もしも貴方の家族ががんになったら

なんて重たいタイトルですが、確率的にはどなたにとってもリアリティのある話だと思います。ってか私にとってはリアルな話になっちゃいました。てへ。いや笑ってる場合じゃない。

書こうかどうしようか迷いましたが、実例として知っておいてもらえれば役立つこともあるかもしれないので記録しておくことにしました。

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先立つものがなけりゃ治療も出来ない

病気そのものよりまず金の心配かよ人でなし!と思うかもしれませんがはっきり言って凄く大事なことです。

なんだかんだ言って病院行って診察してもらうにしても治療してもらうにしてもお金がなきゃぁどうにもなりません。私の家族(母です)が肺がんだと知らされてまずやったことは医療保険の内容を確認して保険屋さんに連絡する、ということでした。

保険契約書確認したところ、入院一日○○円、手術○○円の支払いが受けられるってことでした。で保険屋さんに聞いたら検査での通院にも適用できるのがあって通院一日○○て支払いも受けられるそうです。「お金がなくて何にも出来ない!」ってことがないようでよかったです。マジで。まぁたっぷり貯蓄のある人は心配ないのかもしれないですけど。

進行の程度と治療の内容によっては健康保険の適用できない「高度先進医療」ってことになるかもしれません。そうなると目玉飛び出すくらいの金額が必要になるかもしれません。もし保険に「高度先進医療特約」ってのがあればそれもつけておいたほうがいいかもしれません。経過は以下にも書きますが、とりあえず今回は母はそちらにお世話にならずに済みそうなので良かったです。

年に一回くらいがん検診は受けておいたほうがいいかもね

ちなみに母の肺がんが見つかったのはがん検診を受診したからです。おかげさまでかなり進行の進んでない状態から治療を始められるようです。これが自覚症状出てどうにも具合が悪くなってからだったら…と想像するとちょっと怖いです。

簡単にこれまでの経緯を書いておくと

  • 数年前にがん検診のレントゲンでなんだかよくわからないけどなんとなく陰っぽいが見つかる
  • その後毎年の検査でも影は消えない
  • 昨年の検査で陰の大きさが11mmほどになり「多分がんだから精密検査して確認したうえで切れるもんなら切ったほうがいいよ体力あるうちに」と先生に言われる
  • 今年の検査で陰の大きさが13mmほどになり「多分がんだから精密検査して確認したうえで切れるもんなら切ったほうがいいよ体力あるうちに。去年も言ったけどね」と先生に言われる
  • 本人が娘、息子(私ね)に相談する。もっと早く相談してくれよオカン…
  • 通院しながら精密検査。気管支カメラ、PET-CT、脳MRIの結果、転移と思われる箇所は無し。「タバコすってないし肺の中も綺麗だし取っちゃえば元の生活にもどれるよ」と先生に言われる←今ここ

とまぁそんな感じです。

ちなみに気管支カメラで患部組織採取しましたがはっきり悪性腫瘍と断定できる結果は出なかったとのこと。まだ患部が小さいからカメラでは上手く組織を狙って採取できないそうです。よって結核やカビの可能性も捨てきれないが、場所と大きさ・進行具合からほぼがんで間違いないとのことで。まぁいずれにしても切ってみなきゃどうしようもないってことらしいです。

一応先生の予定としては2段階手術を考えているようです。どういうことかというと

  • まず腋(わき)あたりから内視鏡だけ入れて直接患部を観察し組織を直接採取する
  • 同時にその組織を病理検査して患部が何か特定する
  • 結核・カビなら内視鏡だけで患部のみ切除→そのまま手術終了
  • 術後も抗生物質の投薬程度の治療。1週間ほどで退院可能
  • がんならそのまま手術を継続、さらに背中を切開し上葉(片肺の上1/3)とリンパの一部を切除→手術終了
  • 近傍で転移がなければ放射線治療も抗がん剤治療もとくに必要なし。とくに術後感染症などの問題が起こらなければ長くても3週間ほどで退院

こんな感じで患部が何であれ1回の手術で済ませるってことらしいです。本人もそのほうが負担が少なくて済みますからね。

こんな感じのことを昨日病院で聞いてきまして、正直行く前は「家族の方ちょっと別室に…」とか言われたらどうしようとか不安で不安でしょうがなかったですが、とにかく治る見込みが高そうで一安心しました。

家族としては一日も早く治って欲しいし先生からも「外科の先生にすぐ相談したら年内でも多分手術できるよー」とは言われましたが、なにぶん本人も今まで大病を患ったこともなく覚悟決めるのにちょっと時間かかりそうなので実際には年明けてからの手術になるでしょう。幸いなことに進行も遅いようで多少の時間的余裕もあるようですし。まぁそうだよね、私だってもし「じゃ、来週切りましょう!はい、すぐ入院」なんて言われたら躊躇しちゃうもの…

患者家族としてできることは

治療的な意味でできることなんてもちろんないんですけど、検査なり治療なりで付き添ってあげることくらいはできますね。で、本人はもちろん動揺しちゃってるんで本人になり代わって先生に色々不安に思うことを相談すること。進行の程度、治療の方針、治癒にかかる時間、再発率、術後の生活、費用的なこと…できるだけ具体的に。無知を恥ずかしがって黙ってちゃいけません、こればかりはケースバイケースですので。命も今後の生活もかかってることです。聞けることはなんでも聞きましょう。

あと家族としては、一般的ながんに知識や心のケアの問題についてはネット上にも資料が散見するのでリストアップしておきます。

特定非営利活動法人 日本肺癌学会

ハンドブックよくわかる肺がん

こころの道しるべ

あとは必要以上にクラーイ心、クラーイ顔にならないってことが大事ですかね。もちろん不安は消えないですけど…回復したら温泉行きたいとか歩くスキーしたいとか美味しいもの食べたいとか、みんなで楽しい話をするようにしたらいいですね。とにかく本人はへこみます。だからこそ家族が明るい顔で本人の心を支えなきゃいけませんね。

個人的な思いなど

先月そして今日も私は「生きて」いるがなんてエントリを書きましたが、あれは母のがんを知る前に書いたんですよね。今にして思うと何かの予兆だったのかなーと思ったり。

正直昨年の検査結果出た時点で私に相談して欲しかったなーという気持ちはあります。私も私の兄弟も両親とは今は独立した生活ですので、母からすると私たちの家庭に迷惑かけちゃいけないなと遠慮して言えなかったみたいですけど。迷惑かけたっていいのょ家族なんだもの。そんな母に一言言っておきます。

年明けたら手術がんばろうずー、オカン。俺も出来るだけのことはするからな。

あ、あとこのエントリ書いて母を晒そうなどという意図はもちろんないです。自分も家族も健康なときには気付かないことってたくさんあります。こういったことはなってみて始めて分かることもあるし調べることもありますからね。

なんだか今回もちょっとまとまりのないエントリになってしまいましたが、今後もがんに関する情報とか実例として役立ちそうな話があればぼちぼちとアップしていこうかなと思っております。もし皆さんの家族ががんを患ったときに「そういえばドクちゃんそんなエントリ書いてたなー」と思い出してもらえれば幸いです。では。

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