6月の海釣れない釣れないと言ってたらあっという間に7月後半に入りました。ごろどくですどうも。
今年のロックとヒラメは狙って行くと徒労感酷いので早々にさけ・ますモードに入ってます。カラフトマスなんてもう北の方で釣果上がってるからね。期間指定して「カラフトマス」でググってごらん。
そんなことで過去のアキアジ(鮭)の漁獲量と今年の予測値がもう出てるのでまとめてみました。あらあら、やっぱりアソコが熱いんですね…
アキアジ 2019年漁獲予想と2015年~2018年漁獲実績
データソースは以下から。
毎年公表されてるから見てる人は見てるでしょう。
しかし公的データあるのにまとめられてないのが残念ですね…ということでテーブルで一覧化してみました。数値の単位は「千尾」です。
海区 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
---|---|---|---|---|---|
オホーツク西部 | 3,417 | 2,049 | 1,719 | 1,529 | 1,959 |
オホーツク中部 | 4,142 | 3,356 | 2,410 | 3,001 | 4,047 |
オホーツク東部 | 7,123 | 6,321 | 4,456 | 6,225 | 9,157 |
根室北部 | 5,195 | 4,001 | 1,749 | 3,068 | 4,244 |
根室南部 | 2,003 | 713 | 373 | 623 | 978 |
えりも以東東部 | 1,343 | 1,007 | 296 | 639 | 1,429 |
えりも以東西部 | 2,694 | 1,282 | 437 | 849 | 2,017 |
えりも以西日高 | 2,393 | 1,384 | 829 | 1,959 | 2,386 |
えりも以西胆振 | 1,454 | 670 | 531 | 672 | 994 |
えりも以西噴火湾 | 907 | 631 | 504 | 676 | 1,053 |
えりも以西道南 | 655 | 615 | 547 | 439 | 566 |
日本海南部 | 380 | 265 | 443 | 230 | 423 |
日本海中部 | 671 | 462 | 690 | 356 | 726 |
日本海北部 | 834 | 720 | 744 | 658 | 725 |
合計 | 33,210 | 23,477 | 15,727 | 20,925 | 30,704 |
全体としては低調だったここ2~3年に比べ、2015年並みかそれを上回るくらいの漁獲予測ですね。
海区のエリアがいまいちピンとこないと思いますが、詳細は下記の通りです。
海区の解説はここを参照してます。
- オホーツク西部:雄武町と枝幸町の町界から宗谷岬突端までの地域
- オホーツク中部:網走市と北見市の市界から雄武町と枝幸町の町界までの地域
- オホーツク東部:知床半島突端から網走市と北見市の市界までの地域
- 根室北部:知床半島突端から竜神崎までの地域
- 根室南部:竜神崎から納沙布岬突端までの地域
- えりも以東東部:納沙布岬突端から白糠町と釧路市音別町の市町界までの地域
- えりも以東西部:白糠町と釧路市音別町の市町界から襟裳岬突端までの地域
- えりも以西日高:襟裳岬突端から日高町とむかわ町の町界までの地域
- えりも以西胆振:日高町とむかわ町の町界から地球岬突端までの地域
- えりも以西噴火湾:地球岬突端から森町と鹿部町の町界までの地域
- えりも以西道南:森町と鹿部町の町界から白神岬突端までの地域
- 日本海南部:神威岬突端から白神岬突端までの地域
- 日本海中部:雄冬岬突端から神威岬突端までの地域
- 日本海北部:宗谷岬突端から雄冬岬突端までの地域
漁獲予想-実績一覧表をグラフにするとこんな感じ。
サイズ小さくてすみません。大きいのはコチラでどうぞ。
で、結局どこが熱いの?
グラフ見たら一目瞭然ですが、圧倒的に期待できるのはオホーツク東部!!
それ以外の海区では(ダメダメなここ3年の中でも多少マシだった)2016年並み前後の予測ですが、オホーツク東部では過去4年で最もよかった2015年を上回り、900万尾というここ数年ではかなりデカい数字。
それに続くのはオホーツク中部と根室北部。こちらもまぁ悪くないだろうといったところ。
要するに南は知床半島の上下、北は枝幸まであたりが今年は期待大!!ということですね。
特に旧激戦区・止別河口の規制が12月までになったので、じゃああそこに寄るアキアジをどこでキャッチするか?回遊はどちらから廻って来るのか…さぁ、考えてみましょう!!
また、激熱知床周辺・オホーツク東部もさることながら、昨年・一昨年とかなり残念(去年常呂で釣ったけど)だった枝幸~紋別~網走ラインの回復が期待できるのがうれしい。
紋別は北から廻ってくるのと東から廻ってくるのと別の群がありますからね。ということは事前(数日)の情報としてはそこじゃなくて前後の釣果を把握しておくんですよ。わかりますね?
あと全く個人的な所感ですが、枝幸の港は(特に以前のイメージで)行かない方が良いよ。モラル的にアレで釣り場激減するし、そうなると場所取り密度が上がってさらに…で、人の数ほどの釣果が得られないっていう。
一方我らのホーム日本海は…
こうして統計見るとここ数年釣れない釣れないと言ってるけど、そもそも年によらず漁獲量自体が他地域よりずっと少ないのね。
ある意味では、この地域・海区ではあまり波がないのでいつも通りタイミング次第で十分釣れる、といったとこでしょう。
ちなみにこのエリア、鮭釣人が集まるところはだいたい黒いのしかいないよ。
なので一級ポイントをほんのちょっとだけ外した、遠からず近からずの所がいいかもね~。増毛で言えば朱〇別の湾とか永〇川とか。留萌でもあのちっちゃい港(礼なんとか)の横とか…ね。
まぁ地図見てみたらいいよ。人は見かけないけどちゃんとチョロ水ポイントあるから…
太平洋は?
分かりません。行ったことありません。たぶん今年も行かないでしょう(たぶん)。
十勝などは例年かなり早い時期に第1陣来たりする(そして瞬間的だけどすごい釣れたりする)ので準備と偵察を怠らないように。
十勝・日高は過去2,3年よりはかなり良さげな感じですので。まぁ行かないけど(たぶん)。
まとめ
今年はシーズンインする前から残念な感じではなくて良かったです。
とはいえ、北海道でも普通に台風やそれに近い規模の低気圧が普通に来るようになったし、岸寄りと増水タイミングが重なって、釣り場に立てる前に一気に遡上してしまった、あるいは一度寄った群れが全く遠のいてしまって何週間も岸に戻ってこない、、という例も増えてきました。
全道ダメならそれはそれで諦めもつきますが、出撃可能回数も(普通の人は)限られているでしょうから、東と西とか、南と北とか、ある程度違う地域のポイントも把握しておくと良いと思いますよ。
なお再度お知らせですが、河口規制エリアは前の記事でGoogleマップにまとめましたので合わせて参考にどうぞ。
もールール違反ばっかりだとそのうち本当にさけ・ます釣り全面禁止になっちゃうからね。気をつけてね。んじゃまた~。
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