ダイソー・ミノーモンスターの改造ネタ、9cmに続いて11cmと13cm編です。9cmについては以下参照。
ガン玉で重量増する基本概念は変わりませんのでポイントのみサクッと書いておきます。
ミノーモンスター11cmの改造
復習ですが、ミノーモンスターのサイズはフローティング・シンキングとも9,11,13cmの3種類があり、
シンペン化で使うベースはどのサイズもシンキングです。9cmの改造前後の重量比較は前回書いてるので割愛。11cmは
フック除いて12.1g(ダイソークオリティなので個体差あり。以下同様)です。
これに開口してガン玉ブッコんでいきますが、9cm版と違ってリップ付根部分には入れません。したがって、『シンペン化』と言いつつ、リップを残置することが可能です。
このため開口はリップのすぐ後ろと尾の方(可動ラトル空間最後端)の2ヶ所のみです。11cmと13cmは一番後ろにも固定ラトルが入ってるので間違えてそこに穴開けないように。
肝心の追加重量バランスは以下の通り。
- 前:3B×2
- 後:3B×4+B×2
3Bは結構デカいので穴の直径は5.5~6mmくらい欲しいです。
後ろは9cmのときと同様いれる順序通りで、標準で入ってるラトルは前側に来るように。前穴の方は3Bが2つで結構いっぱいいっぱいになるかもしれません。
1個目を入れるときから、金属棒などでやや潰し気味に押し込むと空間確保しやすいです。
こんな感じでガン玉出っ張らないように仕上げます。全てのガン玉を入れ終わったら9cm同様可動が死なないように封口してください。
仕上がり重量はコチラ。
フックなしで19.0g、実測で6.9g増です。計算値では7.1gなのでだいたい良いとこじゃないでしょうか。なお標準通りのトレブルフック×2装着で
投擲重量20.5gです。
ミノーモンスター13cmの改造
続いて13cm版。改造前の重量は
フック除き21.3g。
13cmは開口位置が異なります。前穴はリップ付根後方で11cm同様ですが、
後穴はベリーフックアイのすぐ後ろとします。しっぽの方じゃないです。13cm版の追加重量バランスは以下の通り。
- 前:3B×7
- 後:3B×10
3Bが1個で1gなので計算値で17g増(!)になります。元も重いのですが内部空間が広いのでこれくらいいけます。標準可動ラトルは仕上がり時に後ろに来るように。
それと、頭の方の空間は背中の空間とつながっており、ガン玉の形状如何では背中側に流れてしまう恐れがあるので、しっかり固定できる様ガン玉通しがかみ合うか、若しくはエポキシ接着剤ちょっとだけ付けながら入れて頭側から動かないようにする必要がありますので注意してください。
もう見た目で重量感あるでしょ?あ、そういえばミノモンシンキングの整形色白って言ってましたが、13cmだけは透明で、フローティングと同じようです。
仕上がり重量は
36.5gで15.2g増。計算値より若干少ないです。サイズがサイズなので塗膜減が結構効いてるのと、開口の封孔も元の重量までは戻してないためと思われます。でも十分ですね。投擲重量は
38.2gで、ジグベイト/ジグロックのMAXサイズとほぼ同等。シルエットが全然違うから全く同じだけ飛ぶわけではないですけどね。
まとめ
以上駆け足で11cm版と13cm版の、バランスを考慮したミノーモンスターのシンキングペンシル化でした。リップの処理はご自由に。
残してもウォブリングが強くなるわけではない(あくまでロールアクションが中心、中速でちょっとウォブる程度)のでキャスト時の空気抵抗減らすのに切ってもいいです。
ただレンジキープし易くなるのと表層早巻きで飛出し難くなるメリットもありますので使い方次第といったところでしょう。
ミノモンに限らず一般論ですが、可動重心モノのバランスいじるときは
ベリーフックのすぐ後ろを支持して頭下がり/尾下がりを確認しながらやると試行錯誤の無駄がなくていいと思います。
11cmと13cmの改造シノペンの使いどころは遠浅サーフをメインに想定してます。メタルジグで縦には動かしにくいけど、飛距離は欲しい、みたいな。
そういうこともあってフォール時の姿勢は結構大事です。立ち泳ぎは絶対ダメ。こういうのは実際作ったらお風呂で良いので、とにかく一度はスイミングアクションとフォール姿勢をテストして見てください。
さて石狩~留萌サーフではヒラメ開幕と聞いております。が今週末も所用で出撃できません。来週末どうかなー、行ける回数少ないと荒天か怖い。仕事で外業のときは割と晴れ男なんだけど…
7月初旬までにヒラメネタがこのブログに上がらなかったらお察しください。んじゃまたー。あ、釣りに行くときはライジャケ忘れずにね!
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