前回中身のチェックをしたので今回からようやく実際の製作に入ります。
勢いで買ってきたは良いけどここから急にモチベーション下がったりすることもありますが、パーツ数の少ないキットならではのやる気全開組立て法で行きたいと思います。
(前回記事はコチラ。)
いきなり説明書無視!?
ということでまずやること。
説明書にざっと一通り目を通したら、おもむろにパーツをランナーからニッパーを使ってポイポイはずしていきます。説明書の組立て手順は無視。え、良いのかそんなんで!?
しかも一般的に言われるような「中性洗剤でランナー丸ごと1度洗う」ってのはやりません、めんどうくせぃので。どうせ組立て・加工したあとに汚れ落としのための洗浄行うから最初は端折って良いんです。30年前のハセガワのヒコーキみたいに離形剤たっぷりなんてことは今のキットじゃないですしね。
接着するのにどうしても気になるんだったら、接着面だけ薄め液含ませたティッシュで拭き拭きすればOKです。
これが時間のないオッサンが完成にたどりつけるかどうかの分かれ目。バラけた部品になっただけでかなり完成に近づいた気になっちゃう(気持ちだけ)でしょ?これで途中で投げ出す確率が50%くらい減ります。
この方法は20年位前のモデルグラフィックスで当時のカーモデルライターだった若島あさひがタミヤ1/12マクラーレンMP4/6の作例記事書いたときに紹介した技(なのか?)です。マジでオススメです。
車とかモビルスーツとか左右対称のものは紛らわしいパーツもありますが、だいたい良く見れば番号なくても区別は付きます。目を皿にして穴が開くほど見ても区別が付かないようなパーツなら間違えても大丈夫なところなのです(オレ調べ)。精神衛生上素晴らしい制作方法だと思います。
だいたいガンプラに限って言えばほとんどあとでABSとポリキャップ部分で差し替えられるものですから万一間違って組立ててもあとで組み替えることなど造作もない(8割くらいは!あとの2割は自己責任でヨロシク)ですからね。
ほーら減った、見た目に作業量が減った(気がする)!
シャア専用ズゴックさんのパーツを全部もいでいくとこんな感じ。ABS樹脂にものっすごい紛らわしいパーツ(手足の蛇腹部分に入る関節パーツ)があったのでそれ以外は全部切り離しました。
パッと見でどこに使うパーツかわかるものは次々に切り出し、枠だけになったランナーは捨てちゃいます。今回のズゴックのスチロール樹脂の枠はこの時点で用済みです。ポリキャップとABSパーツの一部分だけが手元に残ります。
枠からパーツを取り外すときの注意が一点。ランナーと繋がってるゲート部分はパーツギリギリで切り離さずちょっと枝が残るようにすると完成時の仕上がりが良くなります。
一応今回は出来るだけキットの成型色を生かす方向でつくるので、パーツ側にえぐれが発生するとパテのお世話にならざるを得ないのと、えぐれないにしてもニッパーの押圧で白化すると始末に困るからです。まぁ頑張れば誤魔化すことはいくらでも出来るのですが可能なかぎり余計な仕事は作らないように気をつけます。
で、パーツをもぎ終わったらいそいそと仮組みします。説明書どおり最初から順にやって言っても良いですし、腕から先、足から先、頭がなきゃやだって人は頭からでもいいです。ガンプラはたいてい関節ごとにひとまとまりにになってるので、好きなとこから組んでって良いです。これもモチベーションを落とさない秘訣。
ちなみにあとで仕上げのために一旦バラすのですが、そのときに作業しやすいようにはめ合うピンは穴にちょっと刺さるくらいのとこまで切り詰めると良いらしいです。私はやらなかったけど(というわけでその写真なくてスマソ)。
さてこのズゴックさんですが、手足の蛇腹のところは
こんな風に一個一個が別パーツになっており、中にABS樹脂の軸を通して連結してく感じになります。旧キットは上腕で1パーツ、太ももで1パーツとかだったので可動範囲が大幅に増えてるわけですね。
一通り組みあがると
ワーイワーイ、形になった!腕だけ、足だけでそれぞれ4関節、5関節くらいあるのでポージングも自由自在。四股だって踏めちゃいます、こんな風に。
ポリキャップ+ABS樹脂だから遊んでも関節へたれないし間違って軸がポッキリ折れる可能性も極めて低いです。すばらしい。箱をあけてここまでの作業時間、約1時間半。あっというまですね。
いわゆるパチ組み(塗装もしないし仕上げ処理もほとんどしない組み方)ならここで完了…でもいいのですが、せっかく作るのなら綺麗に仕上たいですよね。
ということで次回からはパチ組みから一歩進んだ、ちょっとステキなズゴックさんを目指すための作業に入りたいと思います。
続きはコチラから。
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