どうも、ごろどくです。こんにちわ。前回の続きです。
タイトルバレなので結論書いちゃいますが、3年越しでやっとアキアジ(鮭)釣れました。前の記事でもったいぶってたやつです。にょほ。
平常運航でボウズ感ありすぎ…
釣具屋のブログ見てもどっかの鮭釣り掲示板見ても道新木曜夕刊(っていうかつりしん情報)見ても、まー今年は鮭全然釣れてないわ釣れてないわ。
北海道でサケの漁獲量の旬報出てるんですが、そちらを見ても9月末の時点で全道対前年比67%とか。
自分は行かないですけどえりも以東なんて前年の30%以下ですよ。悲惨すぎる。漁獲量=釣果じゃないですけど、普通に考えて比例しますよね。
そんな感じなのでわざわざ遠くに遠征してもなぁ…と思いつつ諦め半分で別苅港に行ってまいりました。10月9日に日付変わった頃自宅出発です。
2時頃には別苅港着、しかしさすがにもう寒いので夜ロックやる元気もなく車中で仮眠です。4時半過ぎに目覚め港内見てるとほどほどに跳ねてはいるようです。鮭はいます。いるだけはね…
寒いので動きも鈍く、のそのそ準備して竿出したのが5時頃でしょうか。1投目で…即ヒット!?
ブルッブルしてるこの感じ、絶対に鮭ではない。絶対に鮭ではない。大事なので2回言(以下略
だよねー、君だよねー。その後もブルブルアタリでガンガンエサ取られます。上げる気ないので当たったら即逃げ巻きします(針外すのメンドクサイ)。全部ソイかウグイかフグでしょう。泳いでるの見えるし。
1時間もして日も上がってくると港内は底まで見えます。跳ねはなくなり、周りも全然釣れてません。港内で竿出してるのが40人くらいいましたが、鮭釣れたの目視確認できたのはここまで2人だけでしたね。港の進入路前で1匹と、外堤防の真ん中あたり内向きで1匹。
しばらく見てると数匹~10匹ぐらいの鮭の小群が何グループか岸壁沿いを泳いでるのが確認できます。回遊方向が一定なので同じ方向にルアーを流しますが全く見向きもされません。並びでやってる他の人も全然ダメ。口を使わない連中でした。
開始から3時間くらいでもう雰囲気全然ダメなので、やめて増毛でサバ釣ってこよーと思い、片づけつつ漁港の外を見てたら、防波堤すぐ横の小河川(別苅川でいいのかな?)の河口で次々鮭を上げてる御仁がいらっしゃいます。
スレ掛け狙いかと思ってしばらく見てましたが結構口使う連中が釣れてるじゃないですか。これは、と思い移動前にこちらで竿を出すことに。
見えてる魚は釣れないというが…!!
このの川、今年は河口に砂がたまり出口が曲がってすぐ前が駆け上がりになっておりまして、その奥の深みの所から河口に向けて背びれみせながらウジャウジャしてます。私は堤防の上から投げてたので群れてる連中の動きがよく見えます。
昨年までは防波堤沿いにそのまま川水が流れ出していたので、今年はかなり魚の溜まりやすい状況と言えますね。見えてる魚は釣れないとよく言いますが…
ウキ下は激浅にセット。他の人が仕掛け回収するのを待ち、群れの向こうに投げる・巻く・群れの中を超微速巻き・通過で反応なければ即回収、をひたすら繰り返します。
これがまたなかなか釣れない…と、2時間ほど粘ってたら、あれ?巻いてた自分のウキ見失ったぞ…どこいった、隣のぼっちゃん(親子連れのお子さん、後で聞いたら釣り自体初めてだったらしい)に被せられてお祭りで持ってかれたか…と思ったら竿に突然ドーンと重みが乗る!
ついにキタ――(゚∀゚)――!!
周りでほかに投げてる人もいるので迷惑かけないようにゴリ巻きです、なんせフィッシュランドで買った中古2,000円の謎ロッド、H(ヘビー)でパワーだけはあります。値段気にせずにグイグイ寄せられます。
ものの1,2分もしないうちに防波堤際まで寄せ切って、あとは手元で遊ばせて弱るの待ち…そしたら隣のぼっちゃんのお父ちゃんが親切にタモ入れしてくれて、ついに人生初のアキアジゲットDEATH!!
Oh、スレがかり…しかも真っ黒で牙のはえた怪獣です、顔面でオス確定です。でもうれしいよ、初めてだからね。
体長は60cm以上はありそうです、がまったく釣れる気もしてないのでメジャーなんて気の利いたものは持ってきてません。釣ったのが初めてなら〆るのも初めてですが、冷静に冷静にと自分に言い聞かせつつ、こん棒(100均の麺棒だよ)で脳天を一撃HIT、魚苦しませちゃダメよ。で速やかにエラ切って血抜き、袋に入れて保管です。
さすがにスレがかりで「釣った」とは言い難いのでもうちょっと頑張ります。時折りスッと綺麗なウキの沈みのあるアタリがあるのですがあえなくバラシ。先ほどのから1時間ほどでしょうか、浮きの沈みからすぐさまドスン、特にアワセもしてないけど、これはさすがにガッチリ乗ったぞー。
とはいえ途中バラシが怖いので、先ほどよりは多少慎重に時間をかけて寄せる…魚の姿が見え…おお、今度はちゃんと喰っとる。さっきよりは小型かな?
お隣さんは直前に1匹上げたので〆てる真っ最中。自分のタモは短いので水面まで届かない…
ロッドが頑丈なのは1匹目で確認済み。ならばブッコ抜いてみるか(良い子はマネしないように。普通のサーモンロッドではできません)。防波堤越しに無事回収!
またまた真っ黒いよー、でも顔はさっきよりは優しそうだよー。雌雄判別不明ですこの時点では。メスならいいなぁ…イクライクラー。脂鰭デカいなぁOrz
やればまだ釣れる感じでしたが昼もまわろうとしてるところ、夜明け前から休みなくやってたのでさすがに疲れた。今日はこれくらいで終了。
なお帰りに増毛港寄って弁当喰ってからサバ偵察しましたが、この日は全然ダメでしたねー。先に入ってやってた人の釣果見ても数匹だけ。試しに撒餌しつつ30分くらいサビキ垂らすものの、釣れたのはほんとにちっちゃいやつ1匹だけ。
うちの奥さんからサバの竜田揚げ食べたいとリクエストされてましたが…まサバよりデカいの釣ったから勘弁してね。
ということで帰宅後計測
以下自宅の玄関前で計測です。
1匹目の怪獣、ぴったり70cm!体まがってるからもうちょいあるか?
2匹目雄雌不明、50cmちょっと。腹ポテッとしてないなぁ…
忘れてましたがタックルなど
今回使ったタックルですが、先に書いた通りロッドはフィッシュランドで買った中古2,000円の謎ロッド。TIGAのSPEARⅡとかって言うベイトロッドでググっても詳細分からず。
7ftで表記上はH(ヘビー)になっておりやす。なまら硬い。ラインが20lbまで、ルアーウェイトが3ozまで。根魚でも釣るのか、それとも船でバーチカルに重いルアーしゃくるやつなのか。よくわからん。使えれば何でもいいや。
リールはecoodaのDELTA DB100TTEやつ、右ハンドル。詳しくは
増毛~留萌海岸、初めてのベイトタックルでサクラマスとブリにアタックしてきました! | 56DOC BLOG
この辺に書いてあります。ドラグがMAX4kgしかないので、2匹目ブッコ抜いた時スプール押えながらだったのはナイショ。
で、浮きルアーなんですがタイトルにある通りルアーはスプーンじゃなくてなんとダイソーのジグロック28g。タイガーストライプに片面だけちょこっとペイント入れてある。
1個108円ですよ。いやーマジ有能だわこれ。
フックは単品針買ってきて自作。基本的にジギングの時と作り方は変わらないです。
このやり方でフックをサーモン用19号に替えただけです。作りが甘いと最悪アシストフック抜けとかあるかなーとか思ってたけど大丈夫でしたね。あとサーモンスイベルSサイズ(またはサイズ4とか)くらいのやつに繋いで普通にタコベ被せてます。
フロートもこないだ自作したやつ。
今年もさほどアキアジ釣行に出てない(実質2回目)のでなんともアレですが、断面積が小さいのと余剰浮力があまり大きくならないように調整してあるので、アタリ時のフロートの沈みは大変スムーズです。これからも使っていって大丈夫そうです。
エサは前回釣行で釣ったウグイを持ち帰り、切って塩〆しておいたもの。エビ粉カツオ節粉まぶしてます。
ウグイ使ってる人も少なくないと思いますけどメジャーなものと言えばソーダカツオ・サンマ・紅いか・赤えびとかですよね。釣れるときはウグイでも釣れてしまうんですね…
頂戴したお命はたとえ黒くても美味しくいただきます
片付けほどほどに済ませて、あとは解体です。
普通に3枚です。身の焼き物オンリーなら2枚のほうがいいかもしれません。骨ついてる側は中ふっくらジューシーに焼けますので。
これは3枚おろしなので骨なしで素焼きね。黒くなりかけた鮭でも十分な味わい。写真の真ん中のはカマんところで、特に脂がしみ出てくるんですよ…
あとちゃんちゃん焼きね。味噌仕立てで野菜と一緒に蒸し焼きに。半身の半分サイズならフライパンでも全然いけます。
アラは三平汁に。三平汁と石狩鍋の違いが分からない!という方、三平汁は魚の味を生かしてお塩で仕立て、味噌で味付けするのが石狩鍋なんですよ。頭の先っちょ、氷頭っていうんですかねあの軟骨のところ。コリコリ食感が最高です。
汁ものにするときはアラは最初に熱湯をサッとくぐし、臭み取りとアク抜きをすると良いですよ。
ところでこの三平汁には中骨が入っていません。なぜならば
圧力鍋で甘辛く炊いてみた。骨まで食べられるんですよ鮭は!ちょうど新米の時期と被ってるので最高です。
ところで例の2匹目、残念ながらこちらもオスでした…でも白子も美味しくいただく。はいそこ、がっかりしない。
アラと同じように熱湯をサッとくぐらせてー
白子は煮付けたり鍋の具にしたり…というのがメジャーかと思いますが、子どもとか割と苦手な感じですよねー見た目も含めて。
なのでこうしてバター醤油&すりおろしにんにくちょっと加えて焼くと子どもでも抵抗なく食べられると思います。しっかり焼くとねっとり感あまりなくプリッとして美味しいのです。
メスが釣れた人、イクラのほぐし方としょうゆ漬けの作り方は
に書いてあるので良かったら見てみてね。
心臓は小さいけど焼き物で、血合(腎臓)はめふん(塩辛)にして食べられるし、鮭はホント、消化器官ぐらいしか捨てるところないなぁ。
まとめ
銀ピカギャルとはいきませんでしたが、とにかく最初の1本をあげられたので自分的には十分満足です。それも今シーズンの全然釣れない中でですから。
今シーズンあと一回行けるかどうかもわかりませんが、チャンスがあれば次はメスを何とか仕留めたいところです。あんまり力入れて釣れないとがっかりするので、小物釣りに行って、鮭がいたらついでに竿出すくらいの方が気楽でいいかもしれません。
鮭釣り(っていうか釣り全般だけど)始めたきっかけはおとんの残した釣具で、結局タックルは入れ替わっておとんの道具で釣ったわけではないけれど、とりあえず足かけ3年で鮭を釣るという目標は何とか達成しました。楽しいこと教えてくれてありがとう、おとん。道具はまだ捨てないでとってあるからね、投げ釣りの時にでも使わせてもらうよ。
さてさて悪い状況の中でも日本海側は前年並みかそれ以上は漁獲があり、オホーツクも前年の60~70%といっても百万尾という単位では漁獲はある(旬報参照)のでチャンスはゼロではありません。
シーズン終わるであろう10月いっぱい、ラストスパート頑張りましょうー。え、私?次はチカ釣りかな!んじゃまたー。
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