中ではとりあえず芯線なしバージョンでやってます。
シングルフックの作り方
まずは一番単純なシングルフックの作り方から。
まず針のチモトのほうから針先の方に向けてセキ糸を密に巻き付けていきます。だいたい1.5cm~2cmくらいでしょうか。アシストラインを直接針に抱かせるとスルっと滑ってしまうので、そうならないためのベースですね。弛まないようにテンションかけたまま巻いてきます。
セキ糸は専用のものもあるようですが、フライの飾りを締めてくやつとかが100m400円くらいで売ってると思うのでそんなので良いです。
あと、アシストフックの作り方紹介している記事ではボビンホルダーなる道具を使っているのを見かけますが、なくても全然普通に手で巻いていけます。ホルダーは超大量生産するようになって効率化が必要になったときに買っても遅くないんじゃないですかね。
で、巻き終わったらここでいったんマニキュアトップコート(これもダイソーで売ってる)で固めます。速乾のが仕事早くていいです。針の軸と滑らなければいいのでたっぷり塗らなくていいですよ。
ここからアシストラインを抱かせていきます。シングルフックですのでループを作るためにアシストラインを二つ折りにして使います。ただし、巻くのは一本ずつね。
アシストラインの片端だけ針先側からチモトに向かってまたセキ糸で巻き付けていきます。アシストラインに食い込むようにしっかりテンションかけながらね。
端までいったらもういったんを抱かせて、再びチモト側から針先に向けてセキ糸を巻き付けていきます。テンション抜かないのはここまで同様。巻き終わったらここで再び滑り止め兼一時的なテンション抜け防止としてトップコートを塗ります。
最後に熱収縮チューブを被せて終わり。2cmくらいでチモトも全部被せます。熱湯かドライヤーで縮みますが、私の感覚ではどちらかというとドライヤーの方がしっかり締まるかな。
熱収縮チューブはホームセンターなどでも売ってます。ここで使ったのは太さ1.5mmで2m巻きが500円以下で手に入りました。太さは最後に被せるときに気持ち抵抗あるくらいのを選びましょう。あまり緩いと収縮しても締め込み効かなかったら意味ないですからね…と、ここまでやって1個出来上がり。実際に作るときには
10セット分くらい最初に全部用意して並べておくとサクサク作業進みます。慣れると1つ5分もかかりませんので10本分でも1時間以下の作業となります。1釣行としてはこれくらいあれば十分でしょう。
ところでアシストラインの端部をそれぞれ別に締めこんでいますが、これを2本まとめて巻くとどうなるか?巻きのテンション強めでも、かなりの確率ですっぽ抜けます。
掛かる魚の重さや引きの強さにもよりますが、手で思いっきり引っ張ったら抜けるくらい(実験済み、けっこうスルっと逝く)ですので、尺オーバーを相手にするつもりならちょっと心もとないですね。
ですので多少面倒ではありますが2本それぞれしっかり締めこんで作ってください。
ダブルフックの作り方
ダブルフックはシングルを芯線なしで作る上記のパターンで、アシストラインを1本にして各両端に針つける…だけなのですが、ここでは芯線入りのアシストラインを使う方法でやってみましょう。
写真のグレーのアシストラインは100lbのを芯線抜いて使ってます。
芯線抜くと中が空洞ですので。端から1.5cm~2cmくらいのところで外からフックをブスっと刺します。差しますが貫通させないで
針先をラインの中空部分を通して外に出します。そうするとこのようにチモトだけラインの外側にひょこっと飛び出たような形になります。この時点で基本的にすっぽ抜けはない(はず)です。
あとはセキ糸で縛っていくのみ。針側~チモト~針側と1往復します。
最終的に熱収縮チューブで固定します。心配ならチューブ被せる前にトップコートで固めてもいいかも。私はやってないですけど。以上のような感じですが
やってみればわかりますがダブルフックは両端でこれを行うので、熱収縮チューブはラインにフック刺すす前にあらかじめライン側に通しておかないとダメですよ。
いったんフック刺すとかえしがあるので抜いてやり直すのはほぼ絶望的、カッターでカットしてフック以外がゴミ箱行きとあいなりますのでご注意を。
なお
2017年5月 増毛港ホッケ・アメマス釣果情報 | 56DOC BLOG
このときホッケ釣ったのがこのダブルフックです。ちゃんと掛かってよかったよかった。
オマケ・ジグロックをホロテープでカラーチューンしたった
ダイソージグは小銭があるときに数個ずつ買い足すと精神的ダメージが低くていいです。1個100円+税でも大人買いで2,000~3,000円使っちゃうとなんか使いすぎちゃった感ありますよね100均だけに。
そんなことはどうでもいいのですが、これまたダイソーでホロテープ4色入りってのがあったのでジグロックに貼ってみました。
全面貼りするときはこうやって目玉いったん外しておくといいですね。
ホロテープは微妙な伸び加減。全く伸びないわけではないです。ジグロックの片面程度ならテンションかければ何とかなじみますが縁まで回すのは無理ですね。しわしわになるので別貼りで。
出来上がったアカキン。上は比較用の手入れてないシルバー。なかなかいい感じじゃまいかヤリイカスルメイカ。ベース色以外の色反射するのがいいね。
テープのパッケージに紫って書いてあったけど青か濃紺ってほうが近いかな。ベーシックなベイトカラーツートン。サバとか鮭稚魚のイメージね。
が、これ後で気づいたけど上下間違ってるわ…腹上になってたら死んだ魚じゃん。
おフランスなトリコロール。悪ふざけ過ぎ。120%釣れる気がしないけど、ダイソージグだからお気楽にこういう遊びができますな。
単価など
詳しい内訳書くの面倒くさいので結果だけ書きますが、ざっと計算すると上記の作り方でシングルフックがフック・アシストライン・セキ糸・収縮チューブまで含めて32円くらいでした。
リング代が入ってないですが、ジグベイト・ジグロック付属のスプリットリング流用したらタダね。こだわる人はソリッドリング使うんでしょうけどねー、なんかお手軽にライトショアやるぐらいならこれで十分な気がする。
市販品ってどれくらいするんだっけ。安いのだと5本で300円くらい?自作で半額くらいにはなってるんじゃないでしょうか。
ジグロック・ジグベイトにゼブラグローチューンすると20円弱するんですが、本体・グロー化・自作フックでもせいぜい160円くらい。ダブルにしても絶対に200円もしない。やっぱり安い、安いですな。
これくらいだとかなり気楽に好きなだけジグ投げられますもんね。なんかね、ボウズのプレッシャーとロストビビッてたらね、もうピリピリして釣りをぜんぜん楽しめないの、辛いの。
ということで、もちろん腕が上がればそれなりのお値段のタックルでそれなりの道具で…って深い沼にはまっていくのはいたしかたないとして、やっぱりショアジギとが岸ジギ始めたばかりならダイソージグ+自作フックで十分。いや、「で十分」というより「がベスト」といってもいい気がします。ダイソージグマジおすすめです。ぜひダマされてください。
んじゃまた。
コメント
他に連絡先が見つかりませんでしたのでコメント欄から失礼いたします。イギリスのデジタルマーケティング会社の要請で問合せしております。今回こちらの「ライトショアジギング用アシストフックを自作しよう」https://blog.56doc.net/Entry/882/という記事を拝見し、当方クライアント指定のキーワードである「熱収縮チューブ」の記載部分を使って、指定ウェブページにリンクする短文を追記していただきたいと思い、連絡させていただいております。こちらの記事の主旨に背かない範囲でのお願いです。そのようなご依頼に対する対応は可能でしょうか。特定商品の宣伝ではない、一般的な短文です。もしよろしければ文の例や謝礼金も含め詳細についてメールでご説明させていただけたらと思います。一度ご連絡をいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
幸子・・・16年前、「スーパーに買い物に行く」と行ったきり行方がわからなくなった幸子でねえか?
あの時にケンカのタネになっていた件はもう解決したから帰ってこい!
順平も努も待っているぞ。