クッキークリッカーが教えてくれたこと

インターネット一般

Cookie Clickerというゲームが話題になっている。ゲーム、と呼ぶのが正しいかどうか議論のあるところかもしれないがとにかく実際にプレーをしてみた。

宇宙を創造したものは宇宙の外に存在するのか

Cookie Clicker/クッキークリッカー

ゲームのシステムは実に単純だ。画面左側のクッキーを1回クリックすると1枚のクッキーを製造する。10クリックなら10枚だ。ひたすらクリックすればそれだけクッキーが増える。製造したクッキーの数によってクッキーを製造するためのアイテムを購入することができる。いや、貨幣ではないので購入というか物々交換なんだが。

カーソルアイテムは手動でクリックしなくても10秒に一回勝手にクリックしてくれる。グランマ(ババア)はカーソルよりよく働いてもうちょっと効率よくクッキーを作ってくれる。さらに溜まったクッキーでもっと効率よく(そして自動で)クッキー製造をすることの出来るアイテムを手に入れる。

こうしてひたすらクッキーを作り続ける。その辺のことは

クッキー・クリッカーについて | 本の虫

コチラの記事に詳しいので割愛するが、お判りの通りこのゲームには終わりはない。いやプログラム上あるのかもしれないけど少なくともプレイヤーにはどこが終わりかはわからない。現代人のわれわれには宇宙の終わりが「本当に」あるのかないのか確かめようがないのに似ている。

またもっとも効率よくクッキー製造することのできるアイテムは反物質装置だ。つまり無から有を生み出す。正確には物質と反物質の対消滅によって高い密度のエネルギーを得、それによってクッキーを製造しているのだろう。

つまりクッキークリッカーの世界は一種の宇宙だ。終わりのないクッキー製造、では最初の一枚は一体だれが作ったのか。プログラマーたる神だ。彼こそ無から有を作った。これは宇宙は入れ子構造たりうることを示唆している。クッキークリッカーの宇宙の外に神プログラマーが存在するように我々の世界の外にも我々の宇宙を作った神が存在しうる。そしてその神をも包含する世界も想像に難くない。

また今後クッキークリッカーⅡとかクッキークリッカーⅡダッシュとかクッキークリッカーⅣVOLTなんかも生まれるかもしれない。これは平行宇宙の可能性も示唆している。

このようにクッキークリッカーとは我々を宇宙探求の旅へ導く経典なのかもしれない。だがそんな考えはあまりに遠大過ぎて少々疲れないか?何しろ我々が実際に行っているのはディスプレイを眺め続けて、時々クッキーをクリックする程度のことなのだから。

疲れたらクッキーを食べればいい。疲れには甘いものが一番だ。

宇宙一わかりやすくアイスボックスクッキーの作り方を解説しますょ | 56docブログ

これはこれで美味しい。だがクッキークリッカーのあのクッキーとはちょっと違う。たぶんあれはチョコチャンククッキーだ。そうだ、あそこに行けば食べられる。

Coffee stand Container

チョコちゃんクッキー、焼けちゃいました。|COFFEE STAND CONTAINER

ちなみにクッキークリッカーには「ふっかつのじゅもん」がある。プレイデータのエクスポートだ。

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とりあえず一日くらい回したプレイデータだ。センターカラムの【Menu】-【Import save】でこいつをコピペしたら1億1千7百万枚/秒くらいの製造能力を体感できる。ババアは140人いる。

ともあれ人間の寿命は短い。ババアの寿命はもっと短いだろうがクッキーを焼くのに精を出している。我々が生きている間に宇宙の真の姿が解明されることはないだろう。限られた人生の中であとどれくらい美味しいクッキーが食べられるだろうか。クッキーをもしゃもしゃ食べながらそんなことを書き綴ってみた。そして気が付いた。

クッキーはポテチのようにキーボードがベタベタにならなくて良い。素晴らしい発見じゃないか?

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