ハードルアーのコーティングと言えばウレタンどぶ漬け、あるいは木質系(バルサミノーとか)ならセルロースセメントどぶ付けが一般的です。
いずれも何度も浸漬・乾燥を繰り返すので仕上がるのにまる一日~数日かかったりします。
私は安物のルアーしか使わない(だいたいダイソーか建築部品の改造品)ので
手抜きでエポキシ接着剤で簡易コーティングをしたり、あるいはもっとお手軽にネイル用トップコートを塗ったりして使っておりました。
これはこれでどぶ漬け系よりは相当お手軽です。しかしながら2液混合エポキシは混合後の可使時間が短過ぎて一度に作業可能な数にも限りがあります。トップコートは厚みでないし。
さらにもうちょっと手抜きできないかなーと考えながら手芸屋さんなどを物色してたらいいものを見つけましたのでご紹介しておこうかなと思いまして。
UV硬化は仕事が早い
その方法というのはUVレジンをブラックライトで硬化させる方法です。
北海道にはマリエッタなる手芸屋さんチェーン点がありまして、偶々そこでUVライトとレジン液セットで2,000円以下で見つけました。
特売品だったみたいです、ラッキー。
使用方法はいたって簡単で、ルアーにチョンと落したレジン液を爪楊枝の先などで塗り伸ばし
ブラックライト照射すること4~5分。
買ったセットのライトは90秒オートOFFなので、3ターンくらいで実用硬化になります。指触硬化なら、分厚くなければ1ターンほどでも。
とにかく尋常でない手軽さでコーティング作業が終わります。ですので
これは蓄光テープでグローゼブラにしたものですがこんだけやって小1時間ほどで作業完了ですよ、すごくない?
硬化開始前の可使時間は十分すぎるほど取れるので、高級1群ルアーは気泡抜きも表面均しも納得するまでやれますしね。
耐久性・強度など
砂サーフでずるずるやったくらいではそうそう傷だらけにはなりません。
玉石サーフや岸壁で硬い面にガンガンぶつけまくったらさすがに割れてきます。体感的にエポキシ接着剤と同程度かそれ以上なので十分実用の範囲です。ネイル用トップコートよりははるかに良いです。
ウレタンでも割れるときは割れますしね。
メタルジグの裏表のフチのところはややコーティングし難く厚みを出しにくいのでそこだけ全体硬化後にもう一度余盛しておくとグッと安心感は上がるかも。
コスパとか
ブラックライトで若干の初期投資はあるものの、レジン液は買ったセットの25gでも数十個塗ってもまだ余ってますわ。
amazon辺りでは100g2,000円もしないですからね。
ウレタンドブ漬け用に瓶買いして結局使わなかった分も硬化して捨てるのに比べればはるかにお安く済むと思います。
まとめ
以上UVレジンによるハードルアーのコーティング方法でした。先に書いた通りウレタン瓶買いのような無駄が発生しないのが良いのと、塗り作業の簡易さがおすすめポイントじゃないでしょうか。
ダイソーメタルジグも箱出しで全然釣れるんですが、なんせ標準塗膜は異常に弱いですから、うっすらでもこのコーティングを施しておくと寿命がぐーんと延びると思います。
ま、私の場合は底攻めすぎて根掛りロストする確率の方がずっと高いですけども…
そろそろこちらの地方もヒラメが釣れ出したので、昨年釣れなかった分今年は頑張ろうと思います。
んじゃまたー。
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