盆地人なので海釣りに行ったら決してボウズでは帰りたくないごろどくですどうも。ボウズでもないしハゲでもないです。白髪はまぁまぁひどいです。
ボウズで帰らないとなるとタックルも複数用意していきたいわけで、ジグだミノーだワームだエサ釣りだと色々そろえると結構な物量。
昨年は昨年で
こんな感じで可搬にしてましたが、それでもサビキや投げのパックだとか照明・ツール関係が入りきらないので別途小さい工具箱も持って歩いておりまして。あっちこっちに道具が散在するのも面倒が多いのでもうでっかいタックルボックス買っちゃおうかな、と。
普通にメイホウのバケットマウスとか買ってもつまらないのでググったらリングスターなるブランドのツールボックスをベースに改造してる例が結構あったので、諸先輩に倣いつつ自分だけのタックルボックスを作ってみることにしました。
ガンキャノンではありませんよ。
【2020/05/22追記】
このドカットカスタムをサビキ仕様にポン付け改造する方法も書きました。
三脚要らずで移動も置き竿もめたくそ便利になります。
改造ベースとなるリングスター・ドカットD4700
改造のベースとなるリングスターのドカットシリーズにもいくつかサイズがあって、タックルボックスとして使い勝手がよさそうなのはD4500・D4700・D5000あたりです。
実際改造して使ってる人のレビュー見るとD4500では容量が微妙に足りない、D5000ではデカすぎるということでD4700使ってるケースが多かったです。なのでどくさんも
真似してD4700にしてみました。容量27Lで内寸が465(L)x333(W)x322(H)mm。本体空重量は2.6kgでまぁまぁ重い。重いおかげで後述のロッドホルダー取り付けてロッド立てても安定するんですけどね。
メーカーの公式ページと紹介動画も載せておきますので、スペック詳細はそちらで。
カスタムその1:底面に滑り止め
底面というか接地面はこんな感じになってます。
補強リブがそのまま接地面になってます。樹脂なので滑りやすそうです。車に積んでカーブで転がられるの嫌なので
スポンジゴム1cm厚のを3cm×4cmに切って四隅と前後の中間、計6か所に貼り付けました。
カスタムその2:内部収納を工夫してみる
次は一番肝心な収納力の強化。
付属の上トレイは特にいじるところなし…
サビキのパックとか寝かすとドンピシャな深さ。中仕切りもあるのでフィッシングプライヤーとかナイフetcツール類はここのトレイに入れようかな。
あとは本体の方。テキトーにもの放り込んでも深さが全く活きないので仕切りを作ってパーツケースを並べて縦収納したいのですがその前に
内底が傷ついたり汚れたりしないようにマット的なものを敷いておきます。ダイソーのコルクカラーボードとかいうやつ。
片面はコルクでもう一面は普通のボード材になっております。コルクが上になるように敷きます。
サイズは35cm×24cmにするとちょうどよかったですよ。角は軽く面取りしておくとベスト。
続いて中仕切り。これもダイソーで10cmの切って使えるパーティション2枚入り×3パック。
長辺方向用28目、短辺方向20目で長さが合います。
これをそれぞれ3枚ずつ組み合わせると
なんとなんとあのダイソーのパーツケースがぴったり納まるじゃあないですか。MAX12個まで行けます。これで収納力一気に上がります。
小部屋の方にはフロートなど、パーツケースに入れられないものを縦収納するのにもちょうどいいです。
パーティション組んだ端っこは空間ができますが
こういうのもジップロックとかウェットティッシュとか古新聞とかビニ手とかホッカイロ差し込んでおくのにものすごく重宝します。こういうの重ねて収納するとガサゴソ探すの面倒ですからね。
カスタムその3:ロッドホルダー装着
タックルボックスのカスタムと言えばやっぱりロッドホルダーですよ。
100均傘立てとかで代用してる作例もあってコスト的にはそっちの方が全然安いですが、まがりなりにも屋外でかつ乱暴に使うものなのでそこはそれなりに丈夫なものを。
ということで硬質塩化ビニル管、VUとかVPってやつです。使用するのはVUの40A。1mもの買って最大50cm×2本のホルダーとなります。自分の使うロッドの尻長に合わせてカットしてもらって下さい。
私のはコメリで買ったのでついでにワンカット(50円)してもらいMAXサイズにしています。
その他に40Aの塩ビサドル4つと
その他HT継手の先っちょ丸いキャップを二つ。当然これも40Aです。VU/VPのキャップもあり、こちらは本当に端面塞ぐやつというか平らなやつ。なんか丸い方がかっこいいかなーと思って…
あと中で竿尻当たった時に丸い方がロッドに優しいかな、と思ったり。
サドルの高さがパイプと一緒なのでそのまま取り付けようとするとドカットの蓋受けフランジにぶつかるので
サドルの足を作ってやるのですが、写真のごとく厚み9mm×2枚でぴったりの高さになります。なので20mm×9mmの木工材料を用意します。90cmもあれば十分。
長さ12cm1枚と3cm2枚がワンセットで
こんな感じで使いまして、この隙間は何なのかと言いますと
滑り止めで使ったのと同じ1cm厚のスポンジゴムを入れ、パイプとの締め代を作るのと、あとパイプ表面が傷まないよう配慮…したつもり。
取り付け状態先に見せますと
こんな感じになります。取付ボルトはM5×35mmの六角ボルトで
内側がボルトの頭、外がナットになるようにしました。ボルトの頭とナットにはそれぞれ平座金入れてます。スポンジゴムの弾性が効くのでスプリングワッシャーは入れてません。
ボルトの長さは40mmでもいいかも…締めたらぴったりですごく良いんだけど、最初の一山かけるときはギリなのでちょっと作業が大変。
そしてパイプも取り付けてみる。
形状的には問題なさそう。塩ビの色はダサい。サドルの脚部は湿ってカビたり腐ったりしたら嫌なので(臭いも付くし)アルミテープで覆ってます。
キャップは地面につかないように。ボルト孔で下から10cm、上下ボルト間8cmくらいです。あと降雨でホルダーの中に水貯まるのも嫌なのでキャップの先端は直径1cmの穴をドリルで開けてます。写真撮り忘れたすまない。
形ができたのでロッドを…
立ててみた。かっこいいじゃん!塩ビの色ダサいじゃん(何行かぶり2回目)!
パイプの端面がリールに直接あたるのは傷付きそうで塩梅良くないです。なので
こういう鉄板端部とか保護するゴムを買ってみました。が、なにぶんパイプの径が小さいのでそのままつけると内側がしわしわになってうまく取り付けられません。
しょうがないので
2枚割にするのですが、
ど真ん中じゃなくてガッキが残るように片側に寄せてカットし、パイプ外周に取り付けます。40A1周で160mmほど。長めに切って接続部のテーパー調整しながら切り詰めるといいと思います。
はい、これでリール傷めないですね。あ、ここで急にパイプが赤くなってますね…
蓋に合わせて赤く塗っちゃいました。何度も言いますがガンキャノンではありません…
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カスタムその4:蓋の開き止め
これは結構やってる人が多い、定番工作らしいですね。
ドカットは左右どっちにも開けて180°全開にできる仕様です。ものの出し入れとしてはとても便利。ただ釣り場でタックルボックスとして使うとなると、120°くらいで止まってほしいところ。
ここはボールチェーンを使って開閉角度を制限します。今回用意したのは3mmのボールチェーン。メーター売りなので1m買ったけど使うのは26cmだけです。
その他同径用のカップリング、コネクター、写真にないけどM3×10mmのなべねじとナットを各2個。ちなみに開閉制限だけならコネクターは必須じゃないです。どうしても全開したい時用にチェーンの一部を切ってそこをコネクターで繋ぐぎます。どくさんはまだやってません。
チェーンの両端に
カップリングを繋いでおきます。で蓋は一番端の補強中央に
3mmの穴をあけますが、ご覧の通りほかのリブが邪魔になるので電ドルとかでは無理です。写真のようにピンバイスだとそれなりにキリ通せます。
蓋の方は
ハンドルの上のリブで囲まれた区画の上の方に、同様にキリで穴をあけます。
先ほどのカップリングを取り付けたチェーンをねじで留めまして
蓋開き止めの出来上がり。カップリングの状態と穴位置のバランスは、蓋側が
本体側が
こんな感じになっております。いずれも幅の中央に取り付け、カップリングの頭が飛びした形ですけど、お互い干渉せず蓋もキチッと閉じることが出来ました。
カスタムその5:蓋を磁化して小パーツ置き場に
蓋を磁化と言ってもプラなのでマグネットシート貼るだけなんですけどね。これもダイソー品で用足ります。マグネットシートとカーボン柄の粘着シート。
リングスターさんには申し訳ないけどロゴマークのステッカーを
ペリッと剥がし、これをゲージにして
マグネットシートをカットすると測らなくても寸法的に間違いのないものが出来まする。測ると12cm×6.5cmね。出来たら四隅は面取りかRカットを。
スプリットチングとかスナップとかパーツ類小出しにすると風で飛ばされたり転がってったりするのでこんな風に使えればな、と。
せっかくなので端っこの溝のところも。マグネットシート3枚重ねると深さ的に丁度良かったです。
このフック錆びてんな、、、新しいの作らなきゃ。
カスタムその6:蓋の上も収納に…
マグネットつけたので、生エサ仮置きしてもいいように(臭うから箱の中に入れて持ち運びたくない)金属トレーも。
あと一緒に買ったフックは、あのバスケットのチャリカゴネットを取り付けようと思いましてね。
ロックの外側4か所に取り付けます。
これでボックスの中に入れられない(入れたくない)ものもまとめて持ち運べます。
アミブロックとかしながら持ってくモード。
脱いだ上着挟んでおくモード(※ただし臭くなる前に限る)。
カスタムその7:ハンドルも磁化してライトをくっつける
マグネットシートが余ったのでハンドルの内側とダイソーのcoBホルダーライト(ボタン電池じゃなくて乾電池駆動の方)に貼り付けて
脱着式の庫内照明に。
100均だし防水でもないけど明るさは十分。一時的な使用ならこれで何の問題もないです。
やってないこととか
蓋にU字のとって取り付けるのが定番らしいです(ロックとロックの間のとこ)。まぁなくても開けられます。そのうちやるかも知れませんがさほど優先度高くないので今回は保留。
あとフィッシュグリップとかプライヤーとかルアーを仮にひっかけておくフレームみたいなアルミバーも取り付けたいかな。
そうそう、ドカットと言えば上載荷重500kgまで耐えられるってのが売りで、上に座れるのがいいところなのです。だからオプションで座面取り付けられるようにするのもいいかもしれない。
この辺はまだやるかどうかわからんですけど、出来たらまた記事書くか追記します。
改造費ざっくり精算
ドカットD4700本体はホームセンタで3,000円くらいで購入。
ボルト類諸々多分500円くらい。塩ビパーツが1,000円未満、ボールチェーン関係で700円くらいだったかな?
スポンジゴムは10cm角の2枚で200円、ロッドホルダー先端の差し込みスポンジゴムが2mで500円。その他ダイソーでのお買い物関係が1,000円(パーツケース除く)くらい。
本体以外のトータルは…ざっくり4,000円だ。タックルボックスシステムとしては約7,000円、10,000以内で収まったね。
お金があって時間のない人は
まぁバケットマウスでしょうね…
まとめ
とりあえず製作(改造か)記事書きました。もうぼちぼちデビューできると思います。
実際使ってみたら良いとこ悪いとこ見えてくると思うので、インプレッション報告しつつ、さらに改良が加えられればなーと思います。
んじゃまた~。
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